ランボルギーニ、LMDhのベースシャシーにリジェを選定。4コンストラクターが揃う

 2024年からWEC世界耐久選手権とIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の双方に新型LMDh車両を投入する予定のランボルギーニは、フランスのリジェ・オートモーティブとのテクニカル・パートナーシップを発表、ランボルギーニLMDhマシンはリジェLMP2シャシーをベースにすることが決定した。

アイアン・リンクス、スパ24時間の前哨戦を1-2で制す/GTWCヨーロッパ第4戦ポール・リカール

 6月5日、ファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパの2022年シーズン第4戦ポール・リカール1000kmの決勝レースがフランス、ポール・リカール・サーキットで開催され、アイアン・リンクスの71号車フェラーリ488 GT3エボ(ダニエル・セラ/ダビデ・リゴン/アントニオ・フォコ組)が優勝した。

 シリーズのハイライトであるスパ24時間の“前哨戦”である今戦を制した71号車フェラーリはポールポジションからのスタート後、序盤はポジションを落とすことになったが、それを跳ね返し6時間レースの終盤2時間を支配した。

レクサスRC F、デトロイトで今季初優勝。総合優勝はチップ・ガナッシ・キャデラック/IMSA第6戦

 6月4日、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第5戦『シボレー・デトロイト・グランプリ・プレゼンテッド・バイ・リア』がデトロイトのベルアイル・パークで行われ、チップ・ガナッシ・レーシングが運営するキャデラック・レーシングの01号車キャデラックDPi-V.R(ランガー・バン・デル・ザンデ/セバスチャン・ブルデー組)が優勝した。

 シリーズ最高峰カテゴリーのDPiと、GT3カーを用いるプロ・アマクラスのGTDの2クラス計16台が参加した今戦は100分間のスプリントレース。その決勝に向けた予選ではキャデラック・レーシングのブルデー駆る01号車がポールポジションを獲得し、GTDクラスではバッサー・サリバン17号車レクサスRC F GT3に乗り込んだカイル・カークウッドがクラスポールを奪った。

BMW、新型LMDhマシン『BMW M ハイブリッドV8』を発表。2023年IMSAに投入へ

 6月6日、BMW Mモータースポーツは、2023年からIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の新たなトップカテゴリーとなるGTPクラスへと投入する、新型LMDh規定車両のデザインと正式名称を発表した。

 正式名称は『BMW M ハイブリッドV8』とされ、フロントエンドには“ワイド・ギドニー”を採用し、BMWの現行ロードカーと共通するデザインテーマを表現している。

パリから“ミニバン相乗り”でやってきたFE御一行/ランボルギーニLMDh参画チームの噂etc.【テストデーTopics】

 6月5日、サルト・サーキットで計8時間にわたって行われた、第90回ル・マン24時間レースのテストデー。決勝を翌週に控え、各陣営はこの公道を含む全長13km超のコースを今年初めて走行し、マシンのセットアップを行った。

 ここでは、テストデーのパドックで集めた情報をお届けする。

■IMSAデトロイト、FEインドネシアからの“大移動”

GR010でのル・マン初走行は「信じられないほど好感触」と平川亮。トヨタ、テストデーを順調に終える

 6月5日、2022年WEC世界耐久選手権第3戦として開催される第90回ル・マン24時間レースのテストデーのセッションが、フランス・ル・マンのサルト・サーキットで行われ、2台のGR010ハイブリッドでハイパーカークラスに出場するトヨタGAZOO Racingは、7号車が総合トップ、8号車が3番手で8時間の走行を終えた。

ル・マン24時間テストデー:セッション2もトヨタ7号車がトップ。木村組フェラーリがクラス首位【タイム結果】

 6月5日、フランスのル・マン24時間サーキット(通称サルト・サーキット)で始まった、2022年WEC第3戦/第90回ル・マン24時間レースの公式テスト”テストデー”のセッション。午前中のセッション1に続き、14時から4時間行われたセッション2では、トヨタGAZOO Racingの7号車GR010ハイブリッド(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス)がトップタイムを記録し、テストデーの走行を終えている。

ル・マン24時間テストデー開幕。セッション1はトヨタ7号車最速。ポルシェ2台にトラブル【タイム結果】

 6月5日、フランスのル・マン24時間サーキット(通称サルト・サーキット)で、2022年WEC第3戦/第90回ル・マン24時間レースの公式テスト”テストデー”のセッションが行なわれ、午前9時からの4時間のセッション1では、トヨタGAZOO Racingの7号車GR010ハイブリッド(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス)がトップタイムをマークしている。

苦戦のポルシェ、“最後のル・マン”で4年ぶりのクラス優勝を切望。新燃料と新タイヤがカギか

 WEC世界耐久選手権のLMGTEプロクラスに参戦するポルシェGTチームは、911 RSR-19で挑んだ過去2回のル・マン24時間レースで1回の表彰台しか獲得できていない。ドライバーのリヒャルト・リエツとミカエル・クリステンセンは、このル・マンにおける困難な状況に終止符を打つことを望んでいる。

 ポルシェは2018年にクラス優勝を果たして以来、勝利から遠ざかっており、とくに2019/20シーズンに現行車両の『-19』を投入して以降、ル・マンでは苦戦を強いられてきた。

日程重複で欠席のドライバーに“罰金”/懸念される富士大会の輸送コストetc.【ル・マン車検2日目Topics】

 6月4日土曜日、ル・マン市内のリパブリック広場では、第90回ル・マン24時間レースの公開車検2日目が行われた。土曜日ということもあり、多くの観客がマシンやドライバーを一目見ようと集まった。