パリから“ミニバン相乗り”でやってきたFE御一行/ランボルギーニLMDh参画チームの噂etc.【テストデーTopics】

 6月5日、サルト・サーキットで計8時間にわたって行われた、第90回ル・マン24時間レースのテストデー。決勝を翌週に控え、各陣営はこの公道を含む全長13km超のコースを今年初めて走行し、マシンのセットアップを行った。

 ここでは、テストデーのパドックで集めた情報をお届けする。

■IMSAデトロイト、FEインドネシアからの“大移動”

プジョーLMHドライバーも参加。ル・マン24時間テストデーのエントリーリスト発表

 ル・マン24時間レースをオーガナイズするACOフランス西部自動車クラブは、6月5日に行われる第90回ル・マン24時間レースのテストデーのセッションに参加する全62台のチームとドライバーを、6月1日付で発表した。

 同じく1日付で本戦向けのエントリーリストもアップデートされており、この本戦向けエントリーに第4・第5のドライバーを追加したものが、テストデーへのエントリーリストとなっている。

チーム・ペンスキー、ル・マン24時間限りで今季参戦を終了へ。「ポルシェLMDhに最大限の力を」/WEC

 WEC世界耐久選手権に参戦しているチーム・ペンスキーが、第3戦ル・マン24時間レース限りで今季のエントリーを終了し、残りのシーズンには出場しない方針であることを明らかにした。

 2023シーズン、ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツとしてWECのハイパーカークラスおよびIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のGTPクラスにポルシェLMDh車両で参戦する予定のチーム・ペンスキーは、世界選手権での経験を積むために2022年のWEC・LMP2クラスへと参戦。フェリペ・ナッセ/デイン・キャメロン/エマニュエル・コラールを擁し、第1戦セブリング1000マイル、第2戦スパ・フランコルシャン6時間の2イベントをここまで戦ってきた。

Next-Gen初のダートオーバル戦、トヨタのカイル・ブッシュが待望の今季初優勝/NASCAR第9戦

 1970年代以来のリバイバルとして、昨季に引き続き実施されたブリストルでのダートオーバル戦、2022年のNASCARカップシリーズ第9戦『Food City Dirt Race』が4月16~17日の週末に開催され、舗装時代から同地通算8勝を記録する相性の良さを誇るカイル・ブッシュ(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタ・カムリ)が、ファイナルラップ最終ターンの逆転劇で今季初優勝。グリッドに並ぶ現役ドライバーでも最多勝となるキャリア通算60勝に到達するとともに、新車両規定“Next-Gen”での自身初勝利を手にした。

 2021年のトライアルに続き、今季もブリストル・モータースピードウェイのダートトラックに見参したカップシリーズの一行は、このトリッキーな0.5マイルのグラベルサーフェースで新規定車両がどんなハンドリングを見せるか。誰もが「未知数」と語るなか、各車の走行で「路面状況の改善が進んだその先」を見据えた難しいセットアップを強いられることとなった。