【順位結果】2022年WEC第3戦ル・マン24時間 予選

 6月8日、“世界三大レース”のひとつでWEC世界耐久選手権のシーズンハイライトでもあるル・マン24時間レースの予選がフランス、サルト・サーキットで行われ、TOYOTA GAZOO Racingの7号車トヨタGR010ハイブリッド(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ-マリア・ロペス組)が暫定ポールポジションを獲得した。

■2022年WEC世界耐久選手権第3戦ル・マン24時間レース 予選暫定結果

平川亮組トヨタ8号車が首位発進/【タイム結果】2022年WEC第3戦ル・マン24時間 FP1

 6月8日、WEC世界耐久選手権第3戦ル・マン24時間レースのフリープラクティス1回目(FP1)がフランス、サルト・サーキットで行われ、TOYOTA GAZOO Racingの8号車トヨタGR010ハイブリッド(セバスチャン・ブエミ/平川亮/ブレンドン・ハートレー組)がトップタイムをマークした。

 ハイパーカークラスのライバルであるグリッケンハウス・レーシングの709号車グリッケンハウス007 LMHとその姉妹車の708号車が総合2、3番手に続き、小林可夢偉組8号車トヨタGR010ハイブリッドは、LMP2クラストップで総合4番手に食い込んだユナイテッド・オートスポーツUSAの23号車オレカ07・ギブソンに次ぐ総合5番手となっている。

ル・マン走行初日にGTEクラスのBoPが変更。フェラーリに3つの調整が入る/WEC

 WEC世界耐久選手権第3戦ル・マン24時間レースの走行初日である6月8日(水)に、LMGTEプロおよびLMGTEアマクラスのマシンを対象とした最新BoP(バランス・オブ・パフォーマンス/性能調整)が発表され、フェラーリとポルシェがこの対象となっている。

 フェラーリ488 GTEエボは、ル・マンでのトラックアクションが始まる際に発行された最新のBoPリストに従い、3つのパラメーターの調整を受けることになった。

16歳118日。史上最年少でル・マン・デビューを果たすジョシュ・ピアソン「乗る度に速くなる」

 16歳のアメリカ人ドライバー、ジョシュ・ピアソンは、今週末の第90回ル・マン24時間レースにおいて、史上最年少ドライバーとなることが決定している。ピアソンはその名誉に「胸を張ることができる」と考えており、クラス優勝への自信も覗かせている。

 アレックス・リン、オリバー・ジャービスとともにユナイテッド・オートスポーツUSAの23号車オレカ07・ギブソンをドライブして2022年のWEC世界耐久選手権LMP2クラスに出場するピアソンは、16歳118日でル・マンにデビューする予定であり、2014年にグリーブス・モータースポーツからLMP2に出走したアメリカ人、マット・マクマリーの16歳202日を下回ることになる。

ストレートが遅くLMP2を抜けない。アルピーヌのドライバーが抱えるル・マン前の不安/WEC

 アルピーヌ・エルフ・チームのアンドレ・ネグラオとマシュー・バキシビエールは、ル・マン24時間テストデーでの直線スピードの不足を懸念している。彼らによると、アルピーヌA480・ギブソンはミュルサンヌ・ストレートでLMP2マシンを追い越すのに苦労していたという。

 アルピーヌのマシンは6月5日(日)にル・マンで行われたテストデーの両セッションで、ハイパーカークラスの5台中5番手となった。

【2022ル・マン24時間の直前】高橋二朗さんの見どころはトラブルに悩まされるトヨタの新チーム代表、小林可夢偉の采配

 F1モナコGP、インディアナポリス500マイルレースと並び『世界三大レース』のひとつに数えられる耐久レースの祭典、ル・マン24時間レースの2022年大会が6月11~12日、フランスのル・マンで開催される。過去2年を含む数回のイレギュラーを除けば、例年6月の夏至にもっとも近い週末に実施されるこのレースの歴史は長く、今大会で第90回を数える。そんなル・マン24時間を長年にわたって追いかけ、現地で取材を行ってきたJ SPORTSの解説者でもあり、日本モータースポーツ記者会会長の高橋二朗さんに今大会の見どころを聞いた。

ハリウッド俳優マイケル・ファスベンダーがル・マン24時間に初挑戦。参戦のきっかけは“機内での出会い”

『イングロリアス・バスターズ』や『X-MEN』などの大ヒット映画で知られる俳優のマイケル・ファスベンダーは、6月11〜12日にかけて行われる第90回ル・マン24時間レースに初参戦を果たす。

 WEC世界耐久選手権の2022年第3戦となるこのレースは、ドイツおよびアイルランド籍を持つ45歳のファスベンダーにとって、長年の努力の集大成となるものだ。

トヨタのクルーが一足先に表彰台登壇/ラリー王者オジエのダイエットetc.【ル・マン火曜Topics】

 フランスのル・マン、サルト・サーキットで行われる第90回ル・マン24時間レースは、6月5日のテストデーの走行セッション後、6日(月)、7日(火)は走行がなく、各チームがレースウイークに向けた準備などを行った。

 また、7日にはサーキットが観客に開放され、ピットウォークなどのイベントが設けられたほか、恒例の全車集合写真撮影なども行われ、レースウイークへの熱はいよいよ高まってきている。

 そんな火曜日のパドックから、写真とともに各種トピックスをお届けする。

【基本情報まとめ】2022年ル・マン24時間レース スケジュール/エントリーリスト/放送・配信予定etc.

 世界を転戦する4輪最高峰の耐久レースシリーズ、FIA WEC世界耐久選手権は、シリーズ最大のイベント、第3戦ル・マン24時間レースを迎える。1923年に始まったル・マン24時間レースは今年、90回目の開催を数える。

「リスクを冒すか、否か」。5年ぶりのル・マンに挑むトヨタ平川亮が感じる“難しさ”と、初体験の“驚き”

 ル・マン24時間テストデーの8時間を、大きなトラブルなく終えたトヨタGAZOO Racing。テストから2日経ち、レースウイークの走行開始を翌日に控えた現地時間の7日昼、チーム代表兼7号車ドライバーの小林可夢偉、8号車ドライバーの平川亮が、リモート形式の会見で日本メディアの質疑に応えた。

■トラブル原因のコンバータは「マレリに持ち込んでチェックした」