WEC世界耐久選手権のハイパーカークラスに参戦しているトヨタGAZOO Racingのテクニカル・ディレクター、パスカル・バセロンは、5月の第2戦スパ・フランコルシャン6時間レースで8号車GR010ハイブリッドを襲ったトラブルについて、その原因を説明した。
BoP緩和は「何もないよりはマシ」とアルピーヌ。1スティントは「トヨタより1周は少ない」/ル・マン24時間
アルピーヌ・エルフ・チームは、ル・マン24時間レースのテストデー前に変更されたBoP(性能調整)により、最大出力の引き上げを受けたことについて「何もないよりはマシ」と考えていると、チーム代表のフィリップ・シノーは語っている。
WEC世界耐久選手権のハイパーカークラスに、ノンハイブリッドLMP1マシン、アルピーヌA480・ギブソンを送り込んでいる同チームは、6月1日付で発表された最新のBoPテーブルにおいて、前戦スパ・フランコルシャン比で10kW、最高出力が増やされている。
アキュラ陣営、新型LMDh『ARX-06』での2023年ル・マン出場を断念。カギは“日本のホンダの許可”
IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に出場しているウェイン・テイラー・レーシング(WTR)とメイヤー・シャンク・レーシング(MSR)の両チームは、これまでアキュラの新型LMDh車両『ARX-06』でフランスの耐久クラシックに挑戦することを目標としていたが、ともに2023年のル・マン24時間レースへの出場を断念した。
3年ぶりの公開車検でル・マンウイークが開幕。特別カラーも続々登場【車検初日Topics】
6月3日金曜、ル・マン市街中心部のリパブリック広場に39台の参戦車両が集まり、第90回ル・マン24時間レースの公開車検がスタートした。市内で車検が行われるのはコロナ禍前の2019年以来、3年ぶりのこととなる。
この日のル・マン市内は午前中に激しい雷雨に見舞われたが、午後は晴天となり、暖かい気候となった。
アキュラ、新型LMDh車両『ARX-06』のティザー画像を初公開。2023年IMSAに投入
6月3日、アキュラは2023年からIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に新設されるGTPクラスへ投入する新型LMDh規定車両『ARX-06』のティザー画像を初公開した。
ル・マン24時間向けBoP発表。アルピーヌの出力が微増、トヨタの数値は変わらず
WEC世界耐久選手権は、第3戦ル・マン24時間レースを前に、参加する各車のBoP(性能調整)を6月1日付で発表した。
WECコミッティーのブルテンによれば、ハイパーカークラスではアルピーヌ・エルフ・チームのノンハイブリッドLMP1マシン、アルピーヌA480・ギブソンにおいてBoPの数値に変更が加えられている。
LMGTEアマのハードポイントが招待参戦枠を事実上“譲渡”。アブソリュートの3名が出場へ/ル・マン24時間
2022年ル・マン24時間レースのLMGTEアマクラスにハードポイント・モータースポーツの99号車ポルシェ911 RSR-19から当初出場が予定されていたロブ・フェリオール/キャサリン・レッグ/エイドリアン・ド・レネールが参戦を断念し、その参戦枠をアブソリュート・レーシングに事実上、譲ることとなった。
BMWとキャデラック、新型LMDh車両の発表日を決定。ル・マンウイークに相次ぎローンチへ
2022年のWEC世界耐久選手権は、シリーズ最大のイベントである第3戦ル・マン24時間レースを迎える。マシンの走行は6月5日のテストデーのセッションから始まり、8日水曜・9日木曜日のプラクティス&予選を経て、11〜12日に決勝レースが行われるスケジュールとなっているが、今年はこのレースウイーク期間を通して見逃せない発表が相次ぎそうだ。
プジョーLMHドライバーも参加。ル・マン24時間テストデーのエントリーリスト発表
ル・マン24時間レースをオーガナイズするACOフランス西部自動車クラブは、6月5日に行われる第90回ル・マン24時間レースのテストデーのセッションに参加する全62台のチームとドライバーを、6月1日付で発表した。
同じく1日付で本戦向けのエントリーリストもアップデートされており、この本戦向けエントリーに第4・第5のドライバーを追加したものが、テストデーへのエントリーリストとなっている。
トヨタ、5連覇目指しル・マンに挑む。中嶋一貴TGR-E副会長が“父のクルマ”でトロフィーを返還へ
トヨタGAZOO Racing(以下TGR)は、6月11日(土)から12日(日)にかけて開催される伝統の耐久レース、第90回ル・マン24時間レースで、チーム5連覇に挑む。
2019年以来、3年ぶりに6月開催へと戻るル・マン24時間レースは、WEC世界耐久選手権の2022年第3戦として行われる。TGRはル・マン24時間レースで2018年に初勝利を飾って以来、決勝レース中の最速ラップタイムや予選でのコースレコードといった記録を塗り替えながら無敗記録を続けており、昨年はGR010ハイブリッドで、ハイパーカー時代を迎えて初めての優勝を勝ち取った。