ランボルギーニドライバーのル・マンLMP2参戦はLMDhを意識?「僕が決めることではない」とミルコ・ボルトロッティ

 ランボルギーニのNo.1ファクトリードライバーとしてDTMドイツ・ツーリングカー選手権をはじめ、GTワールドチャレンジヨーロッパ/エンデュランス・カップなど数多くのカテゴリーで活躍中のミルコ・ボルトロッティは、6月11〜12日に決勝レースが行われる第90回ル・マン24時間レースに出場している。

 ル・マンでボルトロッティがドライブするのは、チームWRTの32号車オレカ07・ギブソン。つまり、LMP2車両となる。ランボルギーニ使いがプロトタイプカーで耐久レース最高峰へ。念願のル・マン初出場を果たすボルトロッティに、レースウイークを迎える心境や、気になる将来について聞いた。

プジョーLMHドライバーも参加。ル・マン24時間テストデーのエントリーリスト発表

 ル・マン24時間レースをオーガナイズするACOフランス西部自動車クラブは、6月5日に行われる第90回ル・マン24時間レースのテストデーのセッションに参加する全62台のチームとドライバーを、6月1日付で発表した。

 同じく1日付で本戦向けのエントリーリストもアップデートされており、この本戦向けエントリーに第4・第5のドライバーを追加したものが、テストデーへのエントリーリストとなっている。

アウディ、LMDh中断後もWRTによるGT3プログラム継続を期待。一方、チームはBMWと接触

 アウディスポーツは、アウディのLMDhプログラムが休止されたことにともない別のメーカーとのスポーツカーレースのプログラムを模索しているWRT(Wレーシング・チーム)とGT3カスタマーの関係を維持したいと考えている。

 今年4月、WRTのチーム代表であるヴァンサン・ボッセはSportscar365に対し、他のブランドとの話し合いを通じてプロトタイプレースに参加する野望を維持するための努力をしていると語った。

5連覇目指すトヨタ、“ル・マン向けシェイクダウンテスト”をスパで実施

 6月のル・マン24時間レースで総合5連覇を目指すトヨタGAZOO Racingは今週、ベルギーのスパ・フランコルシャンで2日間の“シェイクダウンテスト”を行っている。

王者WRT32号車がスプリント今季初優勝。レース2はメルセデスが1-2/GTWCヨーロッパ第3戦

 5月14~15日、ファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ第3戦がフランス、マニ-クール・サーキットで開催された。スプリントカップの今季第2ラウンドとなった今戦は、土曜のレース1でチームWRTの32号車アウディR8 LMS GT3(シャルル・ウィーツ/ドリス・ファントル組)が優勝。日曜に行われたレース2ではアコーディスASPチームの89号車メルセデスAMG GT3(ラファエル・マルチェッロ/ティムール・ボグスラフスキ組)がポール・トゥ・ウインを飾っている。

 週末の両日ともに晴天に恵まれた2022年シーズンの3戦目。土曜と日曜にそれぞれ予選と60分間の決勝レースを行うフォーマットで行われたマニ-クールでのイベントは、アウディ勢と“強豪”アコーディスASPのメルセデスAMGが火花を散らす展開となった。

可夢偉組トヨタ、“アウディ3人衆”に並ぶ。豪雨の直後に壊れたワイパーetc.【WEC第2戦・決勝日Topics】

 いわゆる“スパ・ウェザー”に翻弄され、3回の赤旗が提示されるなど、荒れた展開となったWEC世界耐久選手権第2戦スパ・フランコルシャン6時間レース。トヨタGAZOO Racingの7号車GR010ハイブリッドが今季初優勝を飾ったレース後、スパのパドックで集めたトピックスをお届けしよう。

■久々に見る満員のスタンド。シリーズCEOも渋滞にハマる

トヨタを上回る一時総合首位。「ちょっと驚いたが、最終的には“別クラス”だった」とLMP2優勝のフラインス/WEC第2戦

 WEC世界耐久選手権第2戦、“スパ・ウェザー”に翻弄された6時間レースの中盤、LMP2クラスのチームWRT31号車オレカ07・ギブソンが、本来“格上”であるハイパーカークラスのトヨタやグリッケンハウスを従え、レース中盤に総合トップを走った。

 このとき、31号車をドライブしていたロビン・フラインスは、背後のハイパーカークラスの車両がギャップを詰めて来なかったことについて「少し驚いた」と語っている。

WRT、アウディのLMDh一時休止後もハイパーカー・プログラムについて協議中/WEC

 チームWRTは、2023年からベルギーチームが取り組む予定だったプロトタイププロジェクトをアウディが一時中断したにもかかわらず、将来的にWEC世界耐久選手権のハイパーカー・クラスでプログラムを実行することを望んでいる。

 チーム代表のヴァンサン・ボッセによると、WRTはトップレベルのプロトタイプレースに参加するための新たな方法を見出すべく、他の関係者と議論を行っているという。

2022年もGTワールドチャレンジ・ヨーロッパに挑戦する富田竜一郎「成長して結果を残したい」

 2022年、日本ではスーパーGT GT300クラスでTANAX GAINER GT-Rを、スーパー耐久ではraffiné日産メカニックチャレンジZを駆り参戦する富田竜一郎。今季はさらに、コロナ禍の2020年から参戦を続けているファナテックGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ(GTWC)のエンデュランスカップにもアウディR8 LMS GT3で参戦することになった。シーズン開幕となった3月30日〜4月3日のイモラで今季のヨーロッパ挑戦への展望と目標を聞いた。