佐藤万璃音、FIA-F2スペインも勢いが結果に繋がらない週末に「予選と戦略ミスがすべて」

 5月20〜22日、FIA-F2第4ラウンドがスペインのバルセロナで開催された。佐藤万璃音(ビルトゥジ・レーシング)はフリー走行では速さをみせるも、予選での四輪脱輪によるベストタイム抹消が響き、予想以上に苦しい週末となってしまった。

4年ぶりのニュル24時間参戦は新たな挑戦の始まり。木下隆之「“楽しかった”で終わるつもりはない」

 1990年のニッサン・スカイラインGT-Rでの初参戦を皮切りに、日本人最多となるニュルブルクリンク24時間参戦回数を誇る木下隆之。本人も一体通算何度のニュルブルクリンク24時間に参戦したのかは覚えていないといい、「大体25回くらいかな?」と笑う木下。そんな木下が4年のブランクを経て、2022年の第50回ADAC・トタル24時間レース(ニュルブルクリンク24時間レース)に、BMWの名門シューベルト・モータースポーツのBMW M2 CSレーシングで参戦する。レースを目前に控えるなか、待ち焦がれたニュルへの想いを聞いた。

王者ノルベルト・キス、予選完全制覇から快勝発進。アルバセテ、レンツも開幕勝利/ETRC開幕戦

 5月21~22日にイタリア・ミサノのワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで開幕した2022年のETRCヨーロピアン・トラック・レーシング・チャンピオンシップは、王者ノルベルト・キス(レベス・レーシング/マン)が予選完全制覇から土日のオープニングヒートで連勝発進。タイトル防衛に向け幸先の良いシーズンスタートを切るとともに、リバース採用のレース2とレース4では、それぞれアントニオ・アルバセテ(Tスポーツ・ベルナウ/マン)、サッシャ・レンツ(SLトラックスポーツ30/マン)が勝利を飾っている。

3年ぶりのニュル24時間に挑むスバル/STI。「目標はクラス優勝。総合でも上を目指す」と辰巳総監督

 5月26日から開催される第50回ADAC・トタル24時間レース(ニュルブルクリンク24時間耐久レース)。開催を目前に控え、ドイツ・ニュルブルクリンクでは各チームやオフィシャル関係者が搬入作業や準備作業に勤しんでいる。そんななか、3年ぶりにSP3Tクラスに参戦する114号車SUBARU WRX STIを率いるスバルテクニカインターナショナル(STI)の辰巳英治総監督に、3年ぶりのニュルブルクリンク24時間耐久レース決勝に挑む直前の心境を聞いた。

モンスター・フォードvsレッドブル・ホールデン直接対決は、2勝のウォーターズに軍配/RSC第5戦

 5月21~22日に開催された2022年RSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップ第5戦、恒例の『ウィントン・スーパースプリント』は、予選から火花を散らしたキャメロン・ウォーターズ(ティックフォード・レーシング/フォード・マスタング)と、レッドブル・アンポル・レーシングの王者“SVG”ことシェーン-ヴァン・ギズバーゲン(トリプルエイト・レースエンジニアリング/ホールデン・コモドアZB)が直接対決を演じ、3ヒート中2勝を飾った6号車モンスターエナジー・マスタングに軍配の上がる結果となった。

 シリーズのアイコン的トラックにも位置付けられるビクトリア州はウィントン・モーターレースウェイに集結した一行は、プラクティスからタイヤ摩耗の早さに悩まされながらも、上位勢がコースレコード更新のペースを披露。土曜レース1に向けた予選では、今季も選手権首位を堅持するSVGが1分18秒264を記録し、意外なことに自身初のウィントン最前列を手にすると同時に、週末の対抗馬となりそうな宿敵ウォーターズを0.042秒差で退けた。

佐藤琢磨とBuzzグループがスポンサー契約を更新。「己を貫き続ける強さが結果に繋がると伝えたい」

 Buzzグループは5月25日、アメリカのNTTインディカー・シリーズに参戦する佐藤琢磨(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシング)とのスポンサーシップ契約更新を発表した。

横浜ゴム、ニュル24時間参戦のワーケンホルスト・モータースポーツをサポート。専用カラーリングも登場

 5月25日、横浜ゴムはドイツ・ニュルブルクリンクで5月26日~29日に開催される第50回ADAC・トタル24時間レース(ニュルブルクリンク24時間耐久レース)に参戦するワーケンホルスト・モータースポーツの3台のBMW M4 GT3にレーシングタイヤを供給すると発表した。

「勘違い」で危うく勝利がフイに!? ライアン・ブレイニーが“オールスター戦”初制覇/NASCAR第14戦

 テキサス・モータースピードウェイを舞台に開催された2022年NASCARカップシリーズのオールスター戦は、カイル・ブッシュ(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタ・カムリ)が“エリミネーション・ブラケット”を制して予選ポールポジションを獲得すると、ダニエル・スアレス(トラックハウス・レーシングチーム/シボレー・カマロ)がオールスター・オープンを制覇。

 そしてアクシデント満載のオールスター・レースでは、チェッカー直前のコーションで「レースに勝ったと思っていた」と語ったライアン・ブレイニー(スチュワート-ハース・レーシング/フォード・マスタング)が、1度は外したサイドウインドウネットをなんとか半分ほど再固定し、リスタートを乗り越えオールスター初優勝を手にした。

日本で慣れ親しんだゼッケン『37』でDTMへ。「残念だった」ニック・キャシディの2022年初陣

 2022年はABB FIAフォーミュラE世界選手権の活動をメインにしながらも、WEC世界耐久選手権、およびDTMドイツ・ツーリングカー選手権にも出場するニック・キャシディ。DTMでは、アルファタウリカラーに塗られたAFコルセのフェラーリ488 GT3を駆り、フル参戦する予定だ。

 ただし、ポルトガルのポルティマオで開催された開幕ラウンドはフォーミュラEのモナコ戦へ参戦のために欠場。シーズン第2ラウンドとなるラウジッツリンク戦が、キャシディの2022年DTM初戦となった。

「人生最高のラップ」から、トム・コロネルがポール・トゥ・ウインを達成/TCRヨーロッパ第2戦

 TCR規定ツーリングカーの欧州格式リージョン選手権、2022年TCRヨーロッパ・シリーズ第2戦が5月21~22日に南フランスのポール・リカール・サーキットで開催され、今年50歳を迎えたトム・コロネル(コムトゥユーDHLチーム・アウディスポーツ/アウディRS3 LMS 2)が、予選で「これまでの人生で最高のラップのひとつ」と語り通算9回目のポールポジションを獲得すると、レース1では他を寄せ付けない速さでライト・トゥ・フラッグでの今季初勝利をマーク。リバースグリッドのレース2では今季移籍加入のヴィクトール・ダヴィドフスキー(コムトゥユーPSSチーム・アウディスポーツ/アウディRS3 LMS 2)がシリーズ初優勝を手にし、アウディ陣営が連勝を飾っている。

 灼熱のトラックで実施された予選は、マット・オモラ(ヤニク・モータースポーツ/ヒョンデ・エラントラN TCR)最速のQ1から、ジャック・ヤング(ハルダー・モータースポーツ/FK8型ホンダ・シビック・タイプR TCR)がトップに立ったQ2でも秒単位でタイムが改善されると、各車1アタック1発勝負のアタック合戦に。