WTCR、カレンダー再改訂で2戦が代替。チーム・エングストラーはリキモリカラーのシビックを披露

 当初の計画では、この4月にチェコ共和国のアウトドローモ・モストで開幕する予定だった2022年のWTCR世界ツーリングカー・カップは、度重なるカレンダー改訂を強いられてきたが、すでに中止が決定しているロシアのソチ戦と併せて2戦の代替イベント開催地を発表。ツーリングカーにはお馴染みのトラックであるイタリアのバレルンガと、初開催地となるフランスはアノー・デュ・ハンが組み込まれ、これで全10戦のカレンダーが復活した。

 また2022年からホンダ陣営へのスイッチを表明していたドイツの“古豪”チーム・エングストラーは、ティアゴ・モンテイロとアッティラ・タッシが引き続きドライブするFK8型ホンダ・シビック・タイプR TCRの2022年仕様を公開した。チームと長年のタッグを組むオイル潤滑油企業『LIQUI MOLY(リキモリ)』をメインとした新鮮なカラースキームが披露されている。

フェルスタッペンのリタイア原因はポーパシングによる燃料パイプの破損。PUは無事とレッドブルF1ボス

 レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは、F1オーストラリアGPでマックス・フェルスタッペンがリタイアした原因についての調査結果を明かした。また、パワーユニット(PU)は無事であり、再使用可能であると示唆した。

 フェルスタッペンは決勝で2番手を走行中にマシントラブルに見舞われ、コース脇でストップした。レース直後の段階で、チームは燃料漏れが起きたとの見解を示し、詳細な調査を行うとしていた。

F1技術解説:第3戦(3)ポーパシングやオーバーウエイト。複合的な問題への対策を模索するメルセデス

 2022年F1第3戦オーストラリアGPで各チームが走らせたマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが観察、印象に残った点などについて解説する。第1回「圧勝したフェラーリF1-75。対レッドブルの優位性はどこにあるのか」第2回「レッドブルのセッティング失敗と信頼性の欠如」に続く今回は、不振に陥ったメルセデスが抱える問題点について考察する。

今年は“心構え”が変わったルクレール。早くも34ポイント差を築くも「タイトルのことを考えるのは時期尚早」

 フェラーリはこの数年で最高のシーズンスタートを切っている。2022年のF1世界選手権第3戦オーストラリアGPを終えた時点で、シャルル・ルクレールはランキング2位のジョージ・ラッセル(メルセデス)にすでに34ポイントの大差をつけている。

 しかしルクレールは、タイトルのことを考えるのは時期尚早だと述べている。

全部見せます。2022年スーパーGTドライバーたちのレーシングスーツ姿(3)

 4月16〜17日、岡山国際サーキットで開催されたスーパーGT第1戦『OKAYAMA GT 300km RACE』。今季もGT500クラス、GT300クラスともに熱いレースが展開されたが、その主役であるGTドライバーたちも、2022年の新たなレーシングスーツに身を包み登場した。