メルセデスF1代表、将来的にパワーユニット供給チームを減らす可能性を示唆。エンジンリースで多額の利益は得られず

 メルセデスは今後、F1でのカスタマーエンジン供給を3チームから2チームに制限する可能性がある。エンジンをリースするビジネスは、もはや“魅力的”ではないのだという。

 ブリクストンにあるメルセデスのハイパフォーマンス・パワートレインズは、現在メルセデスのワークスチームの他に、マクラーレン、アストンマーテイン、ウイリアムズの3チームにエンジンを供給している。パワーユニットはF1の1億4000万ドル(約186億円)の予算制限には含まれていないが、マニュファクチャラーからエンジンを購入する費用については、FIAが1500万ドル(約20億円)の上限を設定している。

モナコでは「5秒遅れのマシンを追い抜けない」とメルセデスF1代表。レイアウト変更は“希望的観測”と期待せず

 メルセデスF1のチーム代表であるトト・ウォルフは、今後モナコのレイアウトを調整してオーバーテイクを改善するという話は、「希望的観測」である可能性が高いと述べている。

 ウォルフは、先日行われたF1第7戦モナコGPの後、ルイス・ハミルトンと同様に苛立っていた。ハミルトンは午後のほとんどを、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)のリヤウイングを見詰めて過ごしたのだ。アロンソはレースのある段階では、7度の世界チャンピオンであるハミルトンより5秒遅かったものの、ハミルトンはアロンソを追い抜く道を見つけることができなかった。

2022年F1第7戦モナコGP決勝トップ10ドライバーコメント(2)

 2022年F1第7戦モナコGP決勝レースで優勝〜5位のドライバーが日曜日を振り返った。優勝〜5位のドライバーはセルジオ・ペレス(レッドブル)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)だ。

2022年F1第7戦モナコGP決勝トップ10ドライバーコメント(1)

 2022年F1第7戦モナコGPの決勝レースで6位~10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位~10位のドライバーはランド・ノリス(マクラーレン)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)だ。

F1第7戦モナコGP予選トップ10ドライバーコメント(1)

 2022年F1第7戦モナコGPの予選が行われ、6〜10番手のドライバーが土曜日を振り返った。6〜10番手のドライバーはジョージ・ラッセル(メルセデス)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)、エステバン・オコン(アルピーヌ)だ。

ハミルトン「マシンのフィーリングは最悪だし、大きなリスクを冒さざるを得ない」メルセデス/F1第7戦予選

 2022年F1モナコGPの土曜予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンは8番手、ジョージ・ラッセルは6番手だった。

 予選Q3最初のランはユーズドタイヤで走行。新品タイヤでの最後のランで、ラッセルは1周目にタイムを更新し、ポジションアップ。しかしハミルトンは1周目のアタックは断念し、2周目にかけたところ、赤旗が出たためにタイムを縮めることができずに終わった。

メルセデス、一時はバウンシングで“走行不可能”な状態「空力ではなく硬いサスペンションが原因」/F1第7戦金曜

 2022年F1モナコGPの金曜、メルセデスのルイス・ハミルトンはフリー走行1=10番手/2=12番手、ジョージ・ラッセルはフリー走行1=8番手/2=6番手だった。

 チームは「FP1では2台とも乗り心地が悪く、ふたりは思うようにアタックできなかったが、FP2までの間にセットアップを変更し、乗り心地に改善が見られた」と述べている。なお、ハミルトンはFP2においてソフトタイヤで走行時、ターン5の入口でロックアップしたため、本来可能なタイムを出していないということだ。

F1ドライバーの宝飾品禁止規則、猶予期間が延長に。モナコではハミルトンに処罰なし

 競技中の宝飾品着用は禁止であるという昔からの規則を徹底したいFIAは、ルイス・ハミルトンに対し、モナコ前までにピアスを外すよう求めていた。しかしその期限は延長されたようだ。

 モナコでハミルトンがピアスを外していなかった場合、何らかのペナルティを受けるのではないかという懸念が持たれていた。しかし前戦スペインGPの週末に、FIAはドライバー側とさらなる話し合いを行うことを決めたと『Sky Sports』が伝えた。