【SNS特集】F1モナコGP:喜び爆発のペレス、プールに華麗なダイブ。「新しいパンツをくれ!」と周冠宇

 前戦スペインGPから2週連続開催となった第7戦、伝統のモナコGPは、直前の降雨によりスタートが大幅にディレイ。ポールポジションからスタートのフェラーリF1シャルル・ルクレールは、念願の地元勝利を今年こそ達成することが期待されたが、チームがタイヤ交換のタイミングを誤り4位に後退。勝利の女神はレッドブルF1セルジオ・ペレスに微笑んだ。モナコ・モンテカルロの週末をドライバーやチーム関係者のSNSで振り返る。

ドメニカリCEO「F1参入は本当に意味のあるものでなければならない」新チームの受け入れに積極的な姿勢は見せず

 F1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリは、現在のF1の経営状況は保護されるべきチームにとって「大きな恩恵」だと述べ、いかなる新規参入も考慮するにあたっては「本当に意味があるもの」でなければならないと主張した。

 インディカーチームのオーナーであるマイケル・アンドレッティは、今も近い将来にF1に参入する計画を進めており、事業体“アンドレッティ・グローバル”を設立して、参入プロセスを開始するためのFIAからの承認を求めている。

「レッドブルはマックスを勝たせる努力をしなかった」ヨス・フェルスタッペンがチームの戦略に強い不満を示す

 マックス・フェルスタッペンの父ヨスは、F1モナコGP決勝でのレッドブルの戦略に不満を抱いている。ヨスは、レッドブルは完全にセルジオ・ペレスに有利な戦略を取り、息子を勝たせるための努力をしなかったと述べている。

 モナコGPのグリッドは、フロントロウにはシャルル・ルクレールとカルロス・サインツのフェラーリ勢が並び、2列目にペレスとフェルスタッペンが続いた。ウエットコンディションでスタートした決勝の序盤は、この4台はグリッドと同じ順位で周回していた。

シューマッハーはプレッシャーに苦しんでいるのか。ハースF1代表はクラッシュに痺れを切らすも「どう前進するか考える」

 ミック・シューマッハー(ハース)のF1キャリアは幾度もの浮き沈みがあり、波乱万丈だ。目下のところ、それは下降線を辿っている。シューマッハーはF1第7戦モナコGPで大クラッシュを喫し、彼のマシンは真っ二つになった。

 モナコGPの決勝レースの27周目に起きたクラッシュは、彼のマシンがやはり真っ二つになった第2戦サウジアラビアGPの予選でのクラッシュから、わずか2カ月後のことだった。両方のクラッシュはドライバーのエラーが原因であり、シューマッハーはあまりにも無理をし過ぎているように見える。

レッドブルF1、セルジオ・ペレスとの契約を2024年まで延長「僕たちはとてもうまくいっている」

 F1世界選手権に参戦するオラクル・レッドブル・レーシングは5月31日、チームのドライバーであるセルジオ・ペレスとの契約を2024年まで延長したことを発表した。

 2021年シーズンからレッドブルF1に加入したペレスは、アゼルバイジャンGPでの優勝をはじめとする4度の表彰台を獲得し、最終戦アブダビGPではチームメイトであるマックス・フェルスタッペンのタイトル獲得に大きく貢献した。

「ルクレールを1周早く入れるか、ステイアウトさせるべきだった」フェラーリF1代表、タイヤ交換の判断を誤ったと認める

 フェラーリのチーム代表であるマッティア・ビノットは、F1第7戦モナコGPの決勝において、ドライバーたちを1回目のピットストップに呼んだ判断はタイミングが誤っており、タイヤ交換はもっと早いタイミングか、あるいはもっと遅い段階で行われるべきだったと考えている。

 シャルル・ルクレールとカルロス・サインツは、レース序盤ではレッドブルのライバルたちに差をつけていた。トラックコンディションは改善してきていたので、フェラーリは次のステップを考え始めた。

ペレスとフェルスタッペンの差は「ゼロに等しい」とレッドブルF1代表。タイトル獲得の可能性は“同じ程度”だと語る

 レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、2022年F1第7戦モナコGPを制したセルジオ・ペレスについて、今シーズンのタイトル争いではチームメイトのマックス・フェルスタッペンに肩を並べたと語った。

 自身の完璧なドライビングとチームの適切な戦略とが相まって、ペレスはF1キャリアで3度目の優勝と25ポイントを獲得した。これにより、ドライバーズランキングではシャルル・ルクレール(フェラーリ)からわずか6ポイント差、フェルスタッペンからは15ポイント差の3番手につけた。