「ペレスはリタイア寸前だった」とレッドブルF1代表。テクニカルトラブル連発への懸念は打ち消す

 レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は、F1マイアミGP決勝でセルジオ・ペレスは、センサートラブルによりリタイアした可能性があったと明かした。

 ペレスはレース中、突然のパワーロスを訴えた。エンジンのシリンダーセンサーの不具合により、いくつかのシステムがシャットダウンされたことが原因であったが、ペレスはなんとか4位でフィニッシュすることができた。

クラッシュで51Gの衝撃を受け膝を痛めたオコン。サインツはテックプロの設置を提案するも対処されず/F1第5戦

 アルピーヌのエステバン・オコンは、テックプロバリアがないためにマイアミ・インターナショナル・オートドロームのターン13で51Gの衝撃に耐える羽目になったことは、「受け入れがたい」と述べている。

 マイアミGP土曜日のFP3で、フェラーリのカルロス・サインツが喫したクラッシュとよく似たインシデントを起こしたオコンは、ターン13の出口でスピンし、コンクリートウォールに激しく叩きつけられた。幸運にもオコンに身体的後遺症はなかったが、衝撃が51Gを記録しただけでなく、オコンのアルピーヌマシンのシャシーにひびが入ったため予選は欠場となった。

フェラーリ、タイヤのウォームアップの問題を回避するためSC中のピットインを行わず。サインツも判断を支持/F1第5戦

 フェラーリは、F1第5戦マイアミGPの決勝レース終盤のセーフティカー出動中にドライバーをピットストップさせないことで、状況を好転させる絶好の機会を逃さなかったと考えている。

 レースの40周目に起きたピエール・ガスリー(アルファタウリ)とランド・ノリス(マクラーレン)の衝突によって、最初はVSC(バーチャルセーフティカー)が導入された。レースコントロールはその後セーフティカーに切り替えたため、これはフェラーリにとって大きな突破口に見えた。首位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)はすでにピットレーン入口を通り過ぎており、フェラーリのドライバーたちはタイムを失わずにピットストップできる可能性があったからだ。

シューマッハー「ポジションをキープできなくて悔しい。今季ここまでのベストレースだった」:ハース F1第5戦決勝

 2022年F1第5戦マイアミGPの決勝レースが行われ、ハースのミック・シューマッハーは15位、ケビン・マグヌッセンは16位でレースを終えた。

アロンソ「ガスリーを追い抜こうとしてミスをした。僕のせいなので謝罪する」:アルピーヌ F1第5戦決勝

 2022年F1第5戦マイアミGPの決勝レースが行われ、アルピーヌのフェルナンド・アロンソは11位だった。

 アロンソは8位でフィニッシュしたものの、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)との接触により5秒ペナルティを受けて9位に降格。その後、コース外走行でアドバンテージを得たとして5秒ペナルティを科されたため、最終的な結果は11位となった。

2022年F1第5戦マイアミGP決勝トップ10ドライバーコメント(2)

 2022年F1第5戦マイアミGPの決勝レースで優勝〜5位のドライバーが日曜日を振り返った。優勝〜5位のドライバーはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)だ。