アロンソ「他のドライバーに負けないうちは、F1で走りたい」不運の連続にも心は折れず

 現在40歳のフェルナンド・アロンソは、現時点で自分には他のドライバーたちより優れたパフォーマンスを発揮できる力があると感じており、F1からの引退は考えていないと語った。

 2001年にミナルディからF1デビューを果たしたアロンソは、ルノー、マクラーレン、フェラーリ、マクラーレンとチームを移りながら戦った後、2018年末でいったんF1活動を休止した。そして、共に2度のタイトルを獲得したルノーの後身アルピーヌから、2021年にF1復帰、相変わらずの強さを発揮して、若きチームメイト、エステバン・オコンよりも上位でシーズンを終えた。

F1レースディレクターふたりがコロナ陽性か。マイアミGPのため代役探しが必要になる可能性

 今年FIA F1レースディレクターに就任したニールス・ヴィティヒとエドゥアルド・フレイタスのふたりともが、COVID-19の検査で陽性であることが判明したと、『Sky Sports News』や『RacingNews365.com』など複数のメディアが伝えている。

 昨年までF1レースディレクターを務めたマイケル・マシが、アブダビGPでレギュレーションに反する行動をとったことがタイトルの行方に影響、これが問題視された後、FIAは新たなレースディレクターをふたり指名し、ひとつの役割をシェアさせることを決めた。

メルセデスF1、次戦マイアミGPでのマシンアップグレードを計画。ポーパシング軽減に向けて「明るい兆しが見えている」

 メルセデスは、W13のアップグレードを行うべく、ブラックリーのファクトリーで準備を進めている。次戦マイアミGP、あるいはその次のスペインGPにアップデートを導入し、その後にチームは大きな決断を行うことになるかもしれない。

 チーム代表トト・ウォルフは、エミリア・ロマーニャGPの週末、現在のマシンコンセプトからは期待していた成果は見られていないが、コンセプトに関して基本的な変更を行うと決める前に時間をかける必要があると語った。

サインツの契約延長を喜ぶルクレール「長期にわたって仕事ができれば常に利点がある」と“継続”の重要性を主張

 シャルル・ルクレールは、フェラーリがカルロス・サインツとの契約を2024年末まで延長したことを「とても重要なこと」とし、フェラーリに安定と信頼がもたらされるだろうと述べている。

 フェラーリは4月21日にサインツとの契約延長を発表した。何よりもサインツが恩恵を受けることになるが、チームのドライバーラインアップがさらに強化されることにもなる。

一部ドライバーがDRSの使用タイミングに不満「もっと早く有効にしても安全だった」/F1第4戦

 2022年F1第4戦エミリア・ロマーニャGPでDRSのアクティベーションを遅らせることにしたレースコントロールの判断は、その遅さから不利益を被ったと考える一部のドライバーから批判された。

 エミリア・ロマーニャGPのレースはダンプコンディションの下でスタートしたため、FIAのオフィシャルたちは規則で許可されているとおり、彼らの裁量でDRSを有効化するよう指示されていた。

2023年用F1タイヤテスト2日目:フェラーリ、アルファロメオ、アルファタウリが参加。角田裕毅が103周を走行

 イタリア・イモラでの2023年用F1タイヤテストが2日目を迎え、前日に引き続きアルファタウリとアルファロメオが走行、新たにフェラーリも加わった。

 ピレリの来シーズン用F1タイヤテストが、4月26日にスタートした。初日はアルファタウリ、アルファロメオ、アルピーヌが参加、2日目の27日にはアルファタウリの角田裕毅、アルファロメオのリザーブドライバー、ロバート・クビサ、フェラーリのシャルル・ルクレールとカルロス・サインツがスリックタイヤで周回を重ねた。

レッドブルF1のニューウェイ「2022年タイトル争いはコストキャップに左右される」アップデートプランの最適化が重要に

 2022年F1のタイトルをめぐり、シーズン序盤からレッドブルとフェラーリが熾烈な戦いを繰り広げている。その勝敗を決めるのは、開発競争だけでなく、アップグレードのサイクルに関してコストキャップを適切に管理することであると、レッドブルのチーフテクニカルオフィサーを務めるエイドリアン・ニューウェイは語った。

 レッドブルは、第4戦エミリア・ロマーニャGPで完璧な週末を過ごし、フェラーリより38ポイント多く獲得。コンストラクターズ選手権でもドライバーズ選手権でもフェラーリとの差を大きく縮めた。マックス・フェルスタッペンは現在、ポイントリーダーのシャルル・ルクレールを27ポイント差で追っている。

2023年用F1タイヤテストがスタート。イモラでアルピーヌ、アルファタウリ、アルファロメオが走行

 ピレリは2023年に向けたF1タイヤテストを4月26日にスタートした。今年初のタイヤテストは、第4戦エミリア・ロマーニャGP後のイモラで実施された。

 イモラでは、2日間のテスト日程のなかで、4チームが走行する予定となっている。初日26日にはアルピーヌのエステバン・オコン、アルファタウリのピエール・ガスリー、アルファロメオの周冠宇が参加した。オコンは122周、ガスリーは121周、周冠宇は120周をそれぞれ、2023年用タイヤで走りこんだ。

スプリント開催数拡大にFIAが同意せず。F1側に追加支払いを要求か

 F1スプリントに関して、F1とチームは2023年には合計6戦に増やすことで合意したものの、FIAがこの動きにブレーキをかけた。

 4月26日にF1委員会会合が開催され、その議題と結果について、FIAが公表した。この会合でスプリントに関する話し合いが行われたことが分かっており、これについてFIAの声明には次のように記されている。

「先週末のエミリア・ロマーニャGPで2022年シーズンの3回のスプリントの最初のイベントが開催され、ファンやステークホルダーに好評だった。そのため、F1とチームは、2023年シーズンには2022年と同じフォーマットでのスプリントイベントを6回に拡大することを支持した」

FIA、次世代F1パワーユニット導入に伴うシャシー変更計画を発表。パワー低下対策で小型化・軽量化とドラッグ削減目指す

 FIA F1委員会会合が4月26日に開催され、FIAがその議題と決定事項について発表した。そのなかには、2026年に導入される予定の次世代パワーユニット(PU)と、同年のシャシーレギュレーションについての計画が含まれていた。

 F1パワーユニットレギュレーションは、2026年に大幅に変更される予定となっており、「1.6リッターV6エンジンの存続」「電気出力を350kWに引き上げ」「MGU-Hの廃止」「パワーユニットに関するコスト上限の導入」という事項がすでに発表されている。