F1マイアミGPで接触リタイアのノリスとガスリーがアクシデントを振り返るも、見解は真っ二つ

 2022年F1第5戦マイアミGPの決勝レース終盤に発生したランド・ノリス(マクラーレン)とピエール・ガスリー(アルファタウリ)の接触について、ノリスはガスリーの不注意が原因だと主張したが、一方のガスリーは、ノリスのためにスペースを開けようとしていたと振り返っており、両者の見解は異なっている。

フェラーリF1の違法テストカー疑惑をFIAは否定も、ライバルは“完全な透明性”を求める

 ピレリF1タイヤテストにおいてフェラーリが違法なパーツ交換を行ったのではないかという疑いが持ち上がった後、FIAが問題なしという判断を下した。しかしマクラーレンは、その説明に完全には納得しておらず、FIAに対し「完全な透明性」を求めている。

 エミリア・ロマーニャGP後の4月26日、27日に、イモラでピレリが2023年のF1タイヤテストを実施し、フェラーリ、アルファタウリ、アルファロメオ、アルピーヌの4チームが参加した。

予算上限引き上げに断固反対のアルピーヌF1代表。メルセデス低迷もバジェットキャップの効果だと指摘

 BWTアルピーヌF1チームのオットマー・サフナウアー代表は、現在の経済状況を理由にバジェットキャップ(予算制限)の上限引き上げを求めるチームは、その追加予算でマシンのパフォーマンスを高めようとしていると指摘し、このレギュレーションを堅持するように訴えた。

 2021年度から導入されたバジェットキャップ制度により、2022年シーズンのF1チームの予算は年間1億4000万ドルに制限されている。目的は高騰する参戦コストを抑制するためであり、メルセデスやフェラーリ、レッドブルといった潤沢な予算を持つトップチームとそれ以外のチームとの差を縮める効果も期待されている。

「ペレスはリタイア寸前だった」とレッドブルF1代表。テクニカルトラブル連発への懸念は打ち消す

 レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は、F1マイアミGP決勝でセルジオ・ペレスは、センサートラブルによりリタイアした可能性があったと明かした。

 ペレスはレース中、突然のパワーロスを訴えた。エンジンのシリンダーセンサーの不具合により、いくつかのシステムがシャットダウンされたことが原因であったが、ペレスはなんとか4位でフィニッシュすることができた。

フェラーリ、タイヤのウォームアップの問題を回避するためSC中のピットインを行わず。サインツも判断を支持/F1第5戦

 フェラーリは、F1第5戦マイアミGPの決勝レース終盤のセーフティカー出動中にドライバーをピットストップさせないことで、状況を好転させる絶好の機会を逃さなかったと考えている。

 レースの40周目に起きたピエール・ガスリー(アルファタウリ)とランド・ノリス(マクラーレン)の衝突によって、最初はVSC(バーチャルセーフティカー)が導入された。レースコントロールはその後セーフティカーに切り替えたため、これはフェラーリにとって大きな突破口に見えた。首位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)はすでにピットレーン入口を通り過ぎており、フェラーリのドライバーたちはタイムを失わずにピットストップできる可能性があったからだ。

シューマッハー「ポジションをキープできなくて悔しい。今季ここまでのベストレースだった」:ハース F1第5戦決勝

 2022年F1第5戦マイアミGPの決勝レースが行われ、ハースのミック・シューマッハーは15位、ケビン・マグヌッセンは16位でレースを終えた。