3戦中2度ポールのWedsSportの課題は決勝直後のタイヤの低内圧。国本雄資「130Rで底を打っていた」【第3戦鈴鹿】

 スーパーGT第3戦鈴鹿、予選で19号車WedsSport ADVAN GRスープラは国本雄資がGTで自身初のポールポジションをレコードタイムで獲得。19号車としても第2戦富士に続いての2戦連続でのポールとなり、ヨコマハタイヤの進化と速さをアピールする形となったが、決勝ではオープニングラップからペースが上がらず順位を下げ、結局5位でチェッカー。タイヤのウォームアップ性能とともに、低い内圧でのスタートによるボトミングの問題が絡んでいた。

8年ぶりのダブル優勝を掴んだミシュラン。GT500、GT300それぞれのタイヤ事情背景【スーパーGT第3戦鈴鹿】

 5月29日、鈴鹿サーキットで行われた2022スーパーGT第3戦『たかのこのホテル SUZUKA GT 300km RACE』は、GT500クラスは3号車CRAFTSPORTS MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)が、GT300クラスは7号車Studie BMW M4(荒聖治/近藤翼)が制し、ミシュランタイヤユーザーが2014年第5戦富士以来となる8年ぶりの両クラスダブル優勝を飾った。

 レース後、日本ミシュランタイヤのモータースポーツダイレクターを務める小田島広明氏に、両クラスの第3戦鈴鹿の戦いについて聞いた。

スーパーGT第3戦鈴鹿のZFアワードは見事初優勝を飾ったBMW Team Studie × CSLが受賞

 スーパーGTのレースウイークに素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたメカニックに贈られる『ZFアワード』が2022年も開催されているが、5月28〜29日に開催された第3戦鈴鹿サーキットでは、見事チーム初優勝を飾ったBMW Team Studie × CSLに贈られた。

苦い経験を糧に。冨林勇佑/平木玲次の若きふたりが駆るマッハ号が第3戦鈴鹿で2位を得る

 5月29日、三重県の鈴鹿サーキットで開催されたスーパーGT第3戦鈴鹿。GT300クラスでは、冨林勇佑/平木玲次組マッハ車検 エアバスター MC86マッハ号が、タイヤ無交換作戦を見事完遂。2位に食い込み、嬉しい初表情台を獲得した。もともとTEAM MACHが最も得意とし、タイヤ無交換作戦でこれまでも好結果を残しているのが鈴鹿だが、その作戦実行はハードルも高い。ふたりの若手が、これまでの経験を糧に、完璧に作戦をこなしての2位となった。

今季初表彰台獲得のKeePer TOM’S GR Supra、課題の鈴鹿で痛感したZとのパフォーマンス差

 鈴鹿サーキットで行われた2022スーパーGT第3戦『たかのこのホテル SUZUKA GT 300km RACE』。開幕2戦連続でノーポイントが続いていた37号車KeePer TOM’S GR Supraの宮田莉朋とサッシャ・フェネストラズだが、決勝で3位表彰台を獲得し、ふたりとも結果をひとつ残せたと安堵の表情をみせていた。

 スタート前から気温30度を超える真夏のコンディションとなった決勝レース。37号車のスタートスティントはフェネストラズが務め、1周目の1コーナーから3号車CRAFTSPORTS MOTUL Zの千代勝正に抜かれポジションを落としてしまうが、その周の日立Astemoシケインで19号車WedsSport ADVAN GR Supraをかわし2番手に浮上。トップを攻略しようと食らいついていったが、その差は離れていく一方だった。

横浜ゴム 2022スーパーGT第3戦鈴鹿 決勝レポート

【スーパーGT第3戦/鈴鹿】 WedsSport ADVAN GR Supraがコースレコードを更新して2戦連続ポールポジションを獲得、GT300はマッハ車検エアバスターMC86 マッハ号がチーム最上位の準優勝でフィニッ …

【動画】2022スーパーGT第3戦鈴鹿 決勝日ダイジェスト&オンボード

 5月29日に決勝レースが行われた2022年スーパーGT第3戦『たかのこのホテル SUZUKA GT 300km RACE』。スーパーGT公式YouTubeチャンネルでは決勝日の模様をまとめたダイジェスト動画や注目車両のオンボード映像が公開されている。