8年ぶりのダブル優勝を掴んだミシュラン。GT500、GT300それぞれのタイヤ事情背景【スーパーGT第3戦鈴鹿】

 5月29日、鈴鹿サーキットで行われた2022スーパーGT第3戦『たかのこのホテル SUZUKA GT 300km RACE』は、GT500クラスは3号車CRAFTSPORTS MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)が、GT300クラスは7号車Studie BMW M4(荒聖治/近藤翼)が制し、ミシュランタイヤユーザーが2014年第5戦富士以来となる8年ぶりの両クラスダブル優勝を飾った。

 レース後、日本ミシュランタイヤのモータースポーツダイレクターを務める小田島広明氏に、両クラスの第3戦鈴鹿の戦いについて聞いた。

スーパーGT第3戦鈴鹿のZFアワードは見事初優勝を飾ったBMW Team Studie × CSLが受賞

 スーパーGTのレースウイークに素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたメカニックに贈られる『ZFアワード』が2022年も開催されているが、5月28〜29日に開催された第3戦鈴鹿サーキットでは、見事チーム初優勝を飾ったBMW Team Studie × CSLに贈られた。

「想像とはまったく違った初優勝」8年目の悲願達成にBMW Team Studie鈴木康昭監督も笑顔

 5月29日、三重県の鈴鹿サーキットで決勝レースが行われたスーパーGT第3戦鈴鹿。波乱に富んだレースで、GT300クラスを制したのは、2014年からGT300に挑戦し、念願の初優勝を飾ったBMW Team Studie × CSLだった。長年トップが見える位置で戦いながらも、悔しい思いを続けてきた鈴木康昭監督に、優勝の喜びを聞いた。

BMW Team Studieと荒聖治がクラス初制覇「やっと優勝をプレゼントすることができた」【第3戦GT300決勝会見】

 鈴鹿サーキットで開催された2022スーパーGT第3戦『たかのこのホテル SUZUKA GT 300km RACE』。5月29日に行われた決勝レースを終え、GT300クラスで優勝を飾ったStudie BMW M4の荒聖治と近藤翼が決勝日を振り返り、次戦への展望を語った。

予選後に初のポールポジションを決めたStudie BMW M4。決勝重視のチームも驚きの結果に

 5月28日、三重県の鈴鹿サーキットで行われたスーパーGT第3戦鈴鹿の公式予選で、予選2番手につけたStudie BMW M4だったが、Q2トップタイムだったTANAX GAINER GT-Rが再車検不合格となり、Studie BMW M4にとって、そしてBMW Team Studie × CSLにとって初めてのポールポジションが舞い込むことになった。ドライバー、そして鈴木康昭監督の喜びを聞いた。

【GT300マシンフォーカス】耐久レースの新基準。足回りとターボ制御の進化で弱点を補うBMW M4 GT3

 スーパーGT300クラスに参戦する注目車種をピックアップし、そのキャラクターと魅力をエンジニアや関係者に聞くGT300マシンフォーカス。2022年シーズンの第3回は、BMW Team Studieが今季から投入したFIA-GT3マシン『BMW M4 GT3』が登場。先代『BMW M6 GT3』でもチーフエンジニアを務めた高根裕一郎氏にニューマシンの素性を聞いた。

世界に先駆けて先行スペック投入も。GT300クラス復帰を果たしたミシュランの新たな供給スタンス

 2022年シーズンのスーパーGT GT500クラスに参戦する2台のニッサンZ GT500へのタイヤ供給に加え、日本初上陸となったBMW M4 GT3(7号車Studie BMW M4)へのタイヤ供給開始にともない、2年ぶりにGT300クラスに復帰を果たしたミシュラン。1台体制でGT300復帰となったミシュランの、2022年シーズンのGT300クラスへのタイヤ供給に関する新たな取り組みや、2020年シーズンとの違いについて、日本ミシュランタイヤのモータースポーツダイレクターを務める小田島広明氏に聞いた。

BMW Team Studie 2022スーパーGT第2戦富士 決勝レポート

SUPER GT 2022 SERIES Round2 FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE  晴天に恵まれた富士スピードウェイ。予選日以上に気温も上がる予報で長丁場の450kmレースのため、チーム戦 …

実は今日が富士初走行。Studie BMW M4のファーフスがみせたBMWワークスドライバーの矜持

 5月3日、公式練習と公式予選が行われたスーパーGT第2戦富士『FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE』。GT300クラスに参戦するStudie BMW M4は、今回荒聖治/アウグスト・ファーフス/近藤翼という3人で挑み公式予選では12番手につけたが、実はQ2でアタックを担ったファーフスは、なんと5月3日、富士スピードウェイを初めて走ったのだという。