シーズン開幕当初の不振にも関わらず、ランド・ノリス(マクラーレン)は2022年F1第4戦エミリア・ロマーニャGPでマクラーレンを3位表彰台に導いた。彼の活躍に元F1チャンピオンからも称賛の声が上がるなか、本人はマシンではなくチームワークがもたらした結果だとして、あくまで慎重な姿勢を崩さなかった。
サインツ、予選でのミスはプレッシャーのせいではないと語る「ただ走って違うラインやバランスを試していた」/F1第4戦
フェラーリのチーム代表であるマッティア・ビノットは、F1第3戦オーストラリアGPと第4戦エミリア・ロマーニャGPでのカルロス・サインツの不運はプレッシャーによるものだと述べたが、サインツ自身はその見方に同意していない。
サインツはフェラーリでの2年目を迎え、充実したスタートを切り、開幕戦バーレーンGPと第2戦サウジアラビアGPでは連続して表彰台フィニッシュを飾った。
イモラでは「10位前後に入れるペースがあった」とシューマッハー。“リスクを取りすぎた”ゆえのミスも/F1第4戦
ハースのミック・シューマッハーは、チームメイトのケビン・マグヌッセンがVF-22で発揮している強さを考えれば、F1での初ポイント獲得の希望はあると考えている。
第4戦エミリア・ロマーニャGPの決勝では、マグヌッセンは前日のスプリントで獲得した8番グリッドに並んだ。一方シューマッハーは、土曜日の21周のスプリントで10番手となったおかげで、彼のF1キャリアにおける最高位からのスタートを果たした。
【全ドライバー独自採点/F1第4戦】角田裕毅が来季シート確保に向け大きな一歩。僚友より速く、安定して力を発揮
長年F1を取材しているベテランジャーナリスト、ルイス・バスコンセロス氏が、全20人のドライバーのグランプリウイークエンドの戦いを詳細にチェック、独自の視点でそれぞれを10段階で評価する。
2022年F1第4戦エミリア・ロマーニャGPは今年初のスプリントフォーマットの週末だった。レッドブルのマックス・フェルスタッペンが予選1番手、スプリント1番手、決勝では全ラップをリードしてファステストを記録した上で優勝と、完璧な週末を過ごし、最大ポイントを獲得した。エミリア・ロマーニャGPでのそれぞれのドライバーたちの戦いぶりを、バスコンセロス氏が振り返る。
【動画】YouTubeでファンの質問に答えるノリス。珍回答続出のなか角田裕毅の名前も登場
YouTube上でファンから募集した質問に回答したマクラーレンのランド・ノリス。寄せられた自由な質問の数々に、「リカルドはテディベア」で「角田の体重は他のドライバーの半分」とノリスから珍回答が続出した。
レッドブルへのアドバンテージを取り戻したいフェラーリF1、マイアミに新パーツ導入へ。大型アップデートはスペインの予定
フェラーリは、整然とした計画のもとでF1-75の開発を進め、それがシーズン序盤3戦で成果を上げた。シャルル・ルクレールがバーレーンとオーストラリアで優勝、サウジアラビアで2位に入り、マックス・フェルスタッペンを大きく引き離してランキングトップに立ったのだ。しかし第4戦エミリア・ロマーニャGPで敗北したことで、チーム代表マッティア・ビノットと技術グループは、当初のプランをわずかに変更することを決めた。
F1の新しい週末フォーマットにドライバーらが不満を示す。フェルスタッペンはメディア対応の効率性を指摘
シーズンごとにカレンダーが拡大するにつれ、F1は週末のフォーマットを変更してきた。増え続けるレースに対応するために、F1は多くの場合に木曜日の活動をなくし、メディア対応を金曜日の朝に移すことを決定した。
新たなスケジュールは機能しているか? そうでもない。多くの関係者にとって、木曜日と金曜日にコースへ行くことのストレスは増えている。
投資家集団を介してチェルシーFCへの投資を計画するハミルトン「多様性と包括性を進めるためにやるべきことは多い」
メルセデスのルイス・ハミルトンは、投資家コンソーシアムを介してチェルシーFCへ個人的な投資を行うのは「コミュニティのため」だと述べており、名門クラブを包括性と多様性の促進のために活かすという。
木曜日、ハミルトンと彼の友人でテニス選手のセリーナ・ウイリアムズが、元リバプールFC会長のマーティン・ブロートンが率いる投資家コンソーシアムの一員となり、制裁を科されたオリガルヒのロマン・アブラモビッチが売り出しているチェルシーFCの入札に参加しようとしていることが明らかになった。
F1レースディレクターふたりがコロナ陽性か。マイアミGPのため代役探しが必要になる可能性
今年FIA F1レースディレクターに就任したニールス・ヴィティヒとエドゥアルド・フレイタスのふたりともが、COVID-19の検査で陽性であることが判明したと、『Sky Sports News』や『RacingNews365.com』など複数のメディアが伝えている。
昨年までF1レースディレクターを務めたマイケル・マシが、アブダビGPでレギュレーションに反する行動をとったことがタイトルの行方に影響、これが問題視された後、FIAは新たなレースディレクターをふたり指名し、ひとつの役割をシェアさせることを決めた。
メルセデスF1、次戦マイアミGPでのマシンアップグレードを計画。ポーパシング軽減に向けて「明るい兆しが見えている」
メルセデスは、W13のアップグレードを行うべく、ブラックリーのファクトリーで準備を進めている。次戦マイアミGP、あるいはその次のスペインGPにアップデートを導入し、その後にチームは大きな決断を行うことになるかもしれない。
チーム代表トト・ウォルフは、エミリア・ロマーニャGPの週末、現在のマシンコンセプトからは期待していた成果は見られていないが、コンセプトに関して基本的な変更を行うと決める前に時間をかける必要があると語った。