【角田裕毅F1第7戦密着】Q3進出に向け手応えを感じるも、バリアにヒットし赤旗で状況は一変。僚友ガスリーにも影響

 モンテカルロ市街地サーキットは、ピットとパドックが離れているため、予選を終えたドライバーがピットからパドックにあるミックスゾーンに来るには、ラスカス・コーナー手前に架かるブリッジを上り下りし、メディアセンターが入っているビルの下をしばらく歩かなければならない。

 F1第6戦モナコGPの予選を11番手で終えた角田裕毅(アルファタウリ)。彼がミックスゾーンにやってきたときには、すでにQ3が始まっていたから、Q2が終了してから10分近く移動に時間を要したことになる。その足取りが重かったように見えたのは、Q2で10番手だったフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)との差が0.109秒だったことだけが理由ではないことは、この後の角田とのやりとりで知ることになる。

ペレスがクラッシュも予選3番手「タイヤが冷えていた。チームにもサインツにも申し訳ない」レッドブル/F1第7戦

 2022年F1モナコGPの土曜予選で、レッドブルのセルジオ・ペレスは3番手を獲得した。

 予選Q3最初のランを終えた段階で、ペレスはフェラーリ2台に続く3番手。最後のアタックラップで逆転を目指し、プッシュしているなかで、ペレスはポルティエ・コーナーでコントロールを失い、リヤからコーナーアウト側のバリアにヒットしてストップ。すぐ後ろを走行していて避けられなかったカルロス・サインツがペレスのマシンにクラッシュし、コースを塞ぐ形で止まった。セッションは赤旗からそのまま終了となり、ペレスは3番手のまま予選を終えることになった。ペレスはメディカルセンターで予備的チェックを受け、身体的に問題がないことが確認されている。

フェルスタッペン予選4番手、赤旗終了に憤り「不運だった。ポールは無理でも2番手は可能だったのに」F1第7戦

 2022年F1モナコGPの土曜予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは4番手だった。

 Q3最初のランを終えた段階で、フェルスタッペンは4番手。最後のアタックラップにかける形になったが、先にコースインしたセルジオ・ペレスがポルティエ・コーナーでコントロールを失い、リヤからコーナーアウト側のバリアにヒットしてストップ。すぐ後ろを走行していて避けられなかったカルロス・サインツがペレスのマシンにクラッシュし、コースを塞ぐ形で止まった。セッションは赤旗からそのまま終了となり、その後ろに続いていたフェルスタッペンはタイム更新のチャンスを得られなかった。

F1第7戦金曜会見:チームオーダーの一件を話し合ったペレス。戦略には同意も、サポート役ではないことを明確に

 1週間前のF1第6戦スペインGPではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が3連勝を果たし、セルジオ・ペレス(レッドブル)も2位表彰台に上がった。しかしチェッカー直後のペレスは担当エンジニアに、「(このレースについて)あとで話そう」と、チームに対しあからさまな不満を表明していた。

予選11番手の角田裕毅、チームに謝罪「バリアに接触したことで2台Q3進出のチャンスが失われた」/F1第7戦

 2022年F1モナコGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は11番手を獲得した。

 角田はQ1においてヌーベル・シケインでバリアに接触。それによってセッションは短い間、赤旗中断となった。その時点で角田は19番手だった。しかし角田はピットに戻り、赤旗後に最後のアタックラップを走ることができ、9番手タイムを記録して、Q2に進出した。

ルクレールが母国で2年連続ポール獲得、フェラーリが最前列独占。最終盤にペレスがクラッシュ【予選レポート/F1第7戦】

 2022年F1第7戦モナコGPの予選が行われ、フェラーリのシャルル・ルクレールがポールポジションを獲得した。2番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)、3番手はセルジオ・ペレス(レッドブル)となっている。アルファタウリの角田裕毅は11番手だった。

 フェラーリ優勢が予想された今年のモナコGP。実際、初日フリー走行は両セッションともにルクレールがトップタイムを叩き出した。しかし2日目FP3ではレッドブルのペレスが、ルクレールを0.041秒しのいで首位の座を奪った。スタートグリッドの位置がレースで絶対的に重要となるモナコだけに、午後4時からの予選は熾烈な戦いが予想された。

レッドブルのペレスが最速。フェラーリ勢が2、3番手に【タイム結果】F1第7戦モナコGPフリー走行3回目

 2022年F1第7戦モナコGPのフリー走行3回目が行われ、レッドブルのセルジオ・ペレスがトップタイムをマークした。2番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)となっている。アルファタウリの角田裕毅は11番手だった。

 気温27度、路面温度51度という晴れのコンディションで、現地時間13時にセッションがスタート。序盤はソフト、ミディアム、ハードと各車のタイヤが別れるなか、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)がソフトでトップタイムを更新し続ける。その後ルクレール、サインツが1-2体制を築き、レッドブルのマックス・フェルスタッペン、ペレスが続いた。

レッドブル&HRC密着:初日は3&4番手。様々なセッティングを試し、フェルスタッペンはFP1で好感触を掴む

 F1第7戦モナコGP、初日のフリー走行が終わった。結果はフェラーリが1-2体制を築き、レッドブルはセルジオ・ペレスが3番手、マックス・フェルスタッペンは4番手と、2人そろってフェラーリの後塵を拝する結果となった。

 その理由をフェルスタッペンは、次のように説明した。

ガスリー初日7番手「パフォーマンスに大満足。マシンに速さがある」:アルファタウリ/F1第7戦

 2022年F1モナコGPの金曜、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーはフリー走行1=6番手/2=7番手だった。

 ガスリーのパワーユニットには、シーズン5基目のエキゾーストシステムが入れられた。シーズン中に使用が許される基数内であるため、ペナルティは受けない。

■ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ)
フリー走行1=6番手(1分15秒083:ミディアムタイヤ/33周)/2=7番手(1分13秒636:ソフトタイヤ/32周)

ペレス「フェラーリとの差が大きくて驚いた。予選までにやるべきことが山ほどある」レッドブル/F1第7戦金曜

 2022年F1モナコGPの金曜、レッドブルのセルジオ・ペレスはフリー走行1=2番手/2=3番手だった。FP2でシャルル・ルクレール(フェラーリ)のトップタイムとの差は、0.379秒だった。

 ペレスはFP1でピットレーンスピード違反を犯し、罰金300ユーロ(約40000円)を科された。