F1第5戦マイアミGP予選トップ10ドライバーコメント(1)

 2022年F1第5戦マイアミGPの予選が行われ、6〜10番手のドライバーが土曜日を振り返った。6〜10番手のドライバーはルイス・ハミルトン(メルセデス)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)、ランド・ノリス(マクラーレン)、角田裕毅(アルファタウリ)、ランス・ストロール(アストンマーティン)だ。

ガスリー今季ベストの予選7番手「このサーキットで良いグリッドを確保できたことは大きい」/F1第5戦

 2022年F1マイアミGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーは7番手を獲得した。7番手はアルファタウリにとって今シーズンここまででベストのポジション。

■ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ)
FP3 16番手(1分31秒901:ソフトタイヤ/18周)
予選 7番手(Q1=14番手1分30秒779:ソフトタイヤ/Q2=10番手1分30秒128:ソフトタイヤ/:Q3=7番手1分29秒690:ソフトタイヤ)

F1 Topic:“新しい時代のF1”の始まりを期待させるマイアミ・インターナショナル・オートドローム/サーキット便り

 F1初開催となるマイアミGPが開催されるマイアミ・インターナショナル・オートドロームにやってきた。マイアミ・インターナショナル・オートドロームといっても、どこにもそんな看板はない。ホテルの人に聞くと、「ハードロック・スタジアムを目指せばいいよ」だと言う。

 ハードロック・スタジアム(IMG_0526.JPG)は、その名の通りボリュームある料理をロックを聴きながら楽しめるアメリカンレストラン『ハードロックカフェ』が、2016年8月に命名権が切れていたNFLマイアミ・ドルフィンズの本拠地のドルフィン・スタジアムの命名権を取得して名付けられた。

メルセデス、“カンガルーのように跳ねる”マシンに困惑「スイートスポットから外れてしまった」と代表/F1第5戦予選

 2022年F1マイアミGPの土曜予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンは6番手、ジョージ・ラッセルは12番手だった。

 チームは、予選での苦戦について「金曜プラクティスでの強力なペースをもとに向上を図っていくことができず、ドライバーふたりは、リヤのグリップがなく、ポーパシング現象が戻ってきたことに苦労させられた」と説明した。

レッドブル&HRC密着:ミスでポールを逃すも、フェラーリを大きく上回る最高速に自信「追い抜きの余地はある」

 F1第5戦マイアミGPの予選Q3の最後のアタックに入る前、暫定ポールポジションの座に就いていたのは、Q3の1回目のアタックで1分28秒991をマークしていたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だった。2番手のシャルル・ルクレール(フェラーリ)との差は、1000分の64秒という僅差だった。

 最後のアタックはルクレールのほうが先で、ルクレールは自己ベストを更新。1分28秒796をマークして、暫定ポールポジションの座をフェルスタッペンから奪う。一方、フェルスタッペンはアタックラップを開始した直後の4コーナーでバランスを崩し、アタックを断念。カルロス・サインツ(フェラーリ)もフェルスタッペンのタイムを上回り、フェラーリがフロントローを独占した。

【角田裕毅F1第5戦密着】「いいカムバックができた」Q3進出でパフォーマンスに満足の一方、予選後には厳しい表情も

 F1第5戦マイアミGPの予選後、一通り取材を終えて、メディアセンターに帰ってくると、仲のいいヨーロッパのメディアが近づいてきて、こう言った。

「今日のユウキはコメントでは喜んでいたけど、何かに腹を立てていたようだったね」

レッドブル代表「マックスはよく挽回した。2列目からでもフェラーリに勝つチャンスはある」/F1第5戦予選

 2022年F1マイアミGPの土曜予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは3番手、セルジオ・ペレスは4番手だった。

■レッドブル・レーシング
チーム代表クリスチャン・ホーナー

 今日は本当に僅差だった。(Q3での)最初のランが終わった時点では、我々が有利に思えたけれど、マックスはターン4で小さなミスをし、チェコはセクター1がうまくいかなかった。我々は決勝を2列目からスタートする。フェラーリは今日素晴らしい仕事をしたので、彼らを称えたい。

ペレス予選4番手「2番手まで0.05秒差だっただけに、悔しい結果」レッドブル/F1第5戦

 2022年F1マイアミGPの土曜予選で、レッドブルのセルジオ・ペレスは4番手を獲得した。

■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 1番手(1分30秒304:ソフトタイヤ/21周)
予選 4番手(Q1=3番手1分30秒055:ソフトタイヤ/Q2=4番手1分29秒673:ソフトタイヤ/:Q3=4番手1分29秒036:ソフトタイヤ)

ポールのルクレール、直線で速いレッドブルを警戒も「コーナーでのアドバンテージを武器に戦う」フェラーリ/F1第5戦

 2022年F1マイアミGPの土曜予選で、フェラーリのシャルル・ルクレールはポールポジション、カルロス・サインツは2番手を獲得、決勝に向けてフロントロウを独占した。フェラーリにとって67回目のフロントロウ独占で、ルクレールにとってはキャリア12回目、今季3回目のポールポジションだ。

 なお、FIAはサインツのパワーユニット(PU)にシーズン2基目のコントロールエレクトロニクスが入れられたことを発表している。これによるペナルティはない。

フェルスタッペン予選3番手「走行不足でなければポールを獲れた」チームに信頼性向上を促す/F1第5戦

 2022年F1マイアミGPの土曜予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは3番手だった。

 金曜にトラブルのため満足に走れず、FP3と合わせて35周のみの走行で予選に臨んだ。FP3では態勢を崩し、ぎりぎりのところでクラッシュを免れるシーンもあった。それでも予選で常に上位タイムを出し、ポールポジション争いに挑んだ。