レクサスRC F、デトロイトで今季初優勝。総合優勝はチップ・ガナッシ・キャデラック/IMSA第6戦

 6月4日、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第5戦『シボレー・デトロイト・グランプリ・プレゼンテッド・バイ・リア』がデトロイトのベルアイル・パークで行われ、チップ・ガナッシ・レーシングが運営するキャデラック・レーシングの01号車キャデラックDPi-V.R(ランガー・バン・デル・ザンデ/セバスチャン・ブルデー組)が優勝した。

 シリーズ最高峰カテゴリーのDPiと、GT3カーを用いるプロ・アマクラスのGTDの2クラス計16台が参加した今戦は100分間のスプリントレース。その決勝に向けた予選ではキャデラック・レーシングのブルデー駆る01号車がポールポジションを獲得し、GTDクラスではバッサー・サリバン17号車レクサスRC F GT3に乗り込んだカイル・カークウッドがクラスポールを奪った。

アキュラ、新型LMDh車両『ARX-06』のティザー画像を初公開。2023年IMSAに投入

 6月3日、アキュラは2023年からIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に新設されるGTPクラスへ投入する新型LMDh規定車両『ARX-06』のティザー画像を初公開した。

LMGTEアマのハードポイントが招待参戦枠を事実上“譲渡”。アブソリュートの3名が出場へ/ル・マン24時間

 2022年ル・マン24時間レースのLMGTEアマクラスにハードポイント・モータースポーツの99号車ポルシェ911 RSR-19から当初出場が予定されていたロブ・フェリオール/キャサリン・レッグ/エイドリアン・ド・レネールが参戦を断念し、その参戦枠をアブソリュート・レーシングに事実上、譲ることとなった。

元アキュラのオリビエ・プラ、AXRキャデラックにシーズン途中加入。苦戦のヌネスと交代/IMSA

 IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のDPiクラスに参戦するアクション・エクスプレス・レーシング(AXR)は、今季残りのシーズンのドライバーとして、トリスタン・ヌネスに代わりオリビエ・プラを起用すると発表した。

 プラは6月4日にミシガン州・デトロイトのベル・アイルで行われる100分レースから、ウェーレン・エンジニアリングがスポンサードする31号車キャデラックDPi-V.Rを、2021年DPi王者のピポ・デラーニとともに走らせる。

2023年カレンダー入りも噂されるインディアナポリス。他レースを削ってでも『耐久戦』を開催か/IMSA

 2023年のウェザーテック・スポーツカー選手権について「あらゆるスケジュールの選択肢を検討」していると語ったIMSA代表のジョン・ドゥーナンは、インディアナポリス・モーター・スピードウェイ(IMS)における耐久レースをカレンダーに追加することを否定していない。

 これは4月、シリーズに4戦あるミシュラン・エンデュランス・カップに5番目のレースを追加することについて「現時点では不可能」であることをドゥーナンが示唆したことを受けての展開だ。

“ワクチン接種必須”のカナダ戦に揺れるIMSAのパドック。複数チームが参加見送りか

 IMSA会長のジョン・ドゥーナンは、カナダにおける新型コロナウイルスワクチン接種の義務化によって複数のチームや関係者の参加に影響が出そうな状況ではあるものの、カナディアン・タイヤ・モータースポーツ・パーク(CTMP/通称モスポート・パーク)でのイベントを予定通り進めると再確認した。

 7月1〜3日、CTMPにおいて開催される『シボレー・グランプリ』は、ウェザーテック・スポーツカー選手権のDPi、LMP3、GTD Pro、GTDクラスが参加するレースと、ミシュラン・パイロット・チャレンジ、IMSAプロトタイプチャレンジシリーズで構成されるイベントとなる予定だ。これは、新型コロナウイルスのパンデミック発生以来、IMSAにとって初めての米国外への遠征となる。

“アキュラ不敗”のミド・オハイオ、キャデラックがポール獲得もWTR10号車が逆転勝利/IMSA第5戦

 アメリカ・オハイオ州のミド・オハイオ・スポーツカーコースで5月14~15日、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の2022年シーズン第5戦が行われ、ウェイン・テイラー・レーシング(WTR)が運営するコニカミノルタ・アキュラARX-05の10号車アキュラ(リッキー・テイラー/フィリペ・アルバカーキ組)が優勝した。

 近年、ホンダの北米ブランドであるアキュラがタイトルスポンサーを務めてきたイベントは、2022年からサポートブランドがレクサスに替わり、新たに『レクサス・グランプリ・アット・ミド・オハイオ』として開催されることになった。

バッサー・サリバン、『レクサスGP』で2台目のRC F GT3をGTDに追加投入/IMSA

 バッサー・サリバン・レーシング(VSR)は、今週末5月14~15日に開催されるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第5戦『レクサス・グランプリ・アット・ミド・オハイオ』で、2台のレクサスRC F GT3をGTDクラスにエントリーさせる。

 先週水曜に発表された同ラウンドのエントリーリストによると、VSRのドライバーであるジャック・ホークスワースは、ミド・オハイオでの今季第5戦においてブロンズドライバーのリチャード・ハイスタンドとペアを組み、ゼッケン17番をつけたレクサスRC F GT3でプロ・アマのGTDクラスに出場する。

オリバー・ジャービス、ミド・オハイオ戦は「MSRとアキュラにとって非常に重要」/IMSA

 メイヤー・シャンク・レーシングのオリバー・ジャービスは、5月14~15日にオハイオ州のミド・オハイオ・スポーツカーコースで開催される『レクサス・グランプリ』が、所属チームとアキュラにとって「非常に重要」な1戦になると考えている。

 それはチームのホームレースであることと同時に、2台のアキュラARX-05によって繰り広げられているDPiチャンピオンシップの戦いについても言えるものだ。

コルベット、GTEプロの存続が困難な2023年の活動について「あらゆる道を模索」/WEC

 ゼネラルモーターズ(GM)のスポーツカーレーシング・プログラムマネージャーを務めるローラ・ウォントロップ・クラウザーによると、コルベット・レーシングは2023年のWEC世界耐久選手権に参加する可能性について「あらゆる道を模索している」という。

 シボレーのファクトリーチームは来年もWECのグリッドに残ることに興味を持っているが、何かにコミットする以前にACOフランス西部自動車クラブからLMGTEプロクラスの延長計画についてさらに話を聞きたいと考えている。その間、同ブランドはLMGTEアマでの取り組みのために、チームをどのように進化させることができるかを“模索”している。