アルファタウリF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、誰もがミック・シューマッハー(ハース)に対し、F1で何ができるか示すための時間と余裕を与えることを促している。
フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)のメンバーである23歳のシューマッハーは、ハースで厳しい2年目のシーズンスタートを切った。サウジアラビアとモナコでは大きなアクシデントを起こしてマシンを大破させ、マイアミでもクラッシュを喫した。
アルファタウリF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、誰もがミック・シューマッハー(ハース)に対し、F1で何ができるか示すための時間と余裕を与えることを促している。
フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)のメンバーである23歳のシューマッハーは、ハースで厳しい2年目のシーズンスタートを切った。サウジアラビアとモナコでは大きなアクシデントを起こしてマシンを大破させ、マイアミでもクラッシュを喫した。
2022年F1第7戦モナコGPでは、スタート直前に雨が降り始めた。その影響でスタートが遅れたものの、セーフティカー先導でスタートしたレースは、ウエットタイヤからドライタイヤへ履き替えるタイミングがレースを左右することに。母国レースでポールポジションを獲得し、先頭からスタートしたシャルル・ルクレールだったが、フェラーリの戦略ミスによりまさかのポジションダウン。一方でレッドブルはピット戦略でポジションを上げることに成功したのだった。モナコGPのレースを無線とともに振り返る。
F1ドライバーの多くは、初めてのF1レースでポイントを獲得できないものだが、周冠宇はそれをやってのけた。初の中国人ドライバーである周は今年3月の開幕戦バーレーンGPで10位でフィニッシュしたのだ。
だがそれ以降、周は少々苦戦しているようだ。チームメイトのバルテリ・ボッタスは第2戦サウジアラビアGP以外のすべてのレースでポイントを獲得しているが、周はバーレーンでの1ポイントのみに留まっている。またボッタスは40ポイントを獲得して世界選手権8位につけているが、周は1ポイントのため18位となっている。
マクラーレンのチーム代表であるアンドレアス・ザイドルは、マクラーレンとダニエル・リカルドが、彼のパフォーマンスを改善するために相互に懸命に取り組んでいると述べている。
マクラーレン・レーシングCEOのザク・ブラウンの発言や、リカルドの芳しくない結果を受けて、最近は彼のF1での将来に関するうわさが飛び交っている。ブラウンはリカルドに関して、2021年の加入以来、彼がマクラーレンの期待に応えていないと明確に述べた。
長年F1を取材しているベテランジャーナリスト、ルイス・バスコンセロス氏が、全20人のドライバーのグランプリウイークエンドの戦いを詳細にチェック、独自の視点でそれぞれを10段階で評価する。
2022年F1第7戦モナコGPは、決勝スタート直前に雨が降り出し、レース中に路面が乾いていくという難しいコンディションに。シャルル・ルクレール(フェラーリ)はポールポジションから余裕の勝利を飾るかに思われたが、フェラーリが適切なピットストップ戦略で対応することができず、まさかの4位に沈んだ。優勝したのは、週末を通してチームメイトのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)より速さがあったセルジオ・ペレス(レッドブル)だった。モナコGPでのそれぞれのドライバーたちの戦いぶりを、バスコンセロス氏が振り返る。
元F1ドライバーのジョリオン・パーマーは、5月29日(日)に行われたF1第7戦モナコGPの決勝について、レース結果を左右しかねないような走りを行ったドライバーに対して、スチュワードは制裁を科すべきだったと語った。
現在『F1 TV』のコメンテーターを務めるパーマーは、レース序盤にフェラーリのシャルル・ルクレールを妨害したアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)をそのまま走らせたとして、FIAを批判した。
2022年F1第7戦モナコGPでは、レッドブルのセルジオ・ペレスが3番グリッドから逆転で優勝を飾った。モナコGPをメキシコ人ドライバーが制したのはこれが初めてのことだ。マックス・フェルスタッペンも3位に入賞し、モナコでダブル表彰台を獲得したレッドブルについて、現場を訪れていた元ホンダの山本雅史氏は、チームの総合力が求められる場面で「レッドブルはしっかりしていた」と振り返った。
F1モナコGP後、スクーデリア・フェラーリは、ホームトラックのフィオラノで、F1-75により2023年用F1フルウエットタイヤのテストを行った。火曜にはカルロス・サインツ、水曜にはシャルル・ルクレールが走行した。
フィオラノは、ポール・リカール同様、人工的に路面をウエット状態に保つシステムを備えているサーキットだ。
モナコGPでは決勝が雨になり、2022年型フルウエットタイヤを全員が使用したが、マックス・フェルスタッペン、ルイス・ハミルトン、セバスチャン・ベッテルなど何人かのドライバーが、フルウエットタイヤは全くグリップがなかったと批判した。ハミルトンとベッテルは、昔、他のメーカーのタイヤでレースをしていた時代には、ウエットコンディションでもそれなりにグリップがあり、速く走れたと示唆する発言まで行った。
F1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリは、F1関係者の負担をできるだけ軽減し、環境に配慮するため、グランプリ間の移動距離をできるだけ短くすることを念頭において、2023年F1カレンダーのプランを立てている。しかしなかには、日程を大幅に動かすことに否定的なレース主催者もいる。
マイアミGPの主催者は、5月初旬の開催枠を6月のカナダGP前後に移動させようとする動きに抵抗するため、現地の気候条件や、6月には他のイベントとぶつかってしまうといった事情を引き合いに出しながら、5月開催を維持したいという意向を示した。しかし、モナコの週末、ドメニカリと接触していたチームの代表者たちは、ハードロックスタジアム周辺で行われるマイアミGPの日程が今年より1カ月遅くなる可能性は非常に高く、これは全10チームの全面的な支持を得ていると明かした。
2022年シーズンで7年目を迎えたハースF1チームと小松礼雄エンジニアリングディレクター。シーズン開幕前のプレシーズンテスト以来となるバルセロナ-カタロニア・サーキットでは、ミック・シューマッハーが予選でQ3に進み、予選アタックに課題を抱えるシューマッハーにとって大きな一歩になった。一方ケビン・マグヌッセンは得意のスタートでポジションを上げようとしたものの、他者との接触でダメージを負い後退し、入賞とはならなかった。
コラム第7回は、前編・後編の2本立てでお届け。前編となる今回は、スペインGPの現場の事情を小松エンジニアが振り返ります。