ガスリー、FP3でヒートシールドのトラブル「走行時間を失い、困難な予選になった」:アルファタウリ/F1第6戦

 2022年F1スペインGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーは14番手だった。

 FP3では走行開始早々にトラブルに見舞われ、ノータイムに終わった。レッドブルは、ガスリーは「ヒートシールドのトラブルに見舞われた」と述べている。

■ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ)
FP3 20番手(ノータイム/1周)
予選 14番手(Q1=13番手1分20秒719:ソフトタイヤ/Q2=14番手1分20秒861:ソフトタイヤ)

ペレス予選5番手「FP1欠席の影響は予想以上に大きかった」レッドブル/F1第6戦

 2022年F1スペインGPの土曜予選で、レッドブルのセルジオ・ペレスは5番手を獲得した。

■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 6番手(1分20秒260:ソフトタイヤ/19周)
予選 5番手(Q1=8番手1分20秒447:ソフトタイヤ/Q2=6番手1分19秒830:ソフトタイヤ/:Q3=5番手1分19秒420:ソフトタイヤ)

【角田裕毅F1第6戦密着】予選に向け大きくセットアップを変更「アタックラップで納得の走りができた」と評価

 予選13番手は、今シーズンに関して言えば、第3戦オーストラリアGPと同じ結果だ。そのとき、角田裕毅(アルファタウリ)は「Q1までは(Q3へ行ける)ポテンシャルを感じられていただけに、すごく残念です」と悔しがっていた。

 しかし、今回の第6戦スペインGPで、予選直後にミックスゾーンに現れた角田の表情はメルボルンほど厳しくはなかった。それは、予選に臨む直前の状況がオーストラリアGPとは大きく異なっていたからだ。オーストラリアGPでは冒頭のコメントでも言っているように、角田はQ3へ進出できる手応えを感じていた。ところが、今回はQ3はおろか、Q2へも進出できないという危機感を持って、角田は予選に臨んでいた。

スピンのルクレールが挽回してポール獲得「課題のロングランも改善。マックスと戦えることを願う」フェラーリ/F1第6戦

 2022年F1スペインGPの土曜予選で、フェラーリのシャルル・ルクレールはポールポジション、カルロス・サインツは3番手を獲得した。

 ルクレールはQ2で1回のみのアタックでソフトタイヤをセーブした。これについてレーシングディレクターのローレン・メキースは、「(ポール獲得に加えて)もうひとつポジティブな点は、Q2でシャルルの戦略においてリスクを冒し、それが奏功したことだ。これによって新品ソフト1セットを余計に残すことができ、決勝の戦略に柔軟性を持たせることができる」と述べている。

DRSトラブルのフェルスタッペン、予選2番手「アップデートで速さが増したフェラーリと戦うのは簡単ではない」/F1第6戦

 2022年F1スペインGPの土曜予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、シャルル・ルクレール(フェラーリ)と0.323秒差の2番手だった。

 フェルスタッペンはQ3最初のアタックで1分19秒073で暫定ポール。ルクレールは1回目のアタックラップでスピンを喫し、タイムを出せず。終盤に1回のアタックラップにかけることになったルクレールだが、フェルスタッペンの暫定ポールタイムを破ってトップに立った。フェルスタッペンは最後のラップのターン3でペースが落ち、チームに対してパワーロスを訴え、アタックを断念した。

角田裕毅予選13番手「マイアミと異なりペースに苦しんでいるが、マシンの力を最大限に引き出して戦った」/F1第6戦

 2022年F1スペインGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は13番手を獲得した。

 テクニカルディレクターのジョディ・エギントンは一日を次のように振り返った。

「難しい一日だった。バルセロナではマシンが望んでいた状態ではないのだ」

「ドライバーたちはふたりとも、予選でマシンから最大の力を引き出すために頑張ってくれたが、バランスが適切な状態ではなかったため、今回はQ3に進むことはできなかった。この問題を解決することに集中している」

“グリーン・レッドブル”と呼ばれるアストンマーティンAMR22。FIAは合法と明言も、レッドブルは知的財産流出を疑う

 アストンマーティンがF1第6戦スペインGPに持ち込んだアップデート版AMR22が、レッドブルRB18と似た形状の部分があることが注目を集めているが、FIAは、類似性について調査済みであり、アストンマーティンはレギュレーション違反を犯してはいないと明言した。しかし、レッドブル側は納得しておらず、「深刻な懸念」を示している。

 2022年に苦しいスタートを切ったアストンマーティンは、第5戦までに6点しか獲得していない。しかしスペインには“Bスペック”と言えるほど異なる形状のマシンを走らせる予定であることは事前に判明しており、スペイン初日からアストンマーティンには注目が集まっていた。

FP1でルーキーふたりが走行。ビップスは「マシンのフィーリングを直接感じることが仕事に役立つ」と満足/F1第6戦金曜

 2022年F1第6戦スペインGPでは、ウイリアムズからニック・デ・フリースが、レッドブルからユーリ・ビップスがフリー走行1回目に参加した。

 今年のF1の競技規則では、各チームはルーキードライバーをFP1で2回起用しなければならないと定められている。今回デ・フリースはアレクサンダー・アルボンのマシンをドライブし、ビップスはセルジオ・ペレスに代わっての出走となった。

ガスリー11番手「ものすごく苦労した。マシンを思いどおりに機能させるのが難しい」:アルファタウリ/F1第6戦金曜

 2022年F1スペインGPの金曜、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーはフリー走行1=8番手/2=11番手だった。

■ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ)
フリー走行1=8番手(1分21秒422:ソフトタイヤ/23周)/2=11番手(1分20秒917:ソフトタイヤ/28周)

レッドブル&HRC密着:走り慣れたバルセロナでシートを譲っても「問題ない」とペレス。ビップスは空力データ収集に専念

 F1第6戦スペインGP初日、フリー走行1回目でマックス・フェルスタッペンとともにレッドブルのマシンを走らせたのは、チームメイトのセルジオ・ペレスではなく、レッドブルのジュニアドライバー、ユーリ・ビップスだった。

 これはペレスに何か不具合があったわけではなく、今年のF1のスポーティングレギュレーションで、「チームはシーズン中に最低2回、若手ドライバーを起用しなければならない」と若手育成のために新たに義務付けられたからだ。