隣国ブラジルのSCBストックカー・ブラジルと並び、アルゼンチン発の“世界最速FFツーリングカー選手権”を称するスーパーTC2000(STC2000)第3戦が4月30~5月1日に開催され、土曜スプリントはTOYOTA GAZOO Racing YPFインフィニアのジュリアン・サンテロ(トヨタ・カローラSTC2000)が、今季採用の“サクセスウエイト”にも負けず12周のレースを制圧。しかし日曜ファイナルはシボレーYPFチームの王者アグスティン・カナピノ(シボレーYPFクルーズ)が、僚友ベルナルド・ラヴァーを引き連れ、ワン・ツー・フィニッシュを決めている。
長らく続いてきたアルゼンチン国内でのシリーズ分裂が今季開幕前に和解合意に達したことにより、これまで並存していた『TC2000(ツーリスモ・コンペティション)』と併合されることとなったSTC2000は、改めて同イベントよりシリーズ名称統一を含めた再出発を切った。