ペレス予選5番手「FP1欠席の影響は予想以上に大きかった」レッドブル/F1第6戦

 2022年F1スペインGPの土曜予選で、レッドブルのセルジオ・ペレスは5番手を獲得した。

■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 6番手(1分20秒260:ソフトタイヤ/19周)
予選 5番手(Q1=8番手1分20秒447:ソフトタイヤ/Q2=6番手1分19秒830:ソフトタイヤ/:Q3=5番手1分19秒420:ソフトタイヤ)

DRSトラブルのフェルスタッペン、予選2番手「アップデートで速さが増したフェラーリと戦うのは簡単ではない」/F1第6戦

 2022年F1スペインGPの土曜予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、シャルル・ルクレール(フェラーリ)と0.323秒差の2番手だった。

 フェルスタッペンはQ3最初のアタックで1分19秒073で暫定ポール。ルクレールは1回目のアタックラップでスピンを喫し、タイムを出せず。終盤に1回のアタックラップにかけることになったルクレールだが、フェルスタッペンの暫定ポールタイムを破ってトップに立った。フェルスタッペンは最後のラップのターン3でペースが落ち、チームに対してパワーロスを訴え、アタックを断念した。

“グリーン・レッドブル”と呼ばれるアストンマーティンAMR22。FIAは合法と明言も、レッドブルは知的財産流出を疑う

 アストンマーティンがF1第6戦スペインGPに持ち込んだアップデート版AMR22が、レッドブルRB18と似た形状の部分があることが注目を集めているが、FIAは、類似性について調査済みであり、アストンマーティンはレギュレーション違反を犯してはいないと明言した。しかし、レッドブル側は納得しておらず、「深刻な懸念」を示している。

 2022年に苦しいスタートを切ったアストンマーティンは、第5戦までに6点しか獲得していない。しかしスペインには“Bスペック”と言えるほど異なる形状のマシンを走らせる予定であることは事前に判明しており、スペイン初日からアストンマーティンには注目が集まっていた。

FP1でルーキーふたりが走行。ビップスは「マシンのフィーリングを直接感じることが仕事に役立つ」と満足/F1第6戦金曜

 2022年F1第6戦スペインGPでは、ウイリアムズからニック・デ・フリースが、レッドブルからユーリ・ビップスがフリー走行1回目に参加した。

 今年のF1の競技規則では、各チームはルーキードライバーをFP1で2回起用しなければならないと定められている。今回デ・フリースはアレクサンダー・アルボンのマシンをドライブし、ビップスはセルジオ・ペレスに代わっての出走となった。

レッドブル&HRC密着:走り慣れたバルセロナでシートを譲っても「問題ない」とペレス。ビップスは空力データ収集に専念

 F1第6戦スペインGP初日、フリー走行1回目でマックス・フェルスタッペンとともにレッドブルのマシンを走らせたのは、チームメイトのセルジオ・ペレスではなく、レッドブルのジュニアドライバー、ユーリ・ビップスだった。

 これはペレスに何か不具合があったわけではなく、今年のF1のスポーティングレギュレーションで、「チームはシーズン中に最低2回、若手ドライバーを起用しなければならない」と若手育成のために新たに義務付けられたからだ。

FP2から走行のペレス「ポールポジション争いできる速さを予選までに見つけたい」レッドブル/F1第6戦金曜

 2022年F1スペインGPの金曜、レッドブルがジュニアドライバーのユーリ・ビップスをフリー走行1回目で走らせることを決めたため、セルジオ・ペレスはフリー走行2回目からマシンに乗った。FP2でペレスは7番手タイムをマークした。

 なお、ペレス車のパワーユニットには、シーズン3基目のエキゾーストシステムが入れられたことが発表されている。

フェルスタッペン、首位フェラーリとの差は0.336秒「ロングランには満足だが、予選ペース向上が課題」F1第6戦金曜

 2022年F1スペインGPの金曜、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはフリー走行1=3番手/2=5番手だった。FP1でもFP2でも、トップのシャルル・ルクレール(フェラーリ)とは0.336秒差だった。

■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
フリー走行1=3番手(1分20秒164:ソフトタイヤ/28周)/2=5番手(1分20秒006:ソフトタイヤ/27周)

F1マシン開発競争に自信を見せるフェルスタッペン「レッドブルはコストキャップにもうまく対応していける」

 F1タイトル争いのライバル、フェラーリがスペインGPで大規模なアップグレードを導入する予定だが、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、不安は感じていないようだ。フェルスタッペンは、レッドブルのマシン開発能力に強い自信を持っており、それを武器にシーズン最後まで戦っていけると語った。

 シーズン開始から第5戦まで、大きなアップデートを行ってこなかったフェラーリは、第4戦、第5戦とレッドブルとフェルスタッペンに敗れ、コンストラクターズ選手権でもドライバーズ選手権でも、大幅にリードを失っている。

フェルスタッペン、初優勝の思い出の地スペインでは「この数レースの勢いを維持したい」/F1第6戦プレビュー

 今週末にバルセロナ-カタロニア・サーキットで開催されるF1第6戦スペインGPに向け、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1初優勝の思い出の地であるスペインでも2連勝中の勢いを保ちたいと語った。

 フェルスタッペンは第4戦エミリア・ロマーニャGP、第5戦マイアミGPで連勝を記録し、今シーズンの優勝回数を3に伸ばした。ドライバーズ選手権では現在もシャルル・ルクレール(フェラーリ)が首位に立っているが、その差は19ポイントまで縮まっている。

レッドブルF1、若手ドライバーテスト規則に基づき、ユーリ・ビップスをスペインFP1で起用へ

 レッドブル・レーシングは、F1第6戦スペインGPの金曜フリープラクティス1で、ジュニアドライバーであるユーリ・ビップスを走らせることを発表した。

 2022年のスポーティングレギュレーションにおいて、各チームはシーズン中に2回、ルーキードライバーをFP1で走らせることを義務付けられている。規則には「各選手権期間中、各競技者は、選手権にエントリーされた各車両で1回、選手権において3回以上レースに出場したことのないドライバーを起用しなければならない」と記載されている。