フェルスタッペンのDRSトラブル、レッドブルF1の軽量化が影響した可能性

 レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、F1スペインGPでマックス・フェルスタッペン車のDRSにトラブルが発生した原因として、マシン重量削減のためのアップデートが影響した可能性があるとコメントした。

 フェルスタッペンは、スペインGP決勝序盤、2番手走行中にコースオフし、その後、4番手から順位を上げていかなければならなかった。しかしDRSに問題があり、作動したりしなかったりを繰り返していたため、フェルスタッペンにとってはバトルが非常に困難なものになった。

レッドブルF1代表がインフレの影響を深刻視「予算上限額を引き上げなければ、7チームが4戦を欠場する事態に」

 レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、世界的に進むインフレのなか、現在のF1バジェットキャップに従っていくと、2022年シーズンを終える前に使える予算がなくなるチームがいくつかあり、一部チームが数戦を欠場せざるを得なくなる可能性があると警告している。

 F1の予算制限は2021年には1億4500万ドル(約183億円)で、2022年には1億4000万ドル(約177億円)に引き下げられた。さらに今年は厳しいインフレのなか、エネルギーコストの上昇などがチームに大きな負担を与えている。

2022年F1第6戦スペインGP決勝トップ10ドライバーコメント(2)

 2022年F1第6戦スペインGPの決勝レースで優勝〜5位のドライバーが日曜日を振り返った。優勝〜5位のドライバーはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)だ。

レッドブル&HRC密着:ピットストップ戦略とペレスのサポートで、DRSトラブル&ミスに対処。両選手権でトップに浮上

 F1第6戦スペインGPの12周目、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)のレースエンジニアを務めるジャンピエロ・ランビアーゼが無線でこう告げる。

「前の周にDRSのフラップが開いていなかったから、次の周にもう1回チャレンジしてみてほしい」

 13周目のホームストレートで前を走るジョージ・ラッセル(メルセデス)の1秒以内につけていたフェルスタッペンは、再びDRSのボタンを押すが、リヤウイングはまたも開かなかった。

レッドブル代表「タイトル争いにおいて極めて重要な1-2」チームプレーを受け入れたペレスには感謝/F1第6戦

 2022年F1スペインGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは1位、セルジオ・ペレスは2位に続き、今季2回目の1-2フィニッシュを達成した。

 ドライバーズ選手権ではフェルスタッペンがシャルル・ルクレール(フェラーリ)を抜き、コンストラクターズ選手権でもレッドブルがフェラーリを抜き、それぞれトップに立った。

フェルスタッペン、ミスとトラブルを乗り越え勝利「いらいらしてDRSボタンを押しまくった。今は笑えるけどね」F1第6戦

 2022年F1スペインGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは今季4勝目を挙げた。ドライバーズ選手権では、合計110点として、トラブルによりリタイアしたシャルル・ルクレール(フェラーリ)をポイントで上回り、ポイントリーダーの座に就いた。コンストラクターズ選手権でも、レッドブルはフェラーリを抜いてランキングトップとなった。

 2番グリッドからポジションを維持して走行していたフェルスタッペンは、9周目にターン4でターンインした時に、強い追い風を受けてグリップを失い、グラベルに飛び出し、ジョージ・ラッセル(メルセデス)とセルジオ・ペレス(レッドブル)の後ろに後退した。

F1第6戦スペインGP予選トップ10ドライバーコメント(2)

 2022年F1第6戦スペインGPの予選が行われ、ポールポジション~5番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。ポールポジション~5番手に入ったドライバーはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、セルジオ・ペレス(レッドブル)だ。

レッドブル&HRC密着:DRSの不具合で最終アタックを断念。ポールを逃すも、レースではタイヤ管理を重視し逆転を狙う

 F1第6戦スペインGPの予選Q3終盤、国際映像のモニターには最後のアタックを行うシャルル・ルクレール(フェラーリ)の走りが映し出されていた。Q3の1回目のアタックを終えた段階で暫定ポールポジションを獲得していたのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。ライバルのルクレールはシケインでスピンし、タイムを計測していなかった。

 最後のアタックはルクレールがフェルスタッペンよりも先に開始。フェルスタッペンの暫定PPタイムを更新する勢いでセクター2を通過し、シケインを立ち上がって最終コーナーへ向かおうとしていた。しかし、次の瞬間、モニターからフェルスタッペンの無線が流れてきた。

レッドブル代表「トラブルもあったが、今日は速さが足りなかった。決勝でフェラーリにチャレンジする」/F1第6戦予選

 2022年F1スペインGPの土曜予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは2番手、セルジオ・ペレスは5番手だった。

■レッドブル・レーシング
チーム代表クリスチャン・ホーナー

 フロントロウからスタートできることを喜んでいる。マックスは最後のラップでDRSの問題に見舞われ、その結果、シャルル(・ルクレール)の最後のアタックに対応するチャンスがなくなり、2番手となった。

 今日の我々には、彼(ルクレール)のタイムに勝てる力はなかったと思う。だがトラブルがなければ、もっと彼に近づくことはできただろう。

【2022年F1第6戦スペインGP】 フェラーリ リベンジなるか? フェラーリとレッドブルのガチンコ勝負続く 予選速報

F1: スペインGP予選。スピンしながらも、ルクレールがフェルスタッペンを抑えてポールポジション。シャルル ルクレールはバルセロナの予選で、まず緊張を見せ、次に強さを見せる。フェルスタッペン、またもやテクノロジートラブル […]