「リスクを冒すか、否か」。5年ぶりのル・マンに挑むトヨタ平川亮が感じる“難しさ”と、初体験の“驚き”

 ル・マン24時間テストデーの8時間を、大きなトラブルなく終えたトヨタGAZOO Racing。テストから2日経ち、レースウイークの走行開始を翌日に控えた現地時間の7日昼、チーム代表兼7号車ドライバーの小林可夢偉、8号車ドライバーの平川亮が、リモート形式の会見で日本メディアの質疑に応えた。

■トラブル原因のコンバータは「マレリに持ち込んでチェックした」

3戦中2度ポールのWedsSportの課題は決勝直後のタイヤの低内圧。国本雄資「130Rで底を打っていた」【第3戦鈴鹿】

 スーパーGT第3戦鈴鹿、予選で19号車WedsSport ADVAN GRスープラは国本雄資がGTで自身初のポールポジションをレコードタイムで獲得。19号車としても第2戦富士に続いての2戦連続でのポールとなり、ヨコマハタイヤの進化と速さをアピールする形となったが、決勝ではオープニングラップからペースが上がらず順位を下げ、結局5位でチェッカー。タイヤのウォームアップ性能とともに、低い内圧でのスタートによるボトミングの問題が絡んでいた。

F1技術解説:第7戦(1)本来負けるはずがなかったフェラーリ。F1-75が持つ明らかな優位性

 2022年F1第7戦モナコGPで各チームが走らせたマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが観察し、印象に残った点などについて解説。第1回では、フェラーリF1-75のレッドブルRB18に対する優位性を分析する。

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 モナコでのフェラーリは最高のマシンを持ちながら、戦略的に失敗した。少なくとも予選までの、ドライ路面のモナコでは、F1-75は低速コーナーからの脱出の速さという特徴を遺憾なく発揮していた。

フェルスタッペン、F1を離れた後にチームに留まることには興味を持たず「ドライブしないなら、他の楽しいことをしたい」

 マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はドライバーとしてF1を離れた後、F1で活動を続けることはないと述べ、コンサルタントやチームアドバイザーとしてパドックに出入りすることへの野心はないと述べている。

 現世界チャンピオンであるフェルスタッペンは2015年にF1でのキャリアを開始し、これまでのところ24回の優勝を飾り、世界選手権タイトルを獲得している。フェルスタッペンのファンは、少なくとも現在のレッドブル・レーシングとの契約期限である2028年まで、フェルスタッペンが彼らを楽しませ続けてくれると安心できるだろう。

ランボルギーニ、LMDhのベースシャシーにリジェを選定。4コンストラクターが揃う

 2024年からWEC世界耐久選手権とIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の双方に新型LMDh車両を投入する予定のランボルギーニは、フランスのリジェ・オートモーティブとのテクニカル・パートナーシップを発表、ランボルギーニLMDhマシンはリジェLMP2シャシーをベースにすることが決定した。