2022年F1第6戦スペインGPのフリー走行1回目が行われ、フェラーリのシャルル・ルクレールがトップタイムをマークした。2番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)、3番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)となっている。アルファタウリの角田裕毅は10番手だった。
F1マシン開発競争に自信を見せるフェルスタッペン「レッドブルはコストキャップにもうまく対応していける」
F1タイトル争いのライバル、フェラーリがスペインGPで大規模なアップグレードを導入する予定だが、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、不安は感じていないようだ。フェルスタッペンは、レッドブルのマシン開発能力に強い自信を持っており、それを武器にシーズン最後まで戦っていけると語った。
シーズン開始から第5戦まで、大きなアップデートを行ってこなかったフェラーリは、第4戦、第5戦とレッドブルとフェルスタッペンに敗れ、コンストラクターズ選手権でもドライバーズ選手権でも、大幅にリードを失っている。
挽回目指すアストンマーティンF1、スペインに“Bスペックマシン”を導入。レッドブル似のサイドポッドに変更
アストンマーティンがF1第6戦スペインGPに持ち込んだ、AMR22の大規模なアップグレードに、レッドブルRB18に似た形状のサイドポッドが含まれていることが分かった。
アストンマーティンは第5戦までにわずか6ポイントしか獲得しておらず、早急に状況を好転させる必要に迫られている。同チームはスペインにAMR22のアップグレードを導入する予定であり、それは“Bバージョン”といえるほど大きな変更がなされたものであると、以前から報道されていた。
【F1第5戦無線レビュー(2)】SC中のポジションダウンを懸念したハミルトン「ジョージの後ろに順位を落としたくない」
2022年F1第5戦スペインGPは、上位ではマックス・フェルスタッペンが首位の座を守り続け、シャルル・ルクレールが追いかける展開となっていた。レース後半にはピエール・ガスリーとランド・ノリスの接触によりセーフティカーが出動し、タイヤ無交換のまま走り続けるジョージ・ラッセルが大きくポジションを上げることに成功。マイアミGPのレース後半を無線とともに振り返る。
フェルスタッペン、初優勝の思い出の地スペインでは「この数レースの勢いを維持したい」/F1第6戦プレビュー
今週末にバルセロナ-カタロニア・サーキットで開催されるF1第6戦スペインGPに向け、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1初優勝の思い出の地であるスペインでも2連勝中の勢いを保ちたいと語った。
フェルスタッペンは第4戦エミリア・ロマーニャGP、第5戦マイアミGPで連勝を記録し、今シーズンの優勝回数を3に伸ばした。ドライバーズ選手権では現在もシャルル・ルクレール(フェラーリ)が首位に立っているが、その差は19ポイントまで縮まっている。
レッドブルF1、若手ドライバーテスト規則に基づき、ユーリ・ビップスをスペインFP1で起用へ
レッドブル・レーシングは、F1第6戦スペインGPの金曜フリープラクティス1で、ジュニアドライバーであるユーリ・ビップスを走らせることを発表した。
2022年のスポーティングレギュレーションにおいて、各チームはシーズン中に2回、ルーキードライバーをFP1で走らせることを義務付けられている。規則には「各選手権期間中、各競技者は、選手権にエントリーされた各車両で1回、選手権において3回以上レースに出場したことのないドライバーを起用しなければならない」と記載されている。
アンドレッティのF1参戦を歓迎するアロンソとアルピーヌCEO。アメリカのF1人気をさらに上昇させると主張
2024年からのF1参戦を目指すアンドレッティ・オートスポーツについて、F1関係者が彼らの参入に慎重な見方を示すなか、アルピーヌのフェルナンド・アロンソとローラン・ロッシCEOはこれを歓迎する姿勢を見せている。
NTTインディカー・シリーズやIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権、ABB FIAフォーミュラE世界選手権などで輝かしい実績を持つアンドレッティ・オートスポーツは、2024年にF1に参戦することを計画しており、FIAに承認を求めている。FIAがこれを認めるかは依然として不透明だが、アルピーヌF1のアロンソは彼らの参入を歓迎している。
レッドブルF1代表、フェルスタッペンとルクレールの争いは「激化する」と予想。メルセデスの復活にも警戒
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、今シーズンのコース上におけるシャルル・ルクレール(フェラーリ)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の間のライバル関係は、何度か最高のレースを生み出しているが、ホーナーはある時点で緊張が「高まる」だろうと予想している。
フェルスタッペンはルクレールに対し、優勝回数では3対2でリードしている。フェルスタッペンは今年これまでに完走した3戦ではすべて優勝を飾ってきた。しかしフェラーリは信頼性に優れており、今週末のF1第6戦スペインGPを前にルクレールはドライバーズ選手権でフェルスタッペンに19ポイント差をつけて首位に立っている。
【F1チームの戦い方:小松礼雄コラム第6回】またも遠のいたミックの初ポイント。W入賞も見えた決勝はミスで台無しに
2022年シーズンで7年目を迎えたハースF1チームと小松礼雄エンジニアリングディレクター。初開催のマイアミでは難しい状況でケビン・マグヌッセンが無線のトラブルに見舞われまさかのQ1敗退。決勝ではミック・シューマッハーとともにダブル入賞が見えていたものの、両者ともにミスでそのチャンスを潰してしまった。新しいパーツを投入していただけに是が非でもポイントを獲りたかった週末だが、悔しすぎる結果に終わった。そんなマイアミGPの現場の事情を小松エンジニアがお届けします。
宝飾品着用は「他のカテゴリーでは議論にもならないこと」とマクラーレンF1代表。話が過熱しすぎたと語る
マクラーレンF1チームのマネージングディレクターを務めるアンドレアス・ザイドルは、ドライバーの宝飾品着用を取り締まるというFIAの最近の決定は、ドライバーとメディアによって論争が「誇張された」と述べている。
先月のオーストラリアGPの前に、F1のレースディレクターを務めるニールス・ヴィティヒはドライバーたちに対し、一見忘れ去られたかのようなFIA国際スポーツ法典のレギュレーションを思い出させた。それは安全上の理由により、ドライバーがレース中にコースで宝飾品を着用することを禁じる規則のことだった。