【全ドライバー独自採点/F1第4戦】角田裕毅が来季シート確保に向け大きな一歩。僚友より速く、安定して力を発揮

 長年F1を取材しているベテランジャーナリスト、ルイス・バスコンセロス氏が、全20人のドライバーのグランプリウイークエンドの戦いを詳細にチェック、独自の視点でそれぞれを10段階で評価する。

 2022年F1第4戦エミリア・ロマーニャGPは今年初のスプリントフォーマットの週末だった。レッドブルのマックス・フェルスタッペンが予選1番手、スプリント1番手、決勝では全ラップをリードしてファステストを記録した上で優勝と、完璧な週末を過ごし、最大ポイントを獲得した。エミリア・ロマーニャGPでのそれぞれのドライバーたちの戦いぶりを、バスコンセロス氏が振り返る。

【動画】YouTubeでファンの質問に答えるノリス。珍回答続出のなか角田裕毅の名前も登場

 YouTube上でファンから募集した質問に回答したマクラーレンのランド・ノリス。寄せられた自由な質問の数々に、「リカルドはテディベア」で「角田の体重は他のドライバーの半分」とノリスから珍回答が続出した。

レッドブルへのアドバンテージを取り戻したいフェラーリF1、マイアミに新パーツ導入へ。大型アップデートはスペインの予定

 フェラーリは、整然とした計画のもとでF1-75の開発を進め、それがシーズン序盤3戦で成果を上げた。シャルル・ルクレールがバーレーンとオーストラリアで優勝、サウジアラビアで2位に入り、マックス・フェルスタッペンを大きく引き離してランキングトップに立ったのだ。しかし第4戦エミリア・ロマーニャGPで敗北したことで、チーム代表マッティア・ビノットと技術グループは、当初のプランをわずかに変更することを決めた。

F1の新しい週末フォーマットにドライバーらが不満を示す。フェルスタッペンはメディア対応の効率性を指摘

 シーズンごとにカレンダーが拡大するにつれ、F1は週末のフォーマットを変更してきた。増え続けるレースに対応するために、F1は多くの場合に木曜日の活動をなくし、メディア対応を金曜日の朝に移すことを決定した。

 新たなスケジュールは機能しているか? そうでもない。多くの関係者にとって、木曜日と金曜日にコースへ行くことのストレスは増えている。

投資家集団を介してチェルシーFCへの投資を計画するハミルトン「多様性と包括性を進めるためにやるべきことは多い」

 メルセデスのルイス・ハミルトンは、投資家コンソーシアムを介してチェルシーFCへ個人的な投資を行うのは「コミュニティのため」だと述べており、名門クラブを包括性と多様性の促進のために活かすという。

 木曜日、ハミルトンと彼の友人でテニス選手のセリーナ・ウイリアムズが、元リバプールFC会長のマーティン・ブロートンが率いる投資家コンソーシアムの一員となり、制裁を科されたオリガルヒのロマン・アブラモビッチが売り出しているチェルシーFCの入札に参加しようとしていることが明らかになった。

マクラーレンがマイアミGPにあわせて「F1カラーの」720Sを発表!パパイヤオレンジにニューブルー、そしてマットグレーに「スピーディ・キーウィ」

| マクラーレンは現在アウディとレーシングチームの売却について交渉を進めており、どこかのタイミングでなんらかの発表がありそうだ | 仮にアウディがマクラーレンのモータースポーツ部門、ロードカー部門を購 …

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F1レースディレクターふたりがコロナ陽性か。マイアミGPのため代役探しが必要になる可能性

 今年FIA F1レースディレクターに就任したニールス・ヴィティヒとエドゥアルド・フレイタスのふたりともが、COVID-19の検査で陽性であることが判明したと、『Sky Sports News』や『RacingNews365.com』など複数のメディアが伝えている。

 昨年までF1レースディレクターを務めたマイケル・マシが、アブダビGPでレギュレーションに反する行動をとったことがタイトルの行方に影響、これが問題視された後、FIAは新たなレースディレクターをふたり指名し、ひとつの役割をシェアさせることを決めた。

メルセデスF1、次戦マイアミGPでのマシンアップグレードを計画。ポーパシング軽減に向けて「明るい兆しが見えている」

 メルセデスは、W13のアップグレードを行うべく、ブラックリーのファクトリーで準備を進めている。次戦マイアミGP、あるいはその次のスペインGPにアップデートを導入し、その後にチームは大きな決断を行うことになるかもしれない。

 チーム代表トト・ウォルフは、エミリア・ロマーニャGPの週末、現在のマシンコンセプトからは期待していた成果は見られていないが、コンセプトに関して基本的な変更を行うと決める前に時間をかける必要があると語った。

F1とFIA、スプリントを独立イベントにすることを検討か。決勝グリッドは予選で決めるべきとドライバーらが主張

 2022年F1第4戦エミリア・ロマーニャGPの週末では、初となる8番手までポイントが授与されるスプリントが行われた。勝ち取ることができるポイントが増えたことで(2021年は上位3人のみにポイント授与)、ドライバ―にとっては、スプリントでリスクを冒して追い越しをするさらなる動機が加わった。

 しかし、ケビン・マグヌッセン(ハース)によれば、まだ十分ではないという。

フェラーリ育成のシュワルツマン、イスラエルのライセンスで走行へ。ロシア企業との契約は中断

 フェラーリによると、FDA(フェラーリドライバーアカデミー)に所属するロシア人ドライバーのロバート・シュワルツマンは、イスラエルのライセンスを保持しており、フェラーリとの関係を継続するという。

 フェラーリは今年の後半に、シュワルツマンにFP1での走行を数回託す予定だが、これはFIAの新たな取り決めに準拠するためだ。今シーズンは、すべてのF1チームが少なくとも2回のプラクティスセッションで、ルーキーを起用しなければならない。