【F1インタビュー】山本雅史氏がモナコGPを訪問「レッドブルはWタイトルを狙える位置にいる」僚友と競り合う角田も評価

 元ホンダの山本雅史氏が、モンテカルロで開催されているF1第6戦モナコGPを訪れた。山本氏が今年F1の現場を訪れるのはこれが2回目だ。ここまでのレッドブルの戦いぶりについて、山本氏は、昨年は実現しなかった1-2フィニッシュをすでに2度達成している同チームは「ダブルタイトルを狙える位置にいる」と見ているという。

 一方2年目を迎えた角田裕毅は、チームメイトのピエール・ガスリーと「切磋琢磨している」と評価。F1直下のFIA F2を戦う岩佐歩夢についても、いろいろなことを吸収しながら成長していると語った。

サインツ、ポールに届かず「毎年僕の前で誰かがクラッシュする」進路妨害ではフェラーリに340万円の罰金/F1第7戦

 2022年F1モナコGPの土曜予選で、フェラーリのカルロス・サインツは2番手を獲得した。

 予選Q3最初のランで2番手となったサインツは、ポールポジションを目指し、最後のランに臨むが、すぐ前を走っていたセルジオ・ペレス(レッドブル)がポルティエ・コーナーでコントロールを失い、リヤからコーナーアウト側のバリアにヒットしてストップ。サインツは避け切れずにペレスのマシンにクラッシュし、コースを塞ぐ形で止まった。セッションは赤旗からそのまま終了となり、サインツは2番手を維持した。

ルクレールが今季5回目のポール「赤旗がなければさらに速いタイムを出すことができた」フェラーリ/F1第7戦

 2022年F1モナコGPの土曜予選で、フェラーリのシャルル・ルクレールは今季5回目、キャリア14回目のポールポジションを獲得した。

 Q3最初のランを渋滞を避ける形で最初に出ていったルクレールは、暫定トップに立つ。2回目のランでさらにタイムを縮めつつあったが、セルジオ・ペレス(レッドブル)がスピンし、カルロス・サインツ(フェラーリ)がそれを避け切れずにクラッシュしたことで、赤旗が出され、そのまま予選終了となった。そのためルクレールは1回目のタイムでポールポジションを手にする結果となった。

レッドブル代表「チェコの小さなミスがマックスの予選にも影響をおよぼした」/F1第7戦

 2022年F1モナコGPの土曜予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは4番手、セルジオ・ペレスは3番手だった。

■レッドブル・レーシング
チーム代表クリスチャン・ホーナー
(予選Q3)終盤にふたりともタイムを少し改善することが可能だったので、こうなったことは残念だ。チェコが小さなミスを犯し、マシンが止まったことによる影響がマックスにもおよんだ。だが3番手と4番手からなら、良いレースをすることが可能だ。

【角田裕毅F1第7戦密着】Q3進出に向け手応えを感じるも、バリアにヒットし赤旗で状況は一変。僚友ガスリーにも影響

 モンテカルロ市街地サーキットは、ピットとパドックが離れているため、予選を終えたドライバーがピットからパドックにあるミックスゾーンに来るには、ラスカス・コーナー手前に架かるブリッジを上り下りし、メディアセンターが入っているビルの下をしばらく歩かなければならない。

 F1第6戦モナコGPの予選を11番手で終えた角田裕毅(アルファタウリ)。彼がミックスゾーンにやってきたときには、すでにQ3が始まっていたから、Q2が終了してから10分近く移動に時間を要したことになる。その足取りが重かったように見えたのは、Q2で10番手だったフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)との差が0.109秒だったことだけが理由ではないことは、この後の角田とのやりとりで知ることになる。

ペレスがクラッシュも予選3番手「タイヤが冷えていた。チームにもサインツにも申し訳ない」レッドブル/F1第7戦

 2022年F1モナコGPの土曜予選で、レッドブルのセルジオ・ペレスは3番手を獲得した。

 予選Q3最初のランを終えた段階で、ペレスはフェラーリ2台に続く3番手。最後のアタックラップで逆転を目指し、プッシュしているなかで、ペレスはポルティエ・コーナーでコントロールを失い、リヤからコーナーアウト側のバリアにヒットしてストップ。すぐ後ろを走行していて避けられなかったカルロス・サインツがペレスのマシンにクラッシュし、コースを塞ぐ形で止まった。セッションは赤旗からそのまま終了となり、ペレスは3番手のまま予選を終えることになった。ペレスはメディカルセンターで予備的チェックを受け、身体的に問題がないことが確認されている。

フェルスタッペン予選4番手、赤旗終了に憤り「不運だった。ポールは無理でも2番手は可能だったのに」F1第7戦

 2022年F1モナコGPの土曜予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは4番手だった。

 Q3最初のランを終えた段階で、フェルスタッペンは4番手。最後のアタックラップにかける形になったが、先にコースインしたセルジオ・ペレスがポルティエ・コーナーでコントロールを失い、リヤからコーナーアウト側のバリアにヒットしてストップ。すぐ後ろを走行していて避けられなかったカルロス・サインツがペレスのマシンにクラッシュし、コースを塞ぐ形で止まった。セッションは赤旗からそのまま終了となり、その後ろに続いていたフェルスタッペンはタイム更新のチャンスを得られなかった。

予選11番手の角田裕毅、チームに謝罪「バリアに接触したことで2台Q3進出のチャンスが失われた」/F1第7戦

 2022年F1モナコGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は11番手を獲得した。

 角田はQ1においてヌーベル・シケインでバリアに接触。それによってセッションは短い間、赤旗中断となった。その時点で角田は19番手だった。しかし角田はピットに戻り、赤旗後に最後のアタックラップを走ることができ、9番手タイムを記録して、Q2に進出した。

ルクレールが母国で2年連続ポール獲得、フェラーリが最前列独占。最終盤にペレスがクラッシュ【予選レポート/F1第7戦】

 2022年F1第7戦モナコGPの予選が行われ、フェラーリのシャルル・ルクレールがポールポジションを獲得した。2番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)、3番手はセルジオ・ペレス(レッドブル)となっている。アルファタウリの角田裕毅は11番手だった。

 フェラーリ優勢が予想された今年のモナコGP。実際、初日フリー走行は両セッションともにルクレールがトップタイムを叩き出した。しかし2日目FP3ではレッドブルのペレスが、ルクレールを0.041秒しのいで首位の座を奪った。スタートグリッドの位置がレースで絶対的に重要となるモナコだけに、午後4時からの予選は熾烈な戦いが予想された。