ルクレール、ピット戦略で勝利を失い激怒「最悪の日。間違った選択をした」フェラーリ/F1第7戦決勝

 2022年F1モナコGP決勝で、フェラーリのシャルル・ルクレールは4位でフィニッシュした。

 雨のなかでスタートした決勝を、ルクレールはポールポジションからリードし、順調にレースを進めていた。しかし路面コンディションがウエットから次第に乾いていくなか、タイヤ交換の戦略によって、ルクレールは首位を失った。

ペレスがメキシコ人ドライバー初のモナコウイナーに「母に捧げる勝利。夢がかなった」レッドブル/F1第7戦

 2022年F1モナコGP決勝で、レッドブルのセルジオ・ペレスはキャリア3勝目を挙げた。この勝利により、ペレスはメキシコ人F1ドライバーとしては最も成功したドライバーとなった。モナコGPをメキシコ人ドライバーが制したのはペレスが初めて。

 序盤はグリッドと同じ3番手を走行していたペレスだが、ウエットコンディションからドライタイヤのコンディションへと路面が変化するなか、タイヤ交換期間を経て、トップに立つことに成功。終盤はタイヤが苦しくなり、後続を抑えて走る展開となったが、最後まで首位を守り切って、今季初優勝を飾った。

角田裕毅、11番グリッドから17位に落胆「ペースはまずまずだった。何が起きたのか分からない」/F1第7戦

 2022年F1モナコGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は17位でフィニッシュした。

 序盤はウエットタイヤで11番手を維持して走行し、6周目にインターミディエイトに交換。これにより18番手に落ち、そこからポジションアップを目指していくことになった。最後の赤旗後はミディアムで15番手を走行。64周のレースの56周目にソフトタイヤに履き替え、最後尾に落ちた。

フェラーリがレッドブル2台が規則違反と抗議もFIAは却下。ペレスの優勝&フェルスタッペンの3位が確定/F1第7戦

 スクーデリア・フェラーリは、2022年F1第7戦モナコGP決勝中、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスがピット出口とコースを仕切るイエローライン右側にい続けるという規則を守らなかったとして抗議を行った。スチュワードは調査した結果、この抗議を却下した。これにより、ペレスの優勝、フェルスタッペンの3位は維持された。

 レースディレクターのイベントノートには、「ドライバーはイエローラインの右側を維持しなければならない」と記されている。一方、FIA国際モータースポーツ競技規則には、「ラインを越えてはならない」という表現が使われている。

雨と赤旗で波乱のモナコをペレスが初制覇。ルクレールはピットストップの不運に泣き4位【決勝レポート/F1第7戦】

 2022年第7戦モナコGPの決勝が行われ、レッドブルのセルジオ・ペレスが優勝した。2位はカルロス・サインツ(フェラーリ)、3位はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)となっている。アルファタウリの角田裕毅は17位だった。

 降雨の予報が出ていたモナコGP決勝日。各マシンがグリッドに向かうレコノサンスラップの時点では完全ドライ路面だった。ところがスタート15分前に雨粒が落ち始め、すぐに本格的な降りとなった。とはいえこのまま雨が降り続けるのか、路面がどこまで濡れているのか、最適なタイヤは何なのか、レースが始まってみるまで誰にもわからない。

F1第7戦モナコGP予選トップ10ドライバーコメント(2)

 2022年F1第7戦モナコGPの予選が行われ、ポールポジション~5番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。ポールポジション~5番手に入ったドライバーはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ランド・ノリス(マクラーレン)だ。

F1第7戦モナコGP予選トップ10ドライバーコメント(1)

 2022年F1第7戦モナコGPの予選が行われ、6〜10番手のドライバーが土曜日を振り返った。6〜10番手のドライバーはジョージ・ラッセル(メルセデス)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)、エステバン・オコン(アルピーヌ)だ。

好調ガスリーがまさかのQ1落ちで苛立ち「僕たちはミスが多すぎる。トップ6の速さがあるのにチャンスを逃した」F1第7戦

 2022年F1モナコGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーは17番手でQ2に進むことができなかった。

 予選Q1で角田裕毅のクラッシュにより赤旗が出た時、ガスリーは12番手からタイムを更新しようとしていた。残り約2分でセッションが再開された時、路面の進化が大きいため、多数のドライバーが最後のアタックを目指した。ガスリーも角田に続いてコースインしたが、約1秒遅れでアタックラップに入れず、17番手にポジションを落とし、フリープラクティスでは常にトップ10入りしていたにもかかわらず、Q1敗退という結果になった。

ハミルトン「マシンのフィーリングは最悪だし、大きなリスクを冒さざるを得ない」メルセデス/F1第7戦予選

 2022年F1モナコGPの土曜予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンは8番手、ジョージ・ラッセルは6番手だった。

 予選Q3最初のランはユーズドタイヤで走行。新品タイヤでの最後のランで、ラッセルは1周目にタイムを更新し、ポジションアップ。しかしハミルトンは1周目のアタックは断念し、2周目にかけたところ、赤旗が出たためにタイムを縮めることができずに終わった。