フェラーリF1、サインツとの契約を2024年末まで延長「F1で最高のドライバーペアを維持するのは自然なこと」

 スクーデリア・フェラーリは、カルロス・サインツとの契約を2024年末まで延長することを発表した。

 サインツは2021年にフェラーリに加入、ドライバーズランキングでシャルル・ルクレールより上位の5位を獲得した。現契約は今シーズン末までだが、速さがあり、チームとともに勤勉に働き、ルクレールとの関係も良好であるため、フェラーリが契約を延長することは間違いないとみられていた。

【F1チーム代表の現場事情:ハース】シャシーもドライバーも足りない…綱渡りのような週末をしのぎ切ったシュタイナー

 大きな責任を担うF1チーム首脳陣は、さまざまな問題に対処しながら毎レースウイークエンドを過ごしている。チームボスひとりひとりのコメントや行動から、直面している問題や彼のキャラクターを知ることができる。今回はハース代表ギュンター・シュタイナーのオーストラリアGPの週末を追った。

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 大規模なレギュレーション変更が行われた今年、F1チーム関係者は誰もが慌ただしくシーズンスタートを迎えたはずだが、そのなかでもこの数カ月を最もせわしなく過ごしていたのは、ハースの代表ギュンター・シュタイナーであろう。

レッドブルF1のPUプロジェクトは順調「最初の自社製エンジンのダイナモテストを年内に行う」とホーナー代表

 レッドブル・パワートレインズは、2022年末までに自社開発のF1エンジンをダイナモで作動させる予定であると、レッドブル・レーシング代表クリスチャン・ホーナーが明かした。2026年にF1に新世代パワーユニットが導入されることが決まっており、これに向けてレッドブルは準備を進めている。

 レッドブルは、パートナーのホンダが2021年末でF1活動を終了した後にそのパワーユニットを引き継いで使用し、新レギュレーション導入に向けて自身のパワーユニットを開発・製造するため、自社のパワーユニット部門レッドブル・パワートレインズを立ち上げた。2025年までF1パワーユニット開発が凍結されるため、レッドブルはその間、ホンダが開発したパワーユニットを使い続け、2026年に自社のパワーユニットをデビューさせる計画だ。

F1技術解説:第3戦(4)速さを発揮しつつあるアルピーヌの実験的新パーツ

 2022年F1第3戦オーストラリアGPで各チームが走らせたマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが観察、印象に残った点などについて解説する。第1回「圧勝したフェラーリF1-75。対レッドブルの優位性はどこにあるのか」第2回「レッドブルのセッティング失敗と信頼性の欠如」第3回「ポーパシングやオーバーウエイト。複合的な問題への対策を模索するメルセデス」に続く今回は、オーストラリアで速さを見せたアルピーヌとマクラーレンのアップグレードを紹介する。

初のF1開催まであと3週間。マイアミ・インターナショナル・オードトロームの準備は「最終段階に入った」とCEO

 マイアミが初のグランプリ開催を祝うまであと3週間足らずとなったが、マイアミGPのCEOを務めるリチャード・クレガンによると、F1会場は現在「95%が完成」しているという。

 5月8日、マイアミ・インターナショナル・オードトロームは、2022年F1世界選手権の第5戦を開催する。このレースは、F1とパートナーのフロリダ州マイアミ市が数年間かけて作り上げているものだ。

ルノーPUは「トップから10馬力以内のところにいる」とアルピーヌF1代表。開発スタッフの努力を称賛

 アルピーヌF1のチーム代表であるオットマー・サフナウアーは、ルノーのエンジンが現在「トップから10馬力以内に迫っている」ことについて、ビリー-シャティヨンの同僚たちによる開発上の努力を称賛した。

 アルピーヌが期待外れの2021年シーズンを過ごした理由は、その大部分がルノーのパワーユニットの弱さによるものだった。昨年は改善が意図的に制限されていたため、ルノーのエンジニアたちは2022年に向けた大規模な開発の実施に集中していたのだ。

【角田裕毅を海外F1ライターが斬る:第3戦】力不足のマシンで良い仕事をした。今は焦って攻めすぎないことが重要

 2022年、アルファタウリの角田裕毅は、F1での2シーズン目を戦っていく。昨年に続き、エディ・エディントン氏が、グランプリウイークエンドを通して角田の動きをくまなくチェックし、豊富な経験をもとに、彼の成長ぶり、あるいはどこに課題があるのかを忌憚なく指摘する。今回は2022年F1第3戦オーストラリアGPについて語ってもらった。

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 人生のなかでは、能力があって、勤勉で、積極的な人間が、きちんと物事を進めてもうまくいかないことがある。挑戦し続けて、どれだけ頑張っても、目指している結果が手に入らず、その理由も分からないということは、珍しいことではない。

契約交渉中のフェラーリF1とサインツ、希望条件について食い違いとの報道

 2023年からの契約について交渉しているフェラーリF1とカルロス・サインツが、契約期間について合意できずにいるとの報道がなされた。

 サインツは2021年にフェラーリに加入、現在の契約は今シーズン末までとなっている。サインツが昨年から優れた仕事をしていることから、早い段階で契約延長が決まるものと考えられていた。

ノリス、20歳差の元F1王者ライコネンには「僕から言葉をかけたことはなかったと思う」と振り返る

 マクラーレンのランド・ノリスは、F1でキミ・ライコネンと競い合った3年間、彼とはひと言も話さなかったと語った。

 F1ドライバーたちは互いに親しく言葉を交わすことはあっても、F1のような強い緊張感と冷徹さが求められるスポーツのなかで友人同士にはなりにくい。しかし、厳しい条件をくぐり抜けた20人の精鋭スポーツマンという選ばれし者たちであり、互いの基本的な関心事に共感し合える個人でもある彼らは、連帯意識をもった特別な関係性で結ばれている。