【角田裕毅F1第5戦密着】「いいカムバックができた」Q3進出でパフォーマンスに満足の一方、予選後には厳しい表情も

 F1第5戦マイアミGPの予選後、一通り取材を終えて、メディアセンターに帰ってくると、仲のいいヨーロッパのメディアが近づいてきて、こう言った。

「今日のユウキはコメントでは喜んでいたけど、何かに腹を立てていたようだったね」

レッドブル代表「マックスはよく挽回した。2列目からでもフェラーリに勝つチャンスはある」/F1第5戦予選

 2022年F1マイアミGPの土曜予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは3番手、セルジオ・ペレスは4番手だった。

■レッドブル・レーシング
チーム代表クリスチャン・ホーナー

 今日は本当に僅差だった。(Q3での)最初のランが終わった時点では、我々が有利に思えたけれど、マックスはターン4で小さなミスをし、チェコはセクター1がうまくいかなかった。我々は決勝を2列目からスタートする。フェラーリは今日素晴らしい仕事をしたので、彼らを称えたい。

ペレス予選4番手「2番手まで0.05秒差だっただけに、悔しい結果」レッドブル/F1第5戦

 2022年F1マイアミGPの土曜予選で、レッドブルのセルジオ・ペレスは4番手を獲得した。

■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 1番手(1分30秒304:ソフトタイヤ/21周)
予選 4番手(Q1=3番手1分30秒055:ソフトタイヤ/Q2=4番手1分29秒673:ソフトタイヤ/:Q3=4番手1分29秒036:ソフトタイヤ)

ポールのルクレール、直線で速いレッドブルを警戒も「コーナーでのアドバンテージを武器に戦う」フェラーリ/F1第5戦

 2022年F1マイアミGPの土曜予選で、フェラーリのシャルル・ルクレールはポールポジション、カルロス・サインツは2番手を獲得、決勝に向けてフロントロウを独占した。フェラーリにとって67回目のフロントロウ独占で、ルクレールにとってはキャリア12回目、今季3回目のポールポジションだ。

 なお、FIAはサインツのパワーユニット(PU)にシーズン2基目のコントロールエレクトロニクスが入れられたことを発表している。これによるペナルティはない。

フェルスタッペン予選3番手「走行不足でなければポールを獲れた」チームに信頼性向上を促す/F1第5戦

 2022年F1マイアミGPの土曜予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは3番手だった。

 金曜にトラブルのため満足に走れず、FP3と合わせて35周のみの走行で予選に臨んだ。FP3では態勢を崩し、ぎりぎりのところでクラッシュを免れるシーンもあった。それでも予選で常に上位タイムを出し、ポールポジション争いに挑んだ。

角田裕毅、今季ベストの予選9番手「Q3進出の目標を達成。マシンの力を最大限引き出した」入賞への挑戦を誓う/F1第5戦

 2022年F1マイアミGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は、今季ベストの9番手だった。角田が予選Q3に進んだのは今シーズン初めて。

 テクニカルディレクターのジョディ・エギントンは土曜を振り返り、次のように語った。

「非常にタイトな予選だったが、ふたりとも良いセッションを積み重ね、2台揃ってQ3に進出、明日のレースに向け良いグリッドポジションを確保した。チームにとって喜ばしい結果だ」

ペレスが最速。ルクレール、フェルスタッペンが続く【タイム結果】F1第5戦マイアミGPフリー走行3回目

 2022年F1第5戦マイアミGPのフリー走行3回目が行われ、レッドブルのセルジオ・ペレスがトップタイムをマークした。2番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)となっている。アルファタウリの角田裕毅は11番手だった。

 気温33度、路面温度50度という金曜日に続く高温のコンディションで、現地時間7日の13時にセッションがスタート。マイアミ・インターナショナル・オートドロームでは急遽路面の一部が再舗装されている。初日に複数のトラブルに見舞われたフェルスタッペンをはじめ、開始から多くのマシンがコースへ出た。

パワーユニット3基目投入のガスリー「予選の目標はQ3進出」:アルファタウリ/F1第5戦金曜

 2022年F1マイアミGPの金曜、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーはフリー走行1=5番手/2=7番手だった。

 FIAは、ガスリーのパワーユニット(PU)のICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kの3基目(1シーズン上限は3基)、エキゾーストシステムの4基目(1シーズン上限は8基)が入れられたことを発表した。すべてシーズン中に使用が許される基数内であるため、ペナルティは受けない。

ルクレール「メルセデスが強くてびっくり。3チームの戦いになるといいね」フェラーリ/F1第5戦金曜

 2022年F1マイアミGPの金曜、フェラーリのシャルル・ルクレールはフリー走行1=1番手/2=2番手だった。

 なお、ルクレールのパワーユニット(PU)のICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kの2基目、エキゾーストシステムの3基目が入れられたことが、FIAから発表された。すべてシーズン中に使用が許される基数内であるため、ペナルティは受けない。

サインツ、“最悪の場所”でクラッシュ「このマシンにはまだ驚かされることがある」フェラーリ/F1第5戦金曜

 2022年F1マイアミGPの金曜、フェラーリのカルロス・サインツはフリー走行1=6番手/2=11番手だった。サインツはFP2においてスピンを喫し、ターン14~15でバリアにクラッシュ。マシンはダメージを負い、サインツはそのまま走行を切り上げることとなった。

■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
フリー走行1=6番手(1分31秒528:ミディアムタイヤ/25周)/2=11番手(1分30秒964:ミディアムタイヤ/9周)