ニュル24時間参戦の住友ゴム/ファルケン。シミュレーション活用でタイヤ開発期間の大幅短縮に成功

 5月24日、住友ゴム工業は5月28日にスタートを迎える第50回ADAC・トタル24時間レース(ニュルブルクリンク24時間耐久レース)の参戦概要を発表した。住友ゴムグループのファルケンタイヤヨーロッパが運営するワークスチーム『Falken Motorsports(ファルケン・モータースポーツ)』として、ポルシェ911 GT3Rの2台体制でFIA-GT3車両で競われるSP9クラスに参戦。さらに、今大会も引き続き、ファルケンブランドで同大会のオフィシャルスポンサーを務めている。

 また、ファルケンは3年ぶりにSP3Tクラスに参戦するスバルテクニカインターナショナル(STI)の114号車SUBARU WRX STIにもファルケンタイヤを供給。スバルのSP3Tクラス7度目の勝利に向けた戦いを足下から支えている。計3台の走りを通じ、欧米を中心に高い評価を得ているファルケンブランドのさらなる価値向上を目指す。

経験あるドライバーからプレッシャーを受けるも落ち着いた走りで13位完走の野田樹潤。成長を実感/Wシリーズ第2戦

 前戦マイアミでは自らのミスでフリー走行でクラッシュ。その後、マシンのフィーリングが変わり、予選とレースで本来の力を出せないまま開幕戦を終えたJujuこと野田樹潤。2戦目のスペインではどのようなアプローチで臨んだのか。

「意味のないミスはしないように心がけていましたが、タイムを出しに行くときは、そんなことを考えないようにしていました。タイムを出しに行ってミスをする分には仕方ないと思っています」

新型BMW M4 GT3がDTM初勝利。シェルドン・ファン・デル・リンデ、連勝で首位浮上/第2戦ラウジッツリンク

 5月21〜22日、ドイツのラウジッツリンクで2022年DTMドイツ・ツーリングカー選手権第2戦が行われ、土曜日のレース1、日曜日のレース2ともに、シェルドン・ファン・デル・リンデ(シューベルト・モータースポーツ/BMW M4 GT3)が優勝を飾った。

 ポルトガルで開幕した2022年シーズンは、いよいよドイツ本国へ。今回のラウジッツリンク戦は昨年同様、オーバルのターン1を使用し、その後バックストレッチからインフィールドに入るコースレイアウトで争われた。

チップ・ガナッシ勢がトップ3独占。佐藤琢磨が4番手に続く/第106回インディ500プラクティス8

 2日間の予選を終えた第106回インディアナポリス500マイルレース。23日に行われた2時間のプラクティス8は、アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ)がトップスピードとなる229.441mphを記録した。

 2番手にスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)、3番手にジミー・ジョンソン(チップ・ガナッシ)とチップ・ガナッシ勢がトップ3を占める中、佐藤琢磨(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシング)が228.381mphを記録し4番手に続いている。

ケン・ブロック、パイクスピーク100回大会に向け1400PSの“ピンク・ピッグ”を投入へ

 この2022年に記念すべき第100回大会を迎えるパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム(PPIHC)に向け、おなじみケン・ブロックが総合優勝を狙っての参戦を表明。注目の車両は、大会制覇を経験するBBiオートスポーツがフーニガン・レーシング・ディビジョンと共同開発した、ポルシェ911のSVRSRを使用した1400PSのモンスター4WD、その名も『Hoonipigasus(フーニピガサス)』を投入する。

 会期まで約1カ月半を切った5月中旬に、ケン・ブロック本人と自身の率いるフーニガン・レーシング・ディビジョン名義で発表されたプロジェクトは、かつてPPIHC制覇の経験を持つBBiと、世界的オイルブランドのモービル1が参画。こちらも世界的ストリートアーティストとして活動するトラブル・アンドリュー、別名“グッチゴースト”によって作成された新しいカラーリングを特徴とし、往年のル・マン参戦車である1971年型ポルシェ917/20、通称“ピンク・ピッグ”にオマージュを捧げるペイントスキームを採用した。

ライバル勢の予想以上の速さに驚く佐藤琢磨「彼らのスピードには全然追いつけなかった」

「今日はショックでした。心が痛いくらい‥‥(苦笑)」。 

 予選2日目が終わった佐藤琢磨は、ここまでの好調がすべて吹き飛んでしまったような意気消沈した様子だった。

 第106回インディアナポリス500マイルレースの予選2日目。今日で5月29日の決勝33グリッドが決定する。

「孤独なレースでも自信をなくしていない」野田樹潤、シミュレーターでバルセロナに向け準備/Wシリーズ第2戦

 5月上旬に、マイアミで開幕したWシリーズは2週間後、ヨーロッパに戻り、F1スペインGPのサポートレースとして第2ラウンドが行われた。

 そのWシリーズに今年から参戦しているJujuこと野田樹潤にとっても、ヨーロッパラウンドは拠点にしているデンマークからも近く、移動は楽だ。

ランキング首位浮上のドルゴヴィッチ「マシンをソフトタイヤにマッチさせた」FIA F2第4戦バルセロナ レース2 トップ3コメント

 5月22日、2022年FIA F2の第4戦バルセロナのフィーチャーレース(決勝レース2)が、スペインのカタロニア・サーキットで開催され、フェリペ・ドルゴヴィッチ(MPモータースポーツ)がスプリントレースに続き優勝。アルピーヌ育成のジャック・ドゥーハン(ビルトゥジ・レーシング)が2位、メルセデス育成のフレデリック・ベスティ(ARTグランプリ)が3位を獲得した。

躍進のチップ・ガナッシ。ディクソンが驚速アテンプトで最速ポール記録更新/第106回インディ500予選詳報

 第106回インディアナポリス500マイルレースでは新しい予選方式が導入されている。予選初日は13番手以降のグリッドを決定し、トップ12が翌日にポールポジションを競う合うこととされたのだ。

 昨年までの予選2日目は9人によるタイムトライアルだったが、今年はそれが12人に増やされた。そして、ひとり1回ずつのタイムアタックによって12人を6人に絞り込み、ファイナルステージでは6人がポールポジションをかけた戦いを繰り広げるのだ。

ディクソンが最速ポール記録更新、琢磨は10番手【順位結果】第106回インディ500ポールデイ

 第106回インディアナポリス500マイルレースの予選が21、22日の二日間に渡って行われ、22日のポールデイでスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)が2年連続のポールポジションを獲得した。