可夢偉組トヨタ、“アウディ3人衆”に並ぶ。豪雨の直後に壊れたワイパーetc.【WEC第2戦・決勝日Topics】

 いわゆる“スパ・ウェザー”に翻弄され、3回の赤旗が提示されるなど、荒れた展開となったWEC世界耐久選手権第2戦スパ・フランコルシャン6時間レース。トヨタGAZOO Racingの7号車GR010ハイブリッドが今季初優勝を飾ったレース後、スパのパドックで集めたトピックスをお届けしよう。

■久々に見る満員のスタンド。シリーズCEOも渋滞にハマる

【特別取材】トヨタGR010の“極秘”心臓部も目の当たりに。ル・マン向けエンジン出荷式&開発ベンチに潜入

 それは、想像以上に“熱”のこもった“イベント”だった。

「トヨタ東富士研究所で、ル・マン向けのエンジン出荷式を取材しませんか」

 トヨタGAZOO Racing(TGR)の担当者からそんなお誘いをいただいたのは4月上旬。以前から、そのような“儀式”が行われていることはリリースされる写真を通じて知ってはいたが、取材が許される類のものではないと思っていた。しかも今回はエンジンベンチ室も見学することができ、目の前で走行シミュレーションまでしてくれるという。