フェラーリがレッドブル2台が規則違反と抗議もFIAは却下。ペレスの優勝&フェルスタッペンの3位が確定/F1第7戦

 スクーデリア・フェラーリは、2022年F1第7戦モナコGP決勝中、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスがピット出口とコースを仕切るイエローライン右側にい続けるという規則を守らなかったとして抗議を行った。スチュワードは調査した結果、この抗議を却下した。これにより、ペレスの優勝、フェルスタッペンの3位は維持された。

 レースディレクターのイベントノートには、「ドライバーはイエローラインの右側を維持しなければならない」と記されている。一方、FIA国際モータースポーツ競技規則には、「ラインを越えてはならない」という表現が使われている。

F1第7戦モナコGP予選トップ10ドライバーコメント(2)

 2022年F1第7戦モナコGPの予選が行われ、ポールポジション~5番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。ポールポジション~5番手に入ったドライバーはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ランド・ノリス(マクラーレン)だ。

【F1インタビュー】山本雅史氏がモナコGPを訪問「レッドブルはWタイトルを狙える位置にいる」僚友と競り合う角田も評価

 元ホンダの山本雅史氏が、モンテカルロで開催されているF1第6戦モナコGPを訪れた。山本氏が今年F1の現場を訪れるのはこれが2回目だ。ここまでのレッドブルの戦いぶりについて、山本氏は、昨年は実現しなかった1-2フィニッシュをすでに2度達成している同チームは「ダブルタイトルを狙える位置にいる」と見ているという。

 一方2年目を迎えた角田裕毅は、チームメイトのピエール・ガスリーと「切磋琢磨している」と評価。F1直下のFIA F2を戦う岩佐歩夢についても、いろいろなことを吸収しながら成長していると語った。

レッドブル代表「チェコの小さなミスがマックスの予選にも影響をおよぼした」/F1第7戦

 2022年F1モナコGPの土曜予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは4番手、セルジオ・ペレスは3番手だった。

■レッドブル・レーシング
チーム代表クリスチャン・ホーナー
(予選Q3)終盤にふたりともタイムを少し改善することが可能だったので、こうなったことは残念だ。チェコが小さなミスを犯し、マシンが止まったことによる影響がマックスにもおよんだ。だが3番手と4番手からなら、良いレースをすることが可能だ。

ペレスがクラッシュも予選3番手「タイヤが冷えていた。チームにもサインツにも申し訳ない」レッドブル/F1第7戦

 2022年F1モナコGPの土曜予選で、レッドブルのセルジオ・ペレスは3番手を獲得した。

 予選Q3最初のランを終えた段階で、ペレスはフェラーリ2台に続く3番手。最後のアタックラップで逆転を目指し、プッシュしているなかで、ペレスはポルティエ・コーナーでコントロールを失い、リヤからコーナーアウト側のバリアにヒットしてストップ。すぐ後ろを走行していて避けられなかったカルロス・サインツがペレスのマシンにクラッシュし、コースを塞ぐ形で止まった。セッションは赤旗からそのまま終了となり、ペレスは3番手のまま予選を終えることになった。ペレスはメディカルセンターで予備的チェックを受け、身体的に問題がないことが確認されている。

フェルスタッペン予選4番手、赤旗終了に憤り「不運だった。ポールは無理でも2番手は可能だったのに」F1第7戦

 2022年F1モナコGPの土曜予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは4番手だった。

 Q3最初のランを終えた段階で、フェルスタッペンは4番手。最後のアタックラップにかける形になったが、先にコースインしたセルジオ・ペレスがポルティエ・コーナーでコントロールを失い、リヤからコーナーアウト側のバリアにヒットしてストップ。すぐ後ろを走行していて避けられなかったカルロス・サインツがペレスのマシンにクラッシュし、コースを塞ぐ形で止まった。セッションは赤旗からそのまま終了となり、その後ろに続いていたフェルスタッペンはタイム更新のチャンスを得られなかった。

レッドブル&HRC密着:初日は3&4番手。様々なセッティングを試し、フェルスタッペンはFP1で好感触を掴む

 F1第7戦モナコGP、初日のフリー走行が終わった。結果はフェラーリが1-2体制を築き、レッドブルはセルジオ・ペレスが3番手、マックス・フェルスタッペンは4番手と、2人そろってフェラーリの後塵を拝する結果となった。

 その理由をフェルスタッペンは、次のように説明した。

ペレス「フェラーリとの差が大きくて驚いた。予選までにやるべきことが山ほどある」レッドブル/F1第7戦金曜

 2022年F1モナコGPの金曜、レッドブルのセルジオ・ペレスはフリー走行1=2番手/2=3番手だった。FP2でシャルル・ルクレール(フェラーリ)のトップタイムとの差は、0.379秒だった。

 ペレスはFP1でピットレーンスピード違反を犯し、罰金300ユーロ(約40000円)を科された。

フェルスタッペン、首位から0.447秒差の4番手「バランスを改善すれば速くなる」1コーナーが課題と代表/F1第7戦金曜

 2022年F1モナコGPの金曜、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはフリー走行1=4番手/2=4番手だった。FP2では、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が記録したトップタイムとの差は0.447秒だった。

 チーム代表クリスチャン・ホーナーは、「問題なのはターン1だけだ。そこがうまくいくようにすればいい」とコメントしている。
「いくつかセットアップ変更をした結果、彼は前のセッションほどマシンに満足していなかった。だが我々はうまくやれるはずだ」

レッドブルF1代表、アロンソ加入の噂を明確に否定「現在のドライバーに非常に満足している」

 レッドブルF1のクリスチャン・ホーナー代表は、チームが2023年シーズンに向けてフェルナンド・アロンソとの契約に動いているとの噂を明確に否定した。

 今シーズン限りでアルピーヌF1との契約が満了するため、その去就に注目が集まるアロンソ。なかでも根強いのが、昨年のFIA F2チャンピオンであるオスカー・ピアストリを育成ドライバーに抱えるアルピーヌが、その契約を更新せず、アロンソが他チームに移籍するという見方だ。