「ポーパシングなしにストレートを走れた!」メルセデスのアップグレードにハミルトン大満足/F1第6戦金曜

 2022年F1スペインGPの金曜、メルセデスのルイス・ハミルトンはフリー走行1=6番手/2=3番手、ジョージ・ラッセルはフリー走行1=4番手/2=2番手だった。

 メルセデスはここにW13のアップグレードとして、新しいフロアなどを導入している。

 また、ハミルトンとラッセルのマシンには、パワーユニットの2基目のICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-K、エキゾーストシステムが投入された。ハミルトン車にはギヤボックスのシーズン2基目も入れられている。

メルセデスを悩ますポーパシング。『タラレバ』でホンダNSX-GT開発者に聞く解決法とフロア開発の難しさ

 フェラーリ、レッドブルが白熱したトップ争いを繰り広げるなか、5戦目を終えても未勝利でいっこうに結果が向上しないメルセデス陣営。F1界トップクラスの資金&開発力と最新シミュレーター技術で近年最強マシンを作り続けたメルセデスが、なぜここまでの低迷に……と、疑問に思う方も多いはず。そのメルセデスの低迷の一番の原因でもある今季のマシン、W13のポーパシング(バウンシング)の原因と解決法にはどのようなアプローチが必要なのか。ホンダで長年、スーパーGTに参戦するNSX-GTの空力&車体開発を担当してきた徃西友宏エンジニアに聞いた内容が興味深かった。

苦戦中のハミルトンに対し元チームメイトのアロンソがコメント。実力を認めつつも「F1とはそういうもの」

 フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)は、2022年シーズンのF1でルイス・ハミルトン(メルセデス)が苦戦を続けている理由は「最速のマシン」を持っていないからだと指摘し、ハミルトンの実力を認めつつも、F1ではマシンが良くなければ結果が残せないという考えを示した。

 ハミルトンは2022年シーズン苦戦を続けている。開幕5戦で表彰台に登ったのは1度のみで、ドライバーズランキングはマイアミGP終了時点で6位。フェラーリやレッドブルといった昨シーズンまでのライバルとは大きく水を開けられている。

ラッセル、運も味方に12番手から5位「ルイスとのバトルは楽しかった」メルセデス/F1第5戦決勝

 2022年F1マイアミGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは6位、ジョージ・ラッセルは5位だった。

 ハミルトンはスタート直後、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)と接触、8番手に落ちたが、6周目には6番手に戻り、その位置でフィニッシュした。

F1第5戦マイアミGP予選トップ10ドライバーコメント(1)

 2022年F1第5戦マイアミGPの予選が行われ、6〜10番手のドライバーが土曜日を振り返った。6〜10番手のドライバーはルイス・ハミルトン(メルセデス)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)、ランド・ノリス(マクラーレン)、角田裕毅(アルファタウリ)、ランス・ストロール(アストンマーティン)だ。

【2022年F1第5戦マイアミGP予選】フェラーリ フェラーリ レッドブル レッドブル メルセデスは?

フォーミュラ1第5戦: マイアミGP予選。フェラーリ、フェルスタッペンを制す。フロリダで開催されたF1プレミアでフェラーリのスター、シャルル ルクレールがポールポジションを獲得した。 歴史に残るポールポジション: シャル […]

メルセデス、“カンガルーのように跳ねる”マシンに困惑「スイートスポットから外れてしまった」と代表/F1第5戦予選

 2022年F1マイアミGPの土曜予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンは6番手、ジョージ・ラッセルは12番手だった。

 チームは、予選での苦戦について「金曜プラクティスでの強力なペースをもとに向上を図っていくことができず、ドライバーふたりは、リヤのグリップがなく、ポーパシング現象が戻ってきたことに苦労させられた」と説明した。

ハミルトン「ポーパシングは解決していないが、マシンは少しずつ良くなってきている」メルセデス/F1第5戦金曜

 2022年F1マイアミGPの金曜、メルセデスのルイス・ハミルトンはフリー走行1=8番手/2=4番手だった。

 今回メルセデスは、マイアミ用のロードラッグ・エアロパッケージの一環として、新しいリヤウイングとフロントウイング、さらに新しいビームウイングを持ち込んでいる。

■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
フリー走行1=8番手(1分31秒956:ソフトタイヤ/23周)/2=4番手(1分30秒179:ソフトタイヤ/18周)

「運転不可能なマシンに乗せてしまい申し訳ない」メルセデス代表からハミルトンに謝罪の言葉/F1第4戦

 2022年F1エミリア・ロマーニャGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは13位にとどまり、ノーポイントに終わった。

 14番グリッドからスタートでふたつ順位を上げ、さらにひとつ上げ、6周目には11番手に。しかしその後、前のグループに引っかかったままポジションを上げられず、さらにピットストップの際にピットレーンで目の前にエステバン・オコン(アルピーヌ)に割りこまれる形になり、ピットアウトした際には14番手まで順位を落としてしまった。セカンドスティントもDRSトレインの中で走り続け、マシンの直線スピードが遅いため、最後まで前のピエール・ガスリー(アルファタウリ)を抜けないまま、リーダーから1周遅れの14番手でフィニッシュ。オコンがペナルティを受けたことでひとつ順位が繰り上げられた。

メルセデス、DRSトレインに苦しみ困難な一日に。代表、ハミルトンとの口論映像について「対立は一切ない」/F1第4戦

 2022年F1エミリア・ロマーニャGPの土曜スプリントで、メルセデスのルイス・ハミルトンは14番手、ジョージ・ラッセルは11番手だった。ふたりとも1周目に順位を下げ、その後、DRSトレインのなかで走り、ポジションを大幅に上げることができなかった。

 トト・ウォルフ代表は「フリーエアのなかで走れば、ここ数戦同様にポジションを上げていくことができたのだろうが、DRSトレインのなか、隊列の後ろを走っているときには、我々のマシンはポジションを上げられるだけのパフォーマンスを発揮しなかった」と語った。