フェルスタッペン、ミスとトラブルを乗り越え勝利「いらいらしてDRSボタンを押しまくった。今は笑えるけどね」F1第6戦

 2022年F1スペインGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは今季4勝目を挙げた。ドライバーズ選手権では、合計110点として、トラブルによりリタイアしたシャルル・ルクレール(フェラーリ)をポイントで上回り、ポイントリーダーの座に就いた。コンストラクターズ選手権でも、レッドブルはフェラーリを抜いてランキングトップとなった。

 2番グリッドからポジションを維持して走行していたフェルスタッペンは、9周目にターン4でターンインした時に、強い追い風を受けてグリップを失い、グラベルに飛び出し、ジョージ・ラッセル(メルセデス)とセルジオ・ペレス(レッドブル)の後ろに後退した。

F1第6戦スペインGP予選トップ10ドライバーコメント(2)

 2022年F1第6戦スペインGPの予選が行われ、ポールポジション~5番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。ポールポジション~5番手に入ったドライバーはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、セルジオ・ペレス(レッドブル)だ。

レッドブル代表「トラブルもあったが、今日は速さが足りなかった。決勝でフェラーリにチャレンジする」/F1第6戦予選

 2022年F1スペインGPの土曜予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは2番手、セルジオ・ペレスは5番手だった。

■レッドブル・レーシング
チーム代表クリスチャン・ホーナー

 フロントロウからスタートできることを喜んでいる。マックスは最後のラップでDRSの問題に見舞われ、その結果、シャルル(・ルクレール)の最後のアタックに対応するチャンスがなくなり、2番手となった。

 今日の我々には、彼(ルクレール)のタイムに勝てる力はなかったと思う。だがトラブルがなければ、もっと彼に近づくことはできただろう。

【2022年F1第6戦スペインGP】 フェラーリ リベンジなるか? フェラーリとレッドブルのガチンコ勝負続く 予選速報

F1: スペインGP予選。スピンしながらも、ルクレールがフェルスタッペンを抑えてポールポジション。シャルル ルクレールはバルセロナの予選で、まず緊張を見せ、次に強さを見せる。フェルスタッペン、またもやテクノロジートラブル […]

DRSトラブルのフェルスタッペン、予選2番手「アップデートで速さが増したフェラーリと戦うのは簡単ではない」/F1第6戦

 2022年F1スペインGPの土曜予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、シャルル・ルクレール(フェラーリ)と0.323秒差の2番手だった。

 フェルスタッペンはQ3最初のアタックで1分19秒073で暫定ポール。ルクレールは1回目のアタックラップでスピンを喫し、タイムを出せず。終盤に1回のアタックラップにかけることになったルクレールだが、フェルスタッペンの暫定ポールタイムを破ってトップに立った。フェルスタッペンは最後のラップのターン3でペースが落ち、チームに対してパワーロスを訴え、アタックを断念した。

レッドブル&HRC密着:走り慣れたバルセロナでシートを譲っても「問題ない」とペレス。ビップスは空力データ収集に専念

 F1第6戦スペインGP初日、フリー走行1回目でマックス・フェルスタッペンとともにレッドブルのマシンを走らせたのは、チームメイトのセルジオ・ペレスではなく、レッドブルのジュニアドライバー、ユーリ・ビップスだった。

 これはペレスに何か不具合があったわけではなく、今年のF1のスポーティングレギュレーションで、「チームはシーズン中に最低2回、若手ドライバーを起用しなければならない」と若手育成のために新たに義務付けられたからだ。

フェルスタッペン、首位フェラーリとの差は0.336秒「ロングランには満足だが、予選ペース向上が課題」F1第6戦金曜

 2022年F1スペインGPの金曜、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはフリー走行1=3番手/2=5番手だった。FP1でもFP2でも、トップのシャルル・ルクレール(フェラーリ)とは0.336秒差だった。

■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
フリー走行1=3番手(1分20秒164:ソフトタイヤ/28周)/2=5番手(1分20秒006:ソフトタイヤ/27周)

F1マシン開発競争に自信を見せるフェルスタッペン「レッドブルはコストキャップにもうまく対応していける」

 F1タイトル争いのライバル、フェラーリがスペインGPで大規模なアップグレードを導入する予定だが、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、不安は感じていないようだ。フェルスタッペンは、レッドブルのマシン開発能力に強い自信を持っており、それを武器にシーズン最後まで戦っていけると語った。

 シーズン開始から第5戦まで、大きなアップデートを行ってこなかったフェラーリは、第4戦、第5戦とレッドブルとフェルスタッペンに敗れ、コンストラクターズ選手権でもドライバーズ選手権でも、大幅にリードを失っている。

フェルスタッペン、初優勝の思い出の地スペインでは「この数レースの勢いを維持したい」/F1第6戦プレビュー

 今週末にバルセロナ-カタロニア・サーキットで開催されるF1第6戦スペインGPに向け、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1初優勝の思い出の地であるスペインでも2連勝中の勢いを保ちたいと語った。

 フェルスタッペンは第4戦エミリア・ロマーニャGP、第5戦マイアミGPで連勝を記録し、今シーズンの優勝回数を3に伸ばした。ドライバーズ選手権では現在もシャルル・ルクレール(フェラーリ)が首位に立っているが、その差は19ポイントまで縮まっている。

【動画】フェルスタッペンと角田裕毅が水陸両用車レースで直接対決。ずぶ濡れバトルの勝敗は

 2022年F1第5戦マイアミGPを前に、フロリダで水陸両用車でのレースに挑んだマックス・フェルスタッペン(レッドブル)と角田裕毅(アルファタウリ)。ふたりの直接対決の行方はいかに。

 AMAスーパークロスチャンピオンのジェット・ローレンス、東京五輪にも出場したスケートボーダーのザイオン・ライトとともに、フロリダ州ネープルズにやってきたフェルスタッペンと角田。4人がここで挑戦するのは、1949年から続くこの街の名物『スワンプ・バギーレース』だ。