今季初表彰台獲得のKeePer TOM’S GR Supra、課題の鈴鹿で痛感したZとのパフォーマンス差

 鈴鹿サーキットで行われた2022スーパーGT第3戦『たかのこのホテル SUZUKA GT 300km RACE』。開幕2戦連続でノーポイントが続いていた37号車KeePer TOM’S GR Supraの宮田莉朋とサッシャ・フェネストラズだが、決勝で3位表彰台を獲得し、ふたりとも結果をひとつ残せたと安堵の表情をみせていた。

 スタート前から気温30度を超える真夏のコンディションとなった決勝レース。37号車のスタートスティントはフェネストラズが務め、1周目の1コーナーから3号車CRAFTSPORTS MOTUL Zの千代勝正に抜かれポジションを落としてしまうが、その周の日立Astemoシケインで19号車WedsSport ADVAN GR Supraをかわし2番手に浮上。トップを攻略しようと食らいついていったが、その差は離れていく一方だった。

スーパーGT第2戦富士で起きたアクシデントについて、GTA服部尚貴レースディレクターが状況を説明

 5月29日、スーパーGT第3戦『たかのこのホテル SUZUKA GT 300km RACE』が開催されている三重県の鈴鹿サーキットで、スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションの坂東正明代表、服部尚貴レースディレクターが定例記者会見に出席し、5月4日に富士スピードウェイで開催された第2戦『FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE』の決勝レース59周目のメインストレートで発生したアクシデントについての状況説明を行った。

悔しさ残る37号車KeePer宮田のアタックと38号車ZENTの炎上。岐路を迎える2台のGRスープラ

 今シーズンのチャンピオン候補に挙げられながら、開幕2戦で不運やアクシデントに見舞われ未だゼロポイントの37号車KeePer TOM’S GR Supra。サクセスウエイトのない状態で臨んだスーパーGT第3戦鈴鹿では、優勝候補の本命に挙げられながら予選2番手を獲得したものの、Q2アタックを担当した宮田莉朋は悔しさを見せた。同じくGRスープラ勢で不運にあった38号車ZENT CERUMO GR Supraの立川祐路に聞いた。

スーパーGT第2戦富士を終え宮田莉朋が心境をSNSで吐露。「今後も一生懸命頑張ります」

 5月5日、スーパーGT GT500クラスにKeePer TOM’S GR Supraで参戦する宮田莉朋は、5月4日に行われたスーパーGT第2戦富士の決勝レースを振り返り、自身のSNS(https://twitter.com/M_Ritmo)に、レースを終えての心境、また59周目に起きたアクシデントに関しての見解を綴った。宮田の了承を得た上でご紹介しよう。