ミシュランとIMSAがテストへのタイヤ供給制限を確認。サプライチェーン問題を受けレースを優先へ

 IMSAは、ミシュランのレースタイヤの在庫をプライベートテストよりも公認イベント用に優先的に供給させる予定だ。これは世界的な出来事によって、最近多くのサプライヤーが影響を受けているサプライチェーンの問題により、レースタイヤの供給量が制限されることが予想されるための措置である。

 ミシュラン・モータースポーツが5月6日(金)にアナウンスしたこの変更は、フランスのタイヤメーカーとIMSAが共同で合意したものであり、ウェザーテック・スポーツカー選手権をはじめ、ミシュラン・パイロット・チャレンジ、プロトタイプ・チャレンジ、さらにポルシェカレラカップ・ノースアメリカのチームに影響を与えることになる。

ポルシェのGTDプロに対する姿勢は、IMSA GTPが始まる2023年も「まったく同じ」

 ポルシェは、IMSA DTPでのLMDhプログラムを開始する2023年も、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のGTDプロクラスへ参加を希望するカスタマーチームをサポートすることに前向きであり、その姿勢を崩さないつもりだ。

 ポルシェのモータースポーツ責任者であるトーマス・ローデンバッハは、Sportscar365に対し、ドイツのメーカーはトップレベルのGTカスタマーレースのために掲げている「非常に明確な哲学」に従い続けており、これはLMDhの到着によって中断されることはないだろうと語った。