ノリス今季初表彰台「思いもしなかった結果。ラッキーではあったが皆が良い仕事をした」マクラーレン/F1第4戦

 2022年F1エミリア・ロマーニャGP決勝で、マクラーレンのランド・ノリスは3位を獲得した。5番グリッドからスタートで3番手に上がった後、4番手に落ち、その位置で走行。レース終盤、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がスピンにより後退したため、ノリスは3位に繰り上がり、今シーズン初表彰台を獲得した。

■ランド・ノリス(マクラーレンF1チーム)
決勝=3位
5番グリッド/タイヤ:インターミディエイト→ミディアム

【角田裕毅F1第4戦密着】1年前のイモラとは見違えるレース結果に。成長の糧は「自信とレースウィークの組み立て」

 1年前、イモラで角田裕毅(アルファタウリ)はもがいていた。

 デビュー2戦目として迎えたエミリア・ロマーニャGPの舞台であるイモラは、角田がF1マシンで最も多くの周回を走り込んだサーキットだった。デビュー戦でいきなり入賞した角田は、2戦目のエミリア・ロマーニャGPでは、さらに多くのポイントを獲ろうと、目標を高く設定しすぎていた。

レッドブル、2016年以来の1-2で選手権首位に肉薄「これで失意から立ち直ることができる」と代表/F1第4戦

 2022年F1エミリア・ロマーニャGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは優勝、セルジオ・ペレスは2位だった。レッドブルにとって、2016年マレーシアGP以来の1-2だった。

 ライバルのフェラーリは、カルロス・サインツがリタイア、シャルル・ルクレールが6位に終わり、コンストラクターズ選手権において、この週末、20点追加するにとどまった。レッドブルは58点を獲得し、ポイントリーダーであるフェラーリとの差を11点まで縮めた。

「他人のミスの代償を支払う羽目になった」サインツ、接触に怒りもリカルドの謝罪を受け入れ:フェラーリ/F1第4戦

 2022年F1エミリア・ロマーニャGP決勝で、フェラーリのカルロス・サインツはオープニングラップで、ダニエル・リカルド(マクラーレン)と接触したことで、リタイアを喫した。

 このインシデントをスチュワードは審議対象にはしなかったが、リカルドはレース後、フェラーリのモーターホームを謝罪のために訪れた。また、SNSを通して「1周目のインシデントにより自分のレースもカルロスのレースも台無しにしてしまった。彼に申し訳なく思う。本当にがっかりしている」とコメントしている。

スピンで3位を逃したルクレール、チームとファンに謝罪「欲張りすぎてポイントを失った」フェラーリ/F1第4戦決勝

 2022年F1エミリア・ロマーニャGP決勝で、フェラーリのシャルル・ルクレールは6位でフィニッシュした。2番グリッドだったが、スタートで4番手に落ち、8周目にひとつポジションを取り戻した。終盤、ソフトタイヤに交換して前を行くセルジオ・ペレス(レッドブル)を追っている時にコースオフし、バリアにヒット。幸いコースに復帰できたものの、ピットストップせざるを得ず、いったん9番手に落ち、そこから挽回していったが6位フィニッシュにとどまった。

ペレス2位「ルクレールとの戦いはハードだった。難コンディションでミスなく走り素晴らしい結果をつかんだ」F1第4戦

 2022年F1エミリア・ロマーニャGP決勝で、レッドブルのセルジオ・ペレスは2位を獲得した。マックス・フェルスタッペンが優勝したことで、レッドブルは、2016年マレーシアGP以来の1-2を達成した。

 3番グリッドのペレスは、スタートでシャルル・ルクレール(フェラーリ)を抜いて2番手に浮上、その後、ルクレールにそのポジションを譲ることなくチェッカーを受けた。スプリントで3番手を獲得したため、今週末合計24ポイントを稼ぎ、ドライバーズランキングで3位にポジションを上げた。

フェルスタッペン、グランドスラム&最大得点で選手権2位に「完璧な週末だった。この調子で勝ち続けたい」/F1第4戦

 2022年F1エミリア・ロマーニャGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは今季2勝目を挙げた。ポールポジションから全63周をリードし、ファステストラップも記録して、グランドスラムを達成。2位にセルジオ・ペレスが入ったため、レッドブルにとっては2016年マレーシアGP以来の1-2となった。

 フェルスタッペンは土曜スプリントも制し、今週末、最大ポイントの合計34ポイントを獲得、ドライバーズランキングで一気に2位に浮上した。首位シャルル・ルクレール(フェラーリ)との差は27点に縮まった。

角田裕毅7位「ホームで入賞できて最高に嬉しい」代表は「エキサイティングなパフォーマンス」と称える/F1第4戦決勝

 2022年F1エミリア・ロマーニャGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は7位を獲得した。

 12番グリッドから1周目に10番手、5周目に9番手に上がり、タイヤ交換後も9番手を走行。後方のランス・ストロール(アストンマーティン)から仕掛けられた際にもポジションを守り、47周目にはケビン・マグヌッセン(ハース)を抜き、54周目にはセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)をかわし、シャルル・ルクレール(フェラーリ)のピットストップにより6番手に浮上。63周のレースの62周目にルクレールに抜かれたが、7位でフィニッシュし、6点を獲得した。

フェルスタッペン完勝、レッドブルがW表彰台を獲得。ルクレールは終盤に痛恨のスピン【決勝レポート/F1第4戦】

 4月24日現地時間15時、F1第4戦エミリア・ロマーニャGPの決勝が行われた。

 午前中は晴れ間が広がっていたが、正午になって雲が増え急に雨が降り出してウエットコンディションに。雨は14時に上がったものの、気温は12度、路面温度は18度というコンディション。路面は濡れたままでインターミディエイトタイヤを履いてスタートに臨んだ。