歴史あるサーキットのF1カレンダー脱落を懸念するベッテル。新会場と伝統ある場所の組み合わせが必要と主張

 4度のF1世界チャンピオンであるセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)は、F1が新しい魅惑的な場所へ行くことに賛成しているが、ヨーロッパの“主要な”コースから離れてしまうのは「ひどいことだ」と述べている。

 F1の商業権保有者であるリバティ・メディアは、グランプリレースの開催範囲を拡大し、マイアミやラスベガスなどの新たな開催地を追加しているが、一部の歴史的な会場の運命についての疑問は残ったままだ。

【中野信治のF1分析/第3戦】中低速で強いフェラーリと市街地で如実に表れたマシン特性。衰え見せないアロンソ

 新規定元年でマシンの見た目が大きく変わった2022年シーズンのF1がついに始まり、昨年までとは勢力図もレース展開も大きく変更。日本期待の角田裕毅(アルファタウリ)の2年目の活躍とともに、元F1ドライバーでホンダの若手育成を担当する中野信治氏が独自の視点でレースを振り返ります。今回は第3戦オーストラリアGP。フェラーリが圧勝したなかで、市街地ならではのマシンの挙動、特性の違いが明らかになりました。

「フェラーリ・ヴィジョンGT」登場!フェラーリの過去のレーシングカー、そして戦闘機をミックスした近未来的なコンセプトカー

| フェラーリの市販車はこれまでにも大きくデザインを変化させており、しかしどのクルマも「紛れもないフェラーリ」なのが面白い | 外部デザイナーも「フェラーリのDNA」を再現するのに様々な手法を用いてい …

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メルセデスF1のラッセル、ハミルトンへの対抗意識はなし「5位を争っても仕方ない。今は団結してマシンを改善する」

 2022年F1世界選手権の3戦が終わった時点で、メルセデスのジョージ・ラッセルは37ポイントを獲得してドライバーズランキング2位につけており、チームメイトであるルイス・ハミルトンは28ポイントで5位となっている。

 24歳のラッセルは、今年メルセデスに加入、いずれは7度の世界チャンピオンであるハミルトンの後を継ぐ存在になるとみられている。

【動画】F1第3戦に実物大のレゴ製マクラーレンMCL36が登場。制作過程1900時間のタイムラプス

 2022年F1第3戦オーストラリアGPのレースウイークに登場し、関係者と観客の注目を集めた実物大のレゴ製マクラーレン『MCL36』。アメリカCBSの人気ドキュメンタリー『Inside Edition』がYouTubeに公開した動画では、この一風変わったマシンが制作される過程をタイムラプスで見ることができる。

F1技術解説:第3戦(1)圧勝したフェラーリF1-75。対レッドブルの優位性はどこにあるのか

 2022年F1第3戦オーストラリアGPで各チームが走らせたマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが観察、印象に残った点などについて解説する。今回は圧勝したフェラーリF1-75の優位性について考察する。

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■異なるサーキット特性への順応性が高いフェラーリF1-75

 前戦サウジアラビアではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に敗れたシャルル・ルクレール(フェラーリ)だったが、第3戦オーストラリアGPではフェラーリの優位性を見事に証明した。予選では序盤3戦で最大のギャップとなる0.286差をつけたF1-75は、あらゆるコーナーで速く、優れたパワーとバランス、そしてタイヤの持ちの良さも備えていた。

【動画】サウンドオン!ゴードン・マレーT.50が快音とともにサーキットを走る!イベントにてV10世代のF1マシンを先導する

| これほど豪華なイベントもほかになさそうだ | やはりV12エンジンのサウンドは格別 さて、グッドウッドにて開催された「V10時代のF1マシンのパレード」にて、ゴードン・マレー・オートモーティブ(G …

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【動画】フェルスタッペンのパフォーマンスコーチがバッグの中身を紹介。F1王者を鍛えるトレーニング用品も

 F1の現場で働く人たちのバッグには一体何が入っているのだろうか。レッドブルが公開したピットストップならぬ『キットストップ』という動画では、チームで働くスタッフが毎戦サーキットに持ち込む必需品(=キット)を紹介してくれる。

 今回の動画に登場したのは、マックス・フェルスタッペンのパフォーマンスコーチを務めるブラッドレイ・スケインズ。彼はいわばフェルスタッペンの専属トレーナーであり、ドライバーが高いパフォーマンスを発揮できるようコンディションを整えることがその仕事だ。

フェラーリが速さをみせる2022年のF1勢力図に好意的なノリス「他のチームにも可能性がある」

 マクラーレンのランド・ノリスは、メルセデスが低迷しフェラーリが躍進を果たしている2022年シーズンのF1勢力図を好意的に捉えていることを明らかにした。

 大幅なレギュレーション変更が行われた2022年F1の序盤3戦が終了し、その勢力図が徐々に明らかになりつつあるなか、大きな驚きとなっているのがメルセデスの失速だ。

【全ドライバー独自採点/F1第3戦】完璧なルクレールと大健闘のアルボン。ベッテルは4度の王者らしからぬ走り

 長年F1を取材しているベテランジャーナリスト、ルイス・バスコンセロス氏が、全20人のドライバーのグランプリウイークエンドの戦いを詳細にチェック、独自の視点でそれぞれを10段階で評価する。

 2022年F1第3戦オーストラリアGPでは、フェラーリのシャルル・ルクレールがポールポジションから全ラップをリードし、ファステストラップも記録するというグランドスラムを達成。また、予選、決勝ともにセーフティカーが出動、これが何人かのドライバーに運・不運をもたらした。オーストラリアGPでのそれぞれのドライバーたちの戦いぶりを、バスコンセロス氏が振り返る。