師匠を追い抜く弟子。刻々変わる予選の路面「フラップ調整は効果的」と角田裕毅【SNSピックアップF1第4戦(2)】

 抜きづらいと言われるイモラ・サーキットではあるがスプリントではバトルが続発し想像以上に興奮するレース展開となった。さらに弟子が師匠を追い抜くシーンなどドラマチックなシーンも。コース外ではアルファタウリのふたりが本音で語る人気シリーズの最新版がリリース。コース内外の話題をSNSから紹介する。

●「フラップは重要なんだ」と角田

 アルファタウリのビハインド・ザ・バイザーシリーズシーズン2。早くも3回目を迎えた今回のテーマは『フラップとウイング』だ。セッティングの変更がどれだけマシンの反応が変わるのか、つねに意識を集中して感じ取り、的確にエンジニアとコミュニケーションを取る。真剣なふたりのコメントは必見だ。

ガスリー接触で17番手「周冠宇が十分なスペースを与えてくれなかった」アルファタウリ/F1第4戦スプリント

 2022年F1エミリア・ロマーニャGPの土曜スプリントで、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーは17番手だった。1周目に周冠宇(アルファロメオ)と接触したため、タイヤとフロントウイング交換のためにピットに戻らなければならなかった。これにより最後尾(19番手)に落ち、そこからウイリアムズ2台を抜いてふたつ順位を上げてフィニッシュした。

レッドブル&HRC密着:終盤のバトルは想定内。ルクレールのペースが落ちるのを待って仕掛けたフェルスタッペンに軍配

 昨年から始まったスプリント予選が、今年から『スプリント』という名称に変わって、今シーズン最初のスプリントレースが行われた。

 3回行われた昨年のスプリント予選では、スタート直後の攻防でトップが入れ替わることはあったが、中盤から後半にかけてトップが交代するバトルが繰り広げられたことはなかった。

レッドブル代表「ふたりの見事な走りで1&3番グリッドを確保。スタート改善策も講じる」/F1第4戦スプリント

 2022年F1エミリア・ロマーニャGPの土曜スプリントで、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは1番手、セルジオ・ペレスは3番手でフィニッシュした。

■レッドブル・レーシング
チーム代表クリスチャン・ホーナー

 ドライバーふたりとも、今日は素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。この結果はマックスの功績だ。彼は、冷静さを保ち、忍耐強く、シャルル(・ルクレール)の後ろを走り続けた。

ペレス、7番グリッドから3番手でフィニッシュ「ダメージを最低限に抑えた。明日は優勝を狙う」F1第4戦スプリント

 2022年F1エミリア・ロマーニャGPの土曜スプリントで、レッドブルのセルジオ・ペレスは、7番グリッドから3番手までポジションを上げてフィニッシュした。これによりペレスは6点を獲得した。

■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP2=2番手(1分19秒538:ミディアムタイヤ/33周)
スプリント=3番手(7番グリッド/ソフトタイヤ)

【角田裕毅F1第4戦密着】FP2で好感触を得て臨んだスプリント。我慢強い走りで王者から順位を守り切る走りを披露

 雨のなかでフリー走行1回目と予選が行われたF1第4戦エミリア・ロマーニャGP初日から一夜明けた土曜日のイモラは、青空が広がった。午後12時30分から開始されたフリー走行2回目は、ドライコンディションのなかで60分間のセッションが行われた。

 金曜日に完全に乾いた路面でドライタイヤの走行を行っていないため、どのチームも数時間後にスタートとなるスプリントと、日曜日のレースに向けたロングランを精力的に行っていた。

ルクレール「マックスを引き離そうとプッシュしすぎたツケが最後に回ってきた」フェラーリ/F1第4戦スプリント

 2022年F1エミリア・ロマーニャGPの土曜スプリントで、フェラーリのシャルル・ルクレールは2番手、カルロス・サインツは4番手だった。

 ルクレールは2番グリッドからスタートでトップを奪い、レースの大半をリードするが、終盤タイヤのグレイニングに苦しみ、22周のスプリントレースの20周目、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)にかわされて2番手フィニッシュとなった。

スプリントを制したフェルスタッペン「終盤ルクレールよりタイヤの状態が良かったことで首位を取り戻せた」/F1第4戦

 2022年F1エミリア・ロマーニャGPの土曜スプリントで、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは1番手でフィニッシュした。1番グリッドからスタートした直後にシャルル・ルクレール(フェラーリ)に抜かれ、スプリントレースの大半を2番手で走った。終盤、タイヤに苦しみ出したルクレールとの距離を縮め、21周のレースの16周目にDRS圏内に入り、20周目のファーストシケインで追い抜き、そのままトップでチェッカーを受けた。

角田裕毅、満足の12番手「スタートが成功、マシンも好調だった」メルセデスとの戦いをチームも絶賛/F1第4戦スプリント

 2022年F1エミリア・ロマーニャGPの土曜スプリントで、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は12番手を獲得した。角田は16番グリッドから1周目に13番手に上がり、後ろを走るルイス・ハミルトン(メルセデス)を抑えきり、終盤、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)の前に出て、12番手でフィニッシュした。

スタートで躓くも、フェルスタッペンが終盤に首位奪還。ルクレールは守りきれず2番手【スプリントレポート/F1第4戦】

 4月23日現地時間16時30分、F1第4戦エミリア・ロマーニャGPのスプリントが行われた。

 この日は朝から好天に恵まれたが、開始1時間ほど前から雲が増えて所々で雨粒がパラつくなかでスタートを迎えた。気温は20度、路面温度は28度。FP2のロングラン結果からほぼ全車がソフトタイヤを選択し、ハース勢とニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)だけがミディアムタイヤでスタートに臨んだ。