「バクーにはやり残した仕事がある」昨年アクシデントで逃した優勝を狙うフェルスタッペン/F1第8戦プレビュー

 F1のドライバーズ選手権で首位に立っているレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、今週末の第8戦アゼルバイジャンGPに向けバクーを訪れることを楽しみにしていると語ったが、その一方で「やり残した仕事がある」とも述べた。

 2021年のアゼルバイジャンGPでは、フェルスタッペンはそのシーズン3度目の優勝に向けてレースで圧倒的なリードを保っていたが、メインストレートでタイヤがパンクし、チェッカーフラッグまであと6周のところでウォールに激突した。フェルスタッペンのライバルであるルイス・ハミルトン(レッドブル)もレースのリスタート後に不運に見舞われ、やはりバクーを手ぶらで去ることになった。その日のレッドブルを救ったのは、セルジオ・ペレスだった。

角田裕毅「モナコのようなレースは繰り返さない。バクーではクリーンな週末を過ごして入賞したい」/F1第8戦プレビュー

 アルファタウリの角田裕毅は、F1第8戦アゼルバイジャンGPの週末をスムーズに過ごし、ポイントを獲得したいと語った。

 前戦モナコでは、FP1で11番手、FP2で10番手、FP3で11番手と好位置につけた。予選ではQ1で小さなクラッシュをしたが、11番手を獲得。そこから入賞を目指したものの、17番手フィニッシュという結果になった。

アルファロメオF1がスペシャルカラーでアゼルバイジャンに登場。新車トナーレ発売を記念しトリコローレカラーに

 アルファロメオF1チーム・オーレンは、F1第8戦アゼルバイジャンGPで、特別カラーのC42を走らせることを発表した。

 アルファロメオの新型SUV『アルファロメオ・トナーレ』が今週末から、ヨーロッパの主なショールームに登場することを記念し、アルファロメオF1チームはバクーのグランプリウイークエンドに走らせるC42に、イタリアのトリコローレを施すことを決めた。

F1アゼルバイジャンGPに向け、FIAがバクー市街地コースのピットエントリー改修を要請。安全性の向上を図る

 バクー市街地サーキットは、来月開催されるF1第8戦アゼルバイジャンGPに向けてピットレーンを改修し、昨年のレースで起きたドラマを踏まえて、安全性を向上するつもりだ。

 ドライバーは、コンクリートバリアでコースと区切られているピットエントリーをフルスピードで通りすぎるが、エントリーの一部はコースに対し非常にオープンな角度になっており、問題が発生した場合にドライバーたちは無防備な状態になってしまう。