どん底のフリー走行から2秒の改善。阪口晴南が学んだ“セッティングの導き方”【SF第4戦予選】

 2022年シーズンの全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦オートポリス。開幕戦富士から後方に沈むことが多かった阪口晴南(P.MU CERUMO・INGING)が、今大会では予選Q1のBグループで2番手に食い込むパフォーマンスを披露した。予選Q2では11番手となり、最終的には悔しさを滲ませる結果となったが、阪口はここまでの不調から脱出する“大きなヒント”を掴んだようだ。

「オートポリスだからこそ」の収穫を得る。タイヤも複数種類をトライ/次世代車両開発テスト

 5月18〜19日、大分県日田市のオートポリスで、全日本スーパーフォーミュラ選手権のこの先の50年を見据えた次世代車両の第3回開発テストが行われた。富士スピードウェイでの第1回、鈴鹿サーキットでの第2回に続き、石浦宏明と塚越広大のふたりが2日間合計8時間を走り込み、さまざまなテストを行った。

SF NEXT50開発車両の“赤虎”“白虎”がミニカーに。5月末までの期間限定で発売

 JRP日本レースプロモーションは4月26日、『SUPER FORMULA NEXT50(SF NEXT50)』開発テストカー、通称“赤虎”“白虎”の1/43スケールミニカーを発売すると発表した。

 全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営するJRPは昨年、「ドライバーズファースト」「カーボンニュートラルの実現」などを掲げたSF NEXT50プロジェクトを発表し、2022年4月から次世代フォーミュラカーの開発テスト車両である、通称“赤虎(Red Tiger)”と“白虎(White Tiger)”を用いた走行テストを実施している。

新素材カウルで“赤虎”“白虎”が鈴鹿を走行。現時点の課題は3つ/次世代車両開発テスト

 この先の50年を見据えた次世代車両の開発のため、4月から始まっているスーパーフォーミュラの開発テスト。第3戦明けの4月25日から2日間、三重県の鈴鹿サーキットで第2回目となるテストが行われ、通称“赤虎”“白虎”と呼ばれる2台のSF19テスト車両が、石浦宏明と塚越広大の手により精力的に周回を重ねた。