ドライバーたちも疑心暗鬼のパフォーマンス。3メーカー有力候補に聞いた手応え/第1戦GT500プレビュー

『GTはフタを開けて見なければわからない』、『昨年、予選から突然GRスープラがメチャメチャ速かった』、『テストでは三味線もあったと思う』など、相変わらずGT500クラスらしいコメントが溢れた、スーパーGT開幕戦岡山国際サーキットでの搬入日。直前の富士公式テストもほとんどがウエットコンディションになったため、ますますGT500の勢力図がわからないままだが、今回は各メーカーから移籍したドライバー、新コンビとなるドライバーにフォーカスして開幕戦の抱負を聞いた。

必勝体制のBMW Team Studie“最後のピース”ファーフスがついに来日「勝つことを目標に来た」

 4月16〜17日、岡山国際サーキットで開催されるスーパーGT第1戦岡山。ついに迎える開幕戦だが、今季GT300クラスで大幅に体制を強化したBMW Team Studie x CSLの“最後のピース”とも言える、BMWワークスドライバーのアウグスト・ファーフスが来日を果たし、第1戦に参戦することになった。

2枚刃から4枚刃。3メーカーのフリックボックスを間近でチェック【GT500開発最新事情とアプローチ/第1戦岡山】

 2014年から採用されている現行GT500の空力規定は、フラットボトムを起点にした高さ275mmまでの範囲と前後のホイールハウスを囲むエリアを“デザインライン”として定め、トヨタ、ホンダ、ニッサンの参戦3社合意のもと、空力開発の自由度を維持するべく外観から視認可能な部分のみ開発を許可する方針を採用している。

JLOCに注入される“GT500のノウハウ”。好調フェラーリも「レベルアップ」に自信/第1戦GT300プレビュー

 テストまでの結果を見れば、なんとなくの状況は見てとれる。だが、それがそのまま勢力図を反映しているかどうか分からないのが、GT300クラスの難しさであり奥深さだ。

 今季はGT300規定勢の燃料リストリクターが絞られるなど、参加条件(BoP)変更の影響も取り沙汰されているが、パドックでは「テストは三味線かもしれないし、結局はレースウイークが始まってみないと分からない」という見方をする関係者は多い。

 そんな背景を踏まえつつも、テストまでで目立った好調ぶりを見せているふたつの陣営に、その要因や今週末の第1戦『OKAYAMA GT 300km RACE』への展望などを聞いた。

いよいよ2022年スーパーGT開幕戦。編集スタッフがガチ予想する第1戦岡山GT500ウイナー&ポールポジション

 2022年シーズンのスーパーGT開幕戦岡山の予選PPとウイナーを、オートスポーツweb編集スタッフがズバリ予想。公式テストから大きくコンディションが異なる今週末は予測ができないが、そんな時こそ長年の経験と勘が役に立つ(はず)。個人的な希望を極力排しつつ(たぶん)、走る前からガチで当てに行きます!

ファン投票で受賞チームが決まる。スーパーGTの『J SPORTSベストパフォーマンス賞』がリニューアル

 4月15日、スポーツ専門チャンネルのJ SPORTSは、これまでスーパーGTの決勝レースにおいてGT500クラスの表彰台獲得チームのうち、いずれかのチームに贈っていた『J SPORTSベストパフォーマンス賞』のリニューアルを発表した。2022年シーズンより、贈呈チームをファン投票で決める“ファン参加型の賞”へと生まれ変わり、対象もGT500の表彰台獲得チームから、GT300を含めた全チームへと拡大されることとなった。

【随時更新】2022年スーパーGT第1戦岡山国際サーキット 4月15日搬入日の様子

 いよいよ4月16〜17日、岡山県の岡山国際サーキットで、2022年のスーパーGT開幕戦となる第1戦『OKAYAMA GT 300km RACE』が開催される。ファン待望の開幕戦を前に4月15日(金)にはサーキットで搬入作業が進められた。

ARTA、2022年も『ARTAトークショー』をYouTubeで生配信。ドライバー&首脳陣が出演

 4月14日、ARTAは今週末の4月16~17日に岡山国際サーキットで行われる2022年スーパーGT第1戦岡山において、『ARTAトークショー』をYouTube Liveを用いたオンライン形式で開催すると発表した。