ホンダ 2022スーパーGT第3戦鈴鹿 レースレポート

Astemo NSX-GTがホームコースの鈴鹿サーキットで2位表彰台獲得  5月28日(土)~29日(日)、鈴鹿サーキット(三重県)で2022年度スーパーGTシリーズ第3戦が開催され、GT500クラスに5台の2022年型 …

ホンダNSX陣営でトップの2位表彰台17号車Astemo、8号車と100号車との違い

 気温35度に達するコンディションのなかで行われた2022年スーパーGT第3戦『たかのこのホテル SUZUKA GT 300km RACE』。今季はここまで上位争いに顔を出せていなかった17号車Astemo NSX-GTだが、チームにとっても地元である鈴鹿サーキットで2位表彰台を獲得した。

 今季は新たに松下信治が加入し、シーズン前から注目度も高かった17号車だが、第1戦岡山では予選12番手に沈み、決勝ではポジションを上げるも9位フィニッシュ。気を取り直して臨んだ第2戦富士も、予選では歯車がかみ合わず15番手となり、決勝では着々とポジションを上げるも9位に終わるなど、不本意な成績が続いていた。

「オートポリスだからこそ」の収穫を得る。タイヤも複数種類をトライ/次世代車両開発テスト

 5月18〜19日、大分県日田市のオートポリスで、全日本スーパーフォーミュラ選手権のこの先の50年を見据えた次世代車両の第3回開発テストが行われた。富士スピードウェイでの第1回、鈴鹿サーキットでの第2回に続き、石浦宏明と塚越広大のふたりが2日間合計8時間を走り込み、さまざまなテストを行った。

SF NEXT50開発車両の“赤虎”“白虎”がミニカーに。5月末までの期間限定で発売

 JRP日本レースプロモーションは4月26日、『SUPER FORMULA NEXT50(SF NEXT50)』開発テストカー、通称“赤虎”“白虎”の1/43スケールミニカーを発売すると発表した。

 全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営するJRPは昨年、「ドライバーズファースト」「カーボンニュートラルの実現」などを掲げたSF NEXT50プロジェクトを発表し、2022年4月から次世代フォーミュラカーの開発テスト車両である、通称“赤虎(Red Tiger)”と“白虎(White Tiger)”を用いた走行テストを実施している。

新素材カウルで“赤虎”“白虎”が鈴鹿を走行。現時点の課題は3つ/次世代車両開発テスト

 この先の50年を見据えた次世代車両の開発のため、4月から始まっているスーパーフォーミュラの開発テスト。第3戦明けの4月25日から2日間、三重県の鈴鹿サーキットで第2回目となるテストが行われ、通称“赤虎”“白虎”と呼ばれる2台のSF19テスト車両が、石浦宏明と塚越広大の手により精力的に周回を重ねた。

新鮮な発見に驚く塚越広大、新たな発想を持ち込む松下信治【GT500新コンビのファーストインプレッション/17号車Astemo NSX-GT】

 毎年、スーパーGTのGT500クラスでは各陣営ともにドライバーの入れ替えなど体制変更を行うチームが多く、2022年もGT500クラス15台のうち8台でペアが変更となった。コンビが変わると、セッティングの方向性やドライビンススタイルなど“相性”の部分も気になってくるもの。

 近ごろのスーパーGTはタイム差が非常に拮抗しており、ほんのわずかな差で順位が決まってしまうため、コンビネーションの良さも勝利を掴むためには欠かすことができない要素となる。そこで、今シーズン新たなぺアを結成ドライバーたちに、パートナーの印象や相性などを聞いていく。

 今回は金石勝智監督率いるAstemo NSX-GTだ。ここ数年は塚越広大とベルトラン・バケットのコンビで参戦したが、バケットがニッサン陣営に移籍。入れ替わるかたちでニッサン陣営から松下信治が17号車に加わった。