BTCホンダのジョシュ・クック連勝。ポール獲得のBMWターキントンも今季初勝利/BTCC第2戦

 5月14~15日の週末にブランズハッチ、インディ・サーキットで争われた新時代のBTCCイギリス・ツーリングカー選手権第2戦は、今季より“ブラック&グラファイト”のカラースキームをまとうジョシュ・クック(リッチ・エナジーBTCレーシング/FK8型ホンダ・シビック・タイプR)が、雨混じりのトラックで快心の連勝劇。予選でキャリア通算25回目のポールポジションを獲得していた4冠王者コリン・ターキントン(チームBMW/BMW 330e M-Sport)も、最終ヒートで共通ハイブリッド搭載車での初勝利を飾っている。

BTCC開幕前最後の公式テストは王者サットン最速。共通ハイブリッドの運用ガイドラインも公開

 2022年に史上初の共通ハイブリッド機構を導入するBTCCイギリス・ツーリングカー選手権は、ドニントンパーク、クロフトと続いた公式プレシーズンテストの締め括りとして、4月13日のスラクストンでシーズンラウンチを兼ねた恒例の“メディアデイ”を実施。午前、午後と通常どおり設定された開幕前最後のセッションでは、フォード陣営への電撃移籍を決めたディフェンディングチャンピオン、アシュリー・サットン(NAPAレーシングUK/フォード・フォーカスST)がこのオフ初のトップタイムを記録し、4月23~24日の開幕戦ドニントンに向け万全の準備体制を整えた。

 各陣営とも、新シーズンに向けたお披露目会も兼ねる最後の公式テストが、今季は高速トラックのスラクストンを舞台に開催された。