ランボルギーニドライバーのル・マンLMP2参戦はLMDhを意識?「僕が決めることではない」とミルコ・ボルトロッティ

 ランボルギーニのNo.1ファクトリードライバーとしてDTMドイツ・ツーリングカー選手権をはじめ、GTワールドチャレンジヨーロッパ/エンデュランス・カップなど数多くのカテゴリーで活躍中のミルコ・ボルトロッティは、6月11〜12日に決勝レースが行われる第90回ル・マン24時間レースに出場している。

 ル・マンでボルトロッティがドライブするのは、チームWRTの32号車オレカ07・ギブソン。つまり、LMP2車両となる。ランボルギーニ使いがプロトタイプカーで耐久レース最高峰へ。念願のル・マン初出場を果たすボルトロッティに、レースウイークを迎える心境や、気になる将来について聞いた。

ランボルギーニ、LMDhのベースシャシーにリジェを選定。4コンストラクターが揃う

 2024年からWEC世界耐久選手権とIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の双方に新型LMDh車両を投入する予定のランボルギーニは、フランスのリジェ・オートモーティブとのテクニカル・パートナーシップを発表、ランボルギーニLMDhマシンはリジェLMP2シャシーをベースにすることが決定した。

パリから“ミニバン相乗り”でやってきたFE御一行/ランボルギーニLMDh参画チームの噂etc.【テストデーTopics】

 6月5日、サルト・サーキットで計8時間にわたって行われた、第90回ル・マン24時間レースのテストデー。決勝を翌週に控え、各陣営はこの公道を含む全長13km超のコースを今年初めて走行し、マシンのセットアップを行った。

 ここでは、テストデーのパドックで集めた情報をお届けする。

■IMSAデトロイト、FEインドネシアからの“大移動”

ランボルギーニ、LMDh初年度は“1チーム”で最大4台。GT3同様、ファクトリー参戦はしない方針

 ランボルギーニのモータースポーツ責任者ジョルジオ・サンナは、WEC世界耐久選手権とIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の参戦初年度に、ランボルギーニLMDhを単一のチームが走らせると明らかにした。

 ランボルギーニは5月17日、2024年からWECのハイパーカー・クラスとウェザーテック選手権のGTPカテゴリーに登場する予定のLMDhプロトタイプを開発すると発表している。