F1技術解説:第5戦(2)新ウイングの導入を中止しつつ最高速向上を図ったフェラーリ

 2022年F1第5戦マイアミGPで各チームが走らせたマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが観察、印象に残った点などについて解説する。第1回「アップデートなしでフェラーリに勝利。レッドブルRB18が持つふたつのアドバンテージ」に続く第2回では、用意してきた新リヤウイングを使用しなかったフェラーリの、レッドブルへの対抗策について語る。

生産わずか40台、フェラーリがこの50年で唯一製造したスポーツプロトタイプ「333P」が中古市場に。最初のオーナーは神戸在住のコレクター

| このフェラーリ333Pの取引価格が明かされることはおそらくないだろう | 333PはF1そしてF50と同じエンジンを積み、モータースポーツにおいて華々しい戦績をあげている さて、1993年に発表さ …

Copyright © 2022 Life in the FAST LANE. All Rights Reserved.

フェラーリが自社にてカスタムしたポルトフィーノMを公開!ボディカラーは1960-70年代のフェラーリ風、インテリアはアクアマリン

| やはりフロントエンジン搭載フェラーリにはエレガントな仕様がよく似合う | 最近はレザーにファブリックを組み合わせる例が少なくないようだ さて、フェラーリは自社にて顧客からの要望に応え車両をパーソナ …

Copyright © 2022 Life in the FAST LANE. All Rights Reserved.

ルクレール、ラウダのフェラーリF1でデモラン中にクラッシュ「モナコでまたも不運に見舞われた…」

 フェラーリのシャルル・ルクレールは、モナコ・ヒストリック・グランプリにおけるデモランでフェラーリ312B3で走行中にクラッシュを喫した。

 モンテカルロ市街地サーキットを舞台に行われるヒストリックカーレース、モナコ・ヒストリック・グランプリのイベントとして、故ニキ・ラウダが1974年に乗った312B3で走り、ファンを喜ばせていたルクレールだが、ラスカス・ヘアピンでリヤのコントロールを失い、ガードレールにリヤから突っ込み、ウイングを壊してしまった。

F1技術解説:第5戦(1)アップデートなしでフェラーリに勝利。レッドブルRB18が持つふたつのアドバンテージ

 2022年F1第5戦マイアミGPで各チームが走らせたマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが観察、印象に残った点などについて解説する。第1回では、アップデートを導入しなかったレッドブルがフェラーリに勝利した理由を探る。

────────────────────────────────

 セバスチャン・ベッテルが4連覇を果たした2010年から2013年、レッドブルのマシンはライバルたちよりもコーナーで速く、ストレートで少し遅いという明らかな傾向があった。それが今季のRB18は、真逆の選択になっている。第4戦エミリア・ロマーニャや今回のマイアミで見たように、エイドリアン・ニューウェイ設計のマシンは、トップスピードが強力な武器になったのだ。

フェラーリF1、スペインでの大型アップデートを前に、モンツァでフィルミングデー走行を実施

 スクーデリア・フェラーリが、5月13日、イタリア・モンツァで、フィルミングデー走行を実施、シャルル・ルクレールがF1-75で走行した。

 第5戦終了時点でフェラーリとルクレールは、コンストラクターズ選手権とドライバーズ選手権でそれぞれ首位に立っている。しかしこの2戦、レッドブルのマックス・フェルスタッペンに敗北を喫し、リードは大幅に減ってしまった。

ルクレール、フィオラノでジル・ビルヌーブの『フェラーリ312T4』をドライブ

 F1のドライバーズ選手権で首位につけているシャルル・ルクレールは最近、フェラーリの最も伝説的なドライバーのひとりである偉大なジル・ビルヌーブが1979年のレースで優勝した『フェラーリ312T4』をドライブした。

 言うまでもないが、ルクレールが生まれたのは、ビルヌーブがその派手なドライビングスタイルでファンやライバルを魅了し、多くの人々に愛されていた時代から15年後の1997年のことだ。

【動画】なぜ?ランボルギーニの工場からリアハッチを開けた状態のポルシェ・タイカン、そしてやはりハッチを開けたままのウルスが相次いで出てきた

| いったいこの「リヤハッチオープン」が何を意味するのかわからない | もちろんなんらかの意図があるはずだが さて、先日はランボルギーニの工場からフェラーリSF90ストラダーレが出入りしている姿が目撃 …

Copyright © 2022 Life in the FAST LANE. All Rights Reserved.

フェラーリF1の違法テストカー疑惑をFIAは否定も、ライバルは“完全な透明性”を求める

 ピレリF1タイヤテストにおいてフェラーリが違法なパーツ交換を行ったのではないかという疑いが持ち上がった後、FIAが問題なしという判断を下した。しかしマクラーレンは、その説明に完全には納得しておらず、FIAに対し「完全な透明性」を求めている。

 エミリア・ロマーニャGP後の4月26日、27日に、イモラでピレリが2023年のF1タイヤテストを実施し、フェラーリ、アルファタウリ、アルファロメオ、アルピーヌの4チームが参加した。