「無線で叫んでも意味がない」角田裕毅が明かした2年目の変化。チームとポジティブな会話で次のステップへ

 角田裕毅(アルファタウリ)が、2021年にたびたび話題になった無線での言動について、2022年はある変化があったことを明かした。

 角田は2022年F1第4戦エミリア・ロマーニャGPで予選16番手から着実に順位を上げ、7位フィニッシュでポイントを獲得。2年目となるシーズンの成長を印象づけた。

『The Race』によると、第4戦終了後に「次のステップに進んだ」と自らのドライビングを振り返った角田は、その一環として無線に対するアプローチの仕方が変わったことを明らかにした。

ガスリー、憧れのマイケル・ジョーダンと対面「F1の大ファンと知って感激。人生のなかで最高の出来事だった」

 アルファタウリのピエール・ガスリーは、F1マイアミGPを前に、史上最高のバスケットボール選手といわれる伝説の存在マイケル・ジョーダンとディナーを共にしたことは、彼の人生において最高の経験であり、一生忘れることのない思い出になると語った。

 ガスリーの個人スポンサーがNBAのレジェンドであるジョーダンと親交があった関係で、ふたりは顔を合わせることになった。現在59歳のジョーダンは、NBAで15シーズンにわたりプレーし、シカゴ・ブルズで6回の優勝を経験したスーパースター。現在はNBAのシャーロット・ホーネッツのオーナーであり、NASCARカップシリーズの23XIレーシングのオーナーでもある。

F1マイアミGPで接触リタイアのノリスとガスリーがアクシデントを振り返るも、見解は真っ二つ

 2022年F1第5戦マイアミGPの決勝レース終盤に発生したランド・ノリス(マクラーレン)とピエール・ガスリー(アルファタウリ)の接触について、ノリスはガスリーの不注意が原因だと主張したが、一方のガスリーは、ノリスのためにスペースを開けようとしていたと振り返っており、両者の見解は異なっている。

ガスリー、2回の接触でリタイア「ペースがとても良かったから本当に残念」:アルファタウリ/F1第5戦決勝

 2022年F1マイアミGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーはアクシデントによりリタイアを喫した。

 まず、ガスリーを追い越そうとしたフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)との間に接触が起きた。この事故について、アロンソにはペナルティが科された。その後、後ろから来たランド・ノリス(マクラーレン)ともクラッシュが起き、マシンのダメージが大きく、ガスリーはリタイアせざるを得なかった。

【角田裕毅F1第5戦密着】「最初からペースがなくて厳しい状況」土曜日のセットアップ変更が影響した可能性も

 なぜ、予選で9番手を獲得した角田裕毅(アルファタウリ)が、F1第5戦マイアミGPの決勝レースで、ポイントを獲得できなかったのか。

 レース後、角田はその理由を次のように語っている。

角田裕毅、トップ10圏内にとどまれず「今日のパフォーマンス不足は悔しい」チームは苦戦の原因を調査へ/F1第5戦

 2022年F1マイアミGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は12位を獲得した。角田は13番手でフィニッシュしたものの、他者がペナルティで降格されたため、12位に繰り上がった。

 テクニカルディレクターのジョディ・エギントンは角田のレースについて、次のように振り返った。

F1第5戦マイアミGP予選トップ10ドライバーコメント(1)

 2022年F1第5戦マイアミGPの予選が行われ、6〜10番手のドライバーが土曜日を振り返った。6〜10番手のドライバーはルイス・ハミルトン(メルセデス)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)、ランド・ノリス(マクラーレン)、角田裕毅(アルファタウリ)、ランス・ストロール(アストンマーティン)だ。

ガスリー今季ベストの予選7番手「このサーキットで良いグリッドを確保できたことは大きい」/F1第5戦

 2022年F1マイアミGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーは7番手を獲得した。7番手はアルファタウリにとって今シーズンここまででベストのポジション。

■ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ)
FP3 16番手(1分31秒901:ソフトタイヤ/18周)
予選 7番手(Q1=14番手1分30秒779:ソフトタイヤ/Q2=10番手1分30秒128:ソフトタイヤ/:Q3=7番手1分29秒690:ソフトタイヤ)

【角田裕毅F1第5戦密着】「いいカムバックができた」Q3進出でパフォーマンスに満足の一方、予選後には厳しい表情も

 F1第5戦マイアミGPの予選後、一通り取材を終えて、メディアセンターに帰ってくると、仲のいいヨーロッパのメディアが近づいてきて、こう言った。

「今日のユウキはコメントでは喜んでいたけど、何かに腹を立てていたようだったね」

角田裕毅、今季ベストの予選9番手「Q3進出の目標を達成。マシンの力を最大限引き出した」入賞への挑戦を誓う/F1第5戦

 2022年F1マイアミGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は、今季ベストの9番手だった。角田が予選Q3に進んだのは今シーズン初めて。

 テクニカルディレクターのジョディ・エギントンは土曜を振り返り、次のように語った。

「非常にタイトな予選だったが、ふたりとも良いセッションを積み重ね、2台揃ってQ3に進出、明日のレースに向け良いグリッドポジションを確保した。チームにとって喜ばしい結果だ」