「本当に悔しい」ガスリー、マシンダメージとペナルティで13位。ストロールには謝罪/F1第6戦決勝

 2022年F1スペインGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーは13位で完走を果たした。ランス・ストロール(アストンマーティン)と接触した件で、ガスリーは5秒のタイムペナルティとペナルティポイント2を科された。

■ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ)
決勝=13位
14番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ソフト→ソフト

【角田裕毅F1第6戦密着】暑さとマシンフィーリングに苦しみながらもポイント獲得「いつも以上に厳しい戦いだった」

 トップから1周遅れで65周のF1第6戦スペインGPのレースを走り切った角田裕毅(アルファタウリ)は、パルクフェルメにマシンを停め、車検室で体重を測定すると、いつものようにガレージ裏に出てきた。そこでヘルメットをトレーナーに渡すと、広報からタオルを受け取るまえに、両手をひざにつき、ぐったりとうなだれた。

 この日のカタロニア・サーキットはレーススタート時の気温が36℃、路面温度は49℃と真夏を思わせる高温となった。しかもカタロニア・サーキットには高速コーナーが3つあり、体力的に厳しいサーキット。角田だけでなく、多くのドライバーがレース後、ここで疲労困憊する姿を見せていた。

角田裕毅10位入賞「タフなレースだった。自分のパフォーマンスと結果に満足」代表は「最大限の成果」/F1第6戦決勝

 2022年F1スペインGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は10位でフィニッシュ、1ポイントを獲得した。ドライバーズ選手権では合計11点で12位につけている。

 テクニカルディレクターのジョディ・エギントンは角田のレースを次のように振り返った。

「厳しいレースだったが、ドライバーふたりは懸命に戦い、その結果、我々は1ポイントを手にすることができた」

ガスリー、FP3でヒートシールドのトラブル「走行時間を失い、困難な予選になった」:アルファタウリ/F1第6戦

 2022年F1スペインGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーは14番手だった。

 FP3では走行開始早々にトラブルに見舞われ、ノータイムに終わった。レッドブルは、ガスリーは「ヒートシールドのトラブルに見舞われた」と述べている。

■ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ)
FP3 20番手(ノータイム/1周)
予選 14番手(Q1=13番手1分20秒719:ソフトタイヤ/Q2=14番手1分20秒861:ソフトタイヤ)

【角田裕毅F1第6戦密着】予選に向け大きくセットアップを変更「アタックラップで納得の走りができた」と評価

 予選13番手は、今シーズンに関して言えば、第3戦オーストラリアGPと同じ結果だ。そのとき、角田裕毅(アルファタウリ)は「Q1までは(Q3へ行ける)ポテンシャルを感じられていただけに、すごく残念です」と悔しがっていた。

 しかし、今回の第6戦スペインGPで、予選直後にミックスゾーンに現れた角田の表情はメルボルンほど厳しくはなかった。それは、予選に臨む直前の状況がオーストラリアGPとは大きく異なっていたからだ。オーストラリアGPでは冒頭のコメントでも言っているように、角田はQ3へ進出できる手応えを感じていた。ところが、今回はQ3はおろか、Q2へも進出できないという危機感を持って、角田は予選に臨んでいた。

角田裕毅予選13番手「マイアミと異なりペースに苦しんでいるが、マシンの力を最大限に引き出して戦った」/F1第6戦

 2022年F1スペインGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は13番手を獲得した。

 テクニカルディレクターのジョディ・エギントンは一日を次のように振り返った。

「難しい一日だった。バルセロナではマシンが望んでいた状態ではないのだ」

「ドライバーたちはふたりとも、予選でマシンから最大の力を引き出すために頑張ってくれたが、バランスが適切な状態ではなかったため、今回はQ3に進むことはできなかった。この問題を解決することに集中している」

ガスリー11番手「ものすごく苦労した。マシンを思いどおりに機能させるのが難しい」:アルファタウリ/F1第6戦金曜

 2022年F1スペインGPの金曜、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーはフリー走行1=8番手/2=11番手だった。

■ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ)
フリー走行1=8番手(1分21秒422:ソフトタイヤ/23周)/2=11番手(1分20秒917:ソフトタイヤ/28周)

【角田裕毅F1第6戦密着】今後のアップデートに向け走行データ収集を重視。初日14番手も「全体としては悪くない」

 開幕5戦が終了し、ヨーロッパに戻ってきたF1は6戦目のスペインGPを迎えた。事実上のヨーロッパラウンド開幕戦となるこの1戦に、ライバルチームがこぞってマシンをアップデートしてきた。しかし、アルファタウリはスペインGPに新たな開発パーツを持ち込まなかった。

「そうですね、僕たちは今回、アップデートパーツは持ち込んでいません」

角田裕毅初日14番手「まだマシンに満足していない。予選Q3進出のためセットアップを仕上げていく必要がある」/F1第6戦

 2022年F1スペインGPの金曜、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅はフリー走行1=10番手/2=14番手だった。

 チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは、一日を振り返って、次のように語った。

「FP1では、2台のマシンによる空力およびメカニカル面での広範囲にわたるテスト計画を立て、それによってグランプリ前のセオリーを確認することができ、そこで学んだことをFP2に役立てることができた」

【角田裕毅を海外F1ライターが斬る:第5戦】ポジティブとネガティブが混在した週末。アドバイスは「少し落ち着け」

 2022年、アルファタウリの角田裕毅は、F1での2シーズン目を戦っている。昨年に続き、エディ・エディントン氏が、グランプリウイークエンドを通して角田の動きをくまなくチェックし、豊富な経験をもとに、彼の成長ぶり、あるいはどこに課題があるのかを忌憚なく指摘する。今回は2022年F1第5戦マイアミGPについて語ってもらった。

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 ウチの娘たちは、事あるごとに「お父さん、ちょっと落ち着いたら」と言うのだが、親に向かってなぜああいうものの言い方をするのだろうか。私が若いころには父親に対してそんな風にずけずけとものを言う勇気はなかったし、そんな口の利き方をしたら、すぐさま頭を叩かれただろう。

「そんな話を聞きたいんじゃない」とか君が言い出す前に、話題を戻そう……あれ、何の話だっけ? 冗談、冗談、もちろんマイアミでの角田裕毅についての話だ、分かってるって!