F1世界選手権に参戦するオラクル・レッドブル・レーシングは5月31日、チームのドライバーであるセルジオ・ペレスとの契約を2024年まで延長したことを発表した。
2021年シーズンからレッドブルF1に加入したペレスは、アゼルバイジャンGPでの優勝をはじめとする4度の表彰台を獲得し、最終戦アブダビGPではチームメイトであるマックス・フェルスタッペンのタイトル獲得に大きく貢献、加入初年度をドライバーズランキング4位で終えた。
2年目となる2022年シーズンは第2戦サウジアラビアGPでのポールポジション獲得や、5月29日に行われた第7戦モナコGPをメキシコ人ドライバーとして初めて制覇するなどの活躍を見せ、現在ランキング3位につけている。
そんなモナコGPから2日後、レッドブルF1とペレスの2年間の契約延長が発表され、ペレスは2024年まで同チームに所属しフェルスタッペンのチームメイトを務めることになった。
ペレスはモナコGP優勝直後に発表された契約延長について、「モナコGPで優勝することはどんなドライバーにとっても夢であり、それに続いて2024年までチームでドライブすると発表されたことは、僕にとってこのうえなく幸せなことだよ」と語った。
「このチームの一員であることをとても誇りに思うし、今はここで完全にくつろいでいる。僕たちはとてもうまくいっているし、コース上でもコース外でも、マックス(フェルスタッペン)との関係が僕たちをさらに前進させてくれているのは間違いない。チームとして大きな勢いがあり、今シーズンもその勢いを見せている」
また、レッドブルF1でチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーも「チームに加入して以来、チェコ(ペレスの愛称)は素晴らしい仕事をしてきた」とコメントした。
「彼は素晴らしいチームプレーヤーであることを何度も証明してきただけでなく、そのレベルが上がるにつれて、グリッドの頂点に立つ真の力になってきた。今年もジェッダ(サウジアラビアGP)でのポールポジション、そして先週末のモナコでの優勝で、世界チャンピオンであるマックスとの差は大きく縮まっている」
「私たちにとって、彼のペース、レース技術、経験を維持することは当然のことであり、チェコが2024年までチームのためにレースを続けてくれることをうれしく思っている。マックスとのパートナーシップにより、我々はF1で最も大きな“プライズ”をもたらすことができるドライバーペアを手に入れたと確信している」